2024年のJリーグの概要が決まりました。以下、カテゴリー別と共通するところを話していこうと思います。
まずはJ1。
これまで18チームでリーグ戦は行われてきましたが、2024年からは20チームで行われます。20チーム体制はコロナ禍による特例措置(2020年は降格制度が採られなかった)を採られた2021年以来になります。またアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの枠が3になるとのことです。
降格枠は3となり、18位・19位・20位が強制降格となります。チーム数は増えても、順位が変わるだけで、降格枠は変わらないようです。
お次はJ2。
これまで22チームでリーグ戦は行われてきましたが、2024年からは20チームで行われます。2023年に60チームになったことで、リーグのチーム数の均等化を図ったことで、J2のチーム数が2つ減ることになります。20チーム体制になるのは、2011年以来23年ぶりになります。
昇格枠は3で、このうち自動昇格は2、残る1枠は3~6位のチームによる昇格プレーオフとなります。そして、これまで2だった降格枠が2024年から3になります。この降格枠に関しては全て自動降格になります。
最後はJ3。J3に関しては、2024年から大きく変わることになります。
チーム数は20と同じなのですけれども、2024年からは昇格枠が3になり、このうち自動昇格は2、残る1枠は3~6位のチームによる昇格プレーオフが始まります。恐らくJ2と同じレギュレーションで行われると思いますが、いよいよJ3でもプレーオフで昇格の決まる事態となりました。
一方でJFLの入れ替えは、1.5(最大2・最小0)になります。入れ替えの基準は以下のようになります。
①JFLでJ参入資格を持つチームが1位・2位に入った場合
J3の20位が強制降格、同じく19位がJ3・JFL入れ替え戦に進む。
②JFLでJ参入資格を持つチームが1位に入った場合
J3の20位が強制降格し、それより上の順位は残留。
③JFLでJ参入資格を持つチームが2位に入った場合
J3の20位がJ3・JFL入れ替え戦に進み、それより上の順位は残留。
④JFLでJ参入資格を持つチームが1位・2位以内に入らなかった場合
J3の19位・20位のチームも残留。
そしてJ1・J2・J3の共通事項。
まず、2024年は開幕戦が同じ日になりました。開幕は2/23で、J3は3月の開幕だったので、1ヶ月前倒しになります。終了時期は未定です。
続いて、J1の全てのチームとJ2の一部のチームが参加して行われたルヴァンカップに関しては、J2の全てのチームとJ3の全てのチームも参加する形になり、初戦はJ1の18・J2の19・J3の20の計57チームが10のグループに分け、一発勝負を繰り広げます。ここから上がってきた10チームが2回戦(ホーム&アウェイ方式)を戦い、5チームに絞られます。準決勝以降は先述の5チームに加え、ACLを戦った3チームの計8チームでホーム&アウェイのトーナメント方式で戦い、優勝チームを決めます。
しかし、ルヴァンカップも参加することで、天皇杯は予選から出場するJ3は過密日程になることは間違いないでしょう。ますます選手のやり繰りが難しいカテゴリーになりそうです。
ちなみに、2024年から明治安田生命Jリーグは、明治安田Jリーグと名称変更されます。大きく変わるJリーグ、いったいどこが大きく躍進するのでしょうか。