まずはJ3の昇格争い。自動昇格はほぼ確定だと思っていますし、プレーオフ枠も決まったかなと思ったら、思わぬ展開が待っていました。見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、栃木Cは栃木シティ、FC大阪はFC大阪、栃木Sは栃木SCになります。
1位 八 戸(69)+25
2位 栃木C(67)+24
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 鹿児島(61)+18
4位 大 阪(58)+16
5位 宮 崎(57)+15
6位 金 沢(53) +8
=== 昇格プレーオフライン ===
7位 奈 良(51) +5
8位 北九州(50) +6
9位 栃木S(49) +2
その自動昇格は、ヴァンラーレ八戸と栃木Cでほぼ確定でしょう。
栃木Cは鹿児島ユナイテッドFCに抜かれた時は、もうダメかなと思ったんですけど、よく盛り返したなと。夏の補強も手抜かりなくやったのが功を奏したんでしょう。恐らくJ3の選手層の中では、一・二を争う厚さでしょう。今後の試合日程で気にしないといけないのは、FC岐阜くらいで、あとは残留争いをしているチームの熱量に呑まれなければ、十分自動昇格は狙えます。ただ、優勝はやや厳しいかも。それは、八戸がそれ以上の勢いを持っているため。
その八戸は石﨑信弘監督に不測の事態が訪れても動じずちゃんと自分達の試合をやってのけるあたり、かなり選手達がしっかりしているとも。夏に入る前は、まだまだ不安なところもあったのに、今は盤石ですよ。今後の試合日程を見ても、ギラヴァンツ北九州に気を付けさえすれば、残りは無難な相手ばかりなので、優勝も堅いかもしれません。
昇格プレーオフは、鹿児島・FC大阪・宮崎・奈良クラブで決まったかと思っていました。しかし、ここに飛び込んできたのが、ツエーゲン金沢。ここまで6連勝してきて、遂に奈良の尻尾を掴んで引っ張り倒してしまったんですね。その引っ張り倒した先には、北九州と栃木SCがエサが来たとばかりに控えているという奈良にとっては窮地な状況に陥っているんですよ。
ただ、北九州が上り調子なのに対し、栃木SCは奈良同様調子がいいわけではないのよねぇ。
その金沢・奈良・北九州・栃木SCの今後ですけれども、金沢は北九州と栃木SCとの直接対決を控えています。そこが連勝のヤマになると見ています。
奈良は宮崎・八戸がポイントになるでしょう。この2試合で勝てないとプレーオフ圏内から脱落の可能性が高まりそうです。
北九州は八戸と金沢の試合を残しています。第34節・第37節と離れているとはいえ、この2つを落とすと厳しいでしょう。
栃木SCは鹿児島・金沢が残っており、連戦になります。この連戦を落としたら厳しいでしょう。
なお、プレーオフ圏内にいるチームの中で最も厳しいのが、宮崎。冒頭でも書きましたけど、松本山雅との試合を残していることから1試合多いんですね。第34節と第35節の間に代替試合を挟むので、過密日程になるばかりか、甲府での試合になるので、移動も大変になると思います。
一方で、残留争いも過熱している状況です。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。
14位 琉 球(37)-12
15位 松 本(36) -5
16位 長 野(26)-16
17位 高 知(35)-18
18位 群 馬(34)-12
=== J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
19位 讃 岐(31)-15
=== 強 制 入 れ 替 え ラ イ ン ===
20位 沼 津(24)-14
・・・まぁ、酷い得失点差だ(汗)。松本山雅の得失点差-5がマシに見えます。
それはさておき、14位のFC琉球から残留争いを入れていますけど、15位の松本山雅、16位のAC長野パルセイロ、17位の高知ユナイテッドSCまでは、ひと悶着なければギリギリ残留できると思っています。ただし調子を落としている松本山雅と高知だけが心配。松本山雅と高知は直接対決があり、松本山雅は高知に負けているだけあって、高知のホームで負けると、いよいよ残留争いが厳しくなるかもしれません。加えて過密日程とホームのサンプロ アルウィンが使えない(会場未定の最終節を除いて、長野Uスタジアムか山梨県甲府市にあるJITリサイクルスタジアムで開催)ので、ホームでもアウェイのような試合勘で戦わないといけないのも辛いところです。
一方で高知は、ホームで勝てないのが響いています。さらに秋田豊元監督のパワハラ問題が未だに尾を引いている格好となり、二度の監督交代もあって、なかなか上手くチームが回っていないのも厳しい状況に拍車を掛けているとも。加えて、先述の松本山雅との直接対決に加え、八戸・FC大阪という上位対決も残しているので、まさかのJFL行きの可能性が大いに残っているふうになっています。大丈夫だと思ってたのにね・・・。
そして、残留ラインギリギリにいるザスパ群馬、JFL入れ替え戦ラインにいるカマタマーレ讃岐、JFL行きになるアスルクラロ沼津が一番の危険水域にいるわけです。
群馬は上位の奈良に勝っているのが上向きに働けば、残留可能でしょう。それを見極めるためにも上位対決になる金沢・宮崎のどちらかに勝ちたいところです。
讃岐は松本山雅戦で劇的な勝利を起こしているだけに、驚異の残留力を発揮しているんですね。ひょっとしたら抜け出せるのではないかと思えるのですが、栃木C・鹿児島・八戸といった上位対決を残しているので、ここで一つでも勝っておきたいところですね・・・。
沼津はもう一つも落としたくないでしょうけど、連敗街道にまた突入しているので、厳しい。ただ、下位にいる琉球・群馬・讃岐を残しているだけに、この試合を勝ち抜けば、少なくとも19位で入れ替え戦のワンチャンにあずかれる可能性も・・・。まだあきらめてはいけない、そう思います。
次回はJFLの話。このJFLの結果次第で、沼津のJFL行きになるのか入れ替え戦止まりになるのかが決まります。