まずはJFL。先日第26節の試合が行われ、その結果、J参入争いで大きな動きがありました。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チーム、【】の数字は平均観客動員数(J3ライセンス取得チームのみ)になります。なお、HFCはHonda FCになります。
01位 HFC(57)+23
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 滋 賀(55)+13 ◎ 【2134人】
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 青 森(50)+14 ◎ 【1924人】
現状の1位は、Honda FCですが、残り2試合負けても、3位に着けているラインメール青森は上回れないため、2位以上を確定させました。これによって、来年のJ参入枠は1つとなりました。
問題は、それが自動的な入れ替えになるのか入れ替え戦を伴うものになるのかという点に絞られたと思います。
そこで、残り2試合の勝敗でどうなるかを見ていきましょう。左から2勝・1勝1分・1分1敗・2敗のケースになります。なお、赤字は優勝確定、青字は3位確定になります。
HFC 63 61 58 57
滋 賀 61 59 56 55
青 森 56 54 51 50
Honda FCが無条件に優勝となるのは、2勝した時のみ。これが1勝1分の場合、レイラック滋賀の成績次第で優勝となるものの、得失点差が10開いているので、ほぼ確と言っていいでしょう。それ以外で優勝になるケースは、Honda FCが1分1敗ないしは2敗で滋賀・青森がそれぞれ1分1敗・2勝した場合になります。これで見ると、一番優勝の可能性が高いとも言えますね。
滋賀が優勝する条件は、2勝ないしは1勝1分でHonda FCが1分1敗以下になった時。それ以外では2位以下になります。なお、2位に留まるためには、青森の成績次第になります。
その青森は優勝することは不可能になりましたが、2位に滑り込める可能性は残しています。青森が2位に入るためには、2勝のみ。かつ滋賀の2敗を願うしかありません。勝ち点が56で並んだ場合、現状では得失点差で1つ上回る青森が2位に上がれます。
ただ、仮に勝ててもJ参入の条件の一つである平均観客動員数が2000人を上回れるかどうかに掛かっています。
滋賀に関しては、2000人以上をクリアしているため、最終戦でも2000人以上の観客を呼べれば、J参入条件はクリアできると思っています。
ここで苦しいのが青森。平均観客動員数が2000人を割っているため、ホーム最終戦である第27節で3060人以上の観客動員ができなければ、その時点でJ参入の道が絶たれてしまいます。ただ、平均入場料収入が1000万円をクリアしていれば、対象者を絞ってタダ券を配るという手法が使えなくないです。しかもホーム最終戦なので、しっかり宣伝すれば観客動員は見込めるのではないかと思います。なお、青森の今年最高の観客動員数が10/11に開催されたブリオベッカ浦安・市川戦の3111人になります。
そして、11/7・11/8・11/9には、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの1次ラウンドが開催されました。結果は以下の通りになりました。以下左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、Qが自動通過、qが勝率の最も高いことで通過した、いわゆるワイルドカードになります。なお、富山は富山新庄クラブ、東京は東京ユナイテッドFC、バサラはFC BASARA HYOGO、ジェイはジェイリースFC、徳島はFC徳島、北海道はBTOP北海道になります。
Aグループ
1位 都 農(7) +3 Q
2位 岳 南(4) ±0
3位 和歌山(2) -1
4位 富 山(2) -2
Bグループ
1位 東 京(6) +3 Q
2位 福 山(6) +1
3位 バサラ(6) +1
4位 女 川(0) -5
Cグループ
1位 市 原(9) +11 Q
2位 ジェイ(6) +4 q
3位 徳 島(3) -5
4位 北海道(0) -10
どのグループも激戦だったのですけれども、Aグループではヴェロスクロノス都農が2度目の決勝ラウンド進出を果たしました。前身のJ.FC MIYAZAKIで2018年に決勝進出を果たしていますが、その時は全敗。同じく2020年にも決勝進出を果たしていますが、その時は1分2敗。今回初勝利とJFL昇格の2つの目標を目指して戦います。なお、都農は九州リーグを2位で終わったため、全社枠での出場となったので、九州リーグの実力の高さを窺い知ることとなりました。
Bグループは3チームが勝ち点6で並んだ中、得失点の最も大きかった東京UFCが決勝進出となりました。JFL復帰を目指したコバルトーレ女川が一人負けに、決勝ラウンド進出を狙っていた福山シティFCは拮抗する実力差に揉まれた格好になってしまいましたね・・・。
東京UFCは、慶應義塾大学のサッカー部のOBチームが母体となり、そこに東京大学のサッカー部のOBが合流し、一般社団法人化してからは、J参入を目指すようになったとのこと。実は、全国地域CL出場は初めてで、実力者の多い関東リーグも初優勝だったりします。一時期東京武蔵野シティFC(現在の横河武蔵野FC)の運営に参画していましたが、2022年シーズン終了後に解消しています。
Cグループは明暗がくっきり分かれ、首位に立ったVONDS市原が自動通過、2位に入ったジェイリースFCが福山の得失点差で上回ったため、ワイルドカードでの通過となりました。
市原は、昨年JFLとの入れ替え戦に進んだものの、相手のミネベアミツミFCに最終盤クロス崩れになったキックが入ってしまい、痛恨の失点となり敗北してしまいました。あれから1年、今度こそJFL昇格を、優勝で掴んでやろうと思っていることでしょう。
そしてワイルドカードで進出したのが、九州リーグで優勝したジェイリース。2018年に設立された実業団のチームで、大分県大分市に本拠地を置きます。
ジェイリースが地域貢献のために大分市にあったサッカークラブと連携(相手先のクラブ側では合併)して設立され、2018年の県3部から1年毎に昇格を果たし、2020年には九州リーグ参入を決めます。2021年からは九州リーグに所属し、2022年を除き2位や3位と優秀な成績を残し、今年優勝を決めました。このチームも全国地域CL初出場になります。
決勝ラウンドは、ゼットエーオリプリスタジアムで11/20・11/22・11/24に開催されます。九州勢の強さが垣間見えるのか、激戦の関東リーグからJFL昇格チームが現れるのか、久しぶりの実業団チーム昇格となるか、大いに注目したいところです。