2023年11月26日

アマチュアリーグがアツくなる11月 後編

今日、アマチュアリーグの雌雄が、ほぼ決することとなりました。


まずはJFLから。
試合開始前の順位は、Honda FCが首位に立ち、優勝を既に決めています2位はJ3ライセンスの継続審議中になっているレイラック滋賀で、3位は企業チームのソニー仙台FC4位にJ3ライセンスは取得しているものの、観客動員絡みで審議の掛かっているラインメール青森で、5位にJ3ライセンスを取得しなかったブリオベッカ浦安となっています。2位と3位は勝ち点43、4位と5位は勝ち点42とどちらも同じではあるものの、得失点差で順位が分かれている格好となっているのです(優勝したHonda FCは勝ち点50)


そんな中で迎えたJFLの最終節。2位の滋賀はヴィアティン三重と、3位のソニーはFCティアモ枚方と、4位の青森は鈴鹿ポイントゲッターズと、5位の浦安はFCマルヤス岡崎とそれぞれ戦い、全てアウェイゲームになりました。
結果は、ソニーと青森は枚方と鈴鹿に負け、滋賀は三重に引き分けとなりました。一方で、浦安は岡崎に勝ち、最終的な順位は以下のようになりました(◎はJ3ライセンス取得、△はJ3ライセンス継続審議中、×はJ3ライセンス未交付ないしは企業チーム)。


1位 HFC(53)+25 ×
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
2位 浦 安(45)+7 ×
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
3位 滋 賀(44)+10 △
4位 ソニー(43)+6 ◎
5位 青 森(42)+6 ×


ということで、滋賀が引き分けたことで3位に転落し、ソニーと青森は負けたことで4位と5位にそれぞれ転落唯一勝った浦安が2位に一気に滑り込むようにジャンプアップしたことで、ライセンス無しのチームがワンツーフィニッシュとなりました。同時に、J3最下位に沈んでいるギラヴァンツ北九州に課せられる予定だった入れ替え戦は行われないことにもなりました。つまり、北九州のJリーグ残留が決まったのです。
ちなみに、三重×滋賀の試合は見に行ってきたので、後日その模様を書いていこうかと思います。非常に惜しい展開だったということだけは言っておきます。


そして、JFLへの昇格を掛けた全国地域サッカーチャンピオンズリーグは、11/22から栃木県宇都宮市にある栃木県グリーンスタジアムで開催しており、今日が最終日でした。

11/22・11/24・11/26と1日おきで開催されている決勝ラウンドは、第1節ではVONDS市原FCがジョイフル本田つくばFCに、福山シティFCが栃木シティFCにそれぞれ勝ったものの、第2節では栃木Cが市原に、つくばが福山に勝ったため、勝ち点3で横並びになり、得失点差で順位の付く格好となりました。しかし得失点差でもつくばが+1、栃木Cと市原がそれぞれ0、福山が-1となったため、栃木Cと市原は総得点の多い栃木Cが2位、市原が3位となるものすごく競った展開になっていました。
そんな中で迎えた最終節、3位に就けていた市原が最下位の福山に2-0で勝利、1位に就けていたつくばが2位の栃木Cに0-4で敗れたため、最終的な順位は、以下のようになりました。


1位 栃木C(6)+4
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
2位 市 原(6)+2
=== JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン ===
3位 つくば(3)-3
4位 福 山(3)-3


午前の試合で首位に立った市原でしたけど、午後の試合で4点取った栃木Cが市原をかわし、JFLへの自動昇格(前身の栃木ウーヴァFCから数えると6年ぶりのJFL復帰。栃木Cとしては初のJFL昇格)をゲットし、市原が既にJFL最下位の決まっていた沖縄SVとの入れ替え戦に回ることになりました。3位のつくばと4位の福山は勝ち点だけでなく得失点差も同じだったため、第2節の結果が考慮され、つくばが上位になりました。


やはり、栃木Cは宇都宮市での開催(栃木Cのホームは栃木市)だったとはいえ、地元での開催になったことが昇格への大きな要因になったのではないかと。2位・3位が関東リーグのチームだったのも、比較的近い関東圏での開催だったからというのも要因だったのではと。距離が近いので移動も楽だったのではないかと。その点では初めての参戦であるというのと中国地方からの遠征になるので、天皇杯の経験があるとはいえ、長距離の移動には不慣れだったのではないかと。
それに加え、栃木Cは田中パウロ純一選手を始め、元Jリーガーを揃えていたのも大きな要因だったのではないかと。地域リーグでは、まだまだJリーガーの活躍が期待できそう・・・かな?こればっかりは、チームによっては、上手くいってないところもあるので。


これによって、残った昇格・残留争いは、先述の沖縄×市原の入れ替え戦のみとなりました。入れ替え戦は沖縄主催となり、会場はタピック県総ひやごんスタジアムでの一発勝負となりました。しかも90分(前後半45分)で引き分けの場合は、30分(前後半15分)の延長戦に。それでも決着がつかない場合はPKによる決着となるとのことなので、かなりプレッシャーのかかる試合になるかもしれません。ただ、去年行われたFC刈谷×クリアソン新宿の試合は、新宿が刈谷を蹂躙していたので、全くもってわからないのが入れ替え戦ですわ(苦笑)。


沖縄が生き残るのか、市原が初のJFL昇格になるのか。試合は12/3の午後1時に行われます。


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Posted by alexey_calvanov at 20:10Comments(0)

2023年11月12日

アマチュアリーグがアツくなる11月 前編

JFLとその下の地域リーグがアツくなるのが、11月なんです。というのも、11月中にはJFLの日程が終了することが多く、その下の地域リーグは、11月に全国地域サッカーチャンピオンズリーグというカップ戦が控えているからです。
その地域リーグの王者を決めるカップ戦でもあり、JFL昇格を決めるカップ戦でもある全国地域サッカーチャンピオンズリーグが、11/10から始まり、決勝である2次ラウンドに上がるための1次ラウンドが今日まで行われていました


全国地域サッカーチャンピオンズリーグに参加できるのは、地域リーグ(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)優勝の9チームと全国社会人サッカー選手権大会で上位になったチームがベースになるのですけど、今年は全国社会人サッカー選手権大会で出場権を得たのは3チームのみだったため、残り1枠をJリーグ百年構想クラブを取得し、地域最上位のリーグで2位だったチームに出場権が得られますそれを活用したのが、1チームあったため、その次に控えていた2010年6月末の社会人連盟登録チーム数の多い地域での輪番で決まるという方式までには至りませんでした。ちなみに、それでも決まらない場合は、全国社会人サッカー連盟で裁定で配分するとのこと。ここまで至る可能性は滅多に無いようで、過去に一例も無いんですね。

ABCに分かれた3グループの中から1位のチームとABCに分かれた3グループの中の2位チームで最も勝率の高いチームがワイルドカードとして勝ち抜きとなります。つまり2次ラウンドは4チームによって戦い抜くわけですね。


そんな苛酷な日程の中で行われる予選ラウンドの結果を見てみましょう。


栃木シティFC(百年構想(関東))・VONDS市原FC(関東)・FC徳島(四国)・ヴェロスクロノス都農(九州)で争うグループAは、百年構想クラブの権利を行使して掴んだチャンスを上手く扱った栃木Cが3戦全勝で勝ち抜け。失点数では市原に負けたものの、圧倒的火力で押し切った格好になりましたね。最後の市原戦だけがウノゼロ(1-0)でしたけど、関東リーグで勝てなかったリベンジを果たす一心で挑み、見事達成しました。

福山シティFC(中国)・wyvern(東海)・ブランデュー弘前FC(東北)・FC刈谷(全社1(東海))で争うグループBは、福山が1位通過になりました。初出場のwyvernも追いすがったものの、初戦の福山の敗戦(5-2)が痛かったですね・・・。

ジョイフル本田つくばFC(全社2(関東))・福井ユナイテッドFC(北信越)・BTOP北海道(北海道)・アルテリーヴォ和歌山(関西)で争うグループCは、つくばと福井が勝ち点と得失点差で並ぶ激戦であったものの、総得点でわずか1つ上回ったつくばが1位となりました。福井は初戦の和歌山でスコアレスドローに終わったのが後々尾を引いた格好になりましたね・・・。

そして、各グループ2位だった市原・wyvern・福井のうち、市原とwyvernが勝ち点で並んだものの、得失点差の差(市原が+2、wyvernが-1)で市原のワイルドカードが決まりましたwyvernは、つくづく福山の試合で大量失点に陥ったのが響きましたね・・・。しかし、初出場ながら大健闘でした。


これで2次ラウンドは、栃木C・福山・つくば・市原となりました。福山以外は全て関東リーグ出身という事実上の関東決戦となった今年の地域サッカーチャンピオンズリーグ。関東リーグが煮詰まっていただけに、ここで煮え湯から逃げ出したいんでしょうな(汗)。


一方で、アマチュアリーグの最高峰であるJFLでは、11/11に行われたHonda FC×マルヤス岡崎の試合で、Honda FCが勝ち、11/12に行われたラインメール青森×ソニー仙台FCの試合で青森が勝ったため、Honda FCの優勝が決まりました。かたや、青森が勝ったことで2位ソニーとの勝ち点差が3、レイラック滋賀が沖縄SVに引き分けたことで同じく勝ち点差が4となりました。これからは、J3ライセンスを取得している青森とJ3ライセンスで継続審議になっている滋賀の一騎打ちになるのですけど、次の試合でソニーが岡崎に勝ち、滋賀と青森が負けることになれば、今年のJ参入争いは終わります。というのも、ブリオベッカ浦安も2位の可能性があるものの、J3ライセンスを取得しなかったため、2位になれてもJ参入にならないからです。

そして、地域サッカーチャンピオンズリーグに最も関わる残留争いですが、沖縄でほぼ確定になりそうです。14位の東京武蔵野ユナイテッドFCに追い付いても、得失点差(武蔵野が-6、沖縄が-20)で沖縄が上回る可能性が絶望的だからです。正直、どこが勝ち上がっても厳しい戦いになるでしょう。特にJリーグに在籍していた選手が多い栃木Cが上がってくると押し切られる可能性があるため、できることなら戦いたくないでしょうな・・・。


最後に、こちらは前編となっています(笑)。後編があるんですね。後編は地域サッカーチャンピオンズリーグの優勝チームが決まり、JFLの全ての日程が終わる11/26に更新予定です。


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Posted by alexey_calvanov at 20:56Comments(0)

2023年10月23日

【JFL】Jリーグに来れるのか、門番が立ちはだかるのか【2023】

J参入のレギュレーションが変わって初年度になるJFLも終盤戦になってきました。残り4ないしは5試合になった中でも、まだ決まりそうにないのは、J3とよく似た状況なのかもしれません。


早速見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合で、HFCはHonda FC、仙台はソニー仙台FCになります。また、◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、△は参入申請のあるチーム(いわゆるライセンス待ち)、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります。


01位 HFC(43)+19 ④
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 仙 台(39)+11 ⑤
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 青 森(36)+6 ⑤ ◎
04位 滋 賀(36)+5 ④
05位 浦 安(35)+2 ⑤


これより下の順位(ライセンス持ちだとクリアソン新宿とヴィアティン三重、そしてライセンス継続審議中の高知ユナイテッドSC)もJ参入を狙えなくもないですけど、残り試合を考えると、この5チームに絞られるでしょうね。


残り全勝した場合、1位のHonda FCを越えるチームは無いので、基本的にHonda FCが優勝確実といえるでしょう。となると、2位に入れるか否かになってきます。

現状の2位はソニーなので、このままで行けば、実業団チームのワンツーフィニッシュになります。ところが、現状ライセンス持ちのラインメール青森が勝ち点差3で追いすがっているため、まだわからない。同じ勝ち点3差のレイラック滋賀も対象ではあるのですが、残り試合を考えると青森優勢と思っています。
実は、これまでのJ参入基準でいくと、青森と滋賀の参入は不可という扱いになるのではないかと思われます。しかし、今年から導入された新基準では、観客動員は努力義務になったので、1試合平均2000人集めないといけない無茶はしなくていいとも言えるわけです。それがコロナ前に決まっていたら、東京武蔵野ユナイテッドFCもJ参入・・・できた後が地獄か(苦笑)。
それでも観客動員がかなり厳しい青森と滋賀がすんなり参入できるのかと言われると苦しいのかな・・・。そのあたりはJリーグの裁量に掛かってきますが、いかに。

なお、ブリオベッカ浦安が飛び込んでくると、ライセンス持ちでは無いので、Honda FC・ソニーの時と同じ結果になります。


地域リーグとの入れ替え戦枠は、沖縄SVでほぼ確定になってしまったかなぁ・・・。このあたりもギラヴァンツ北九州が確定になってしまった感があるJ3と似ているとは、何とも皮肉


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)

2023年07月24日

【J3下位】こちらも折り返しを迎えている2023年のJFL【戦々恐々】

今まではJ参入と地域リーグへの降格・入れ替えだけを追い掛けるだけでよかったJFLですが、今年からはJ3との入れ替え戦も始まることになり、うかうかできないものになりました。
そんな2023年のJFLの現状を見てみましょう。開幕前に16チーム目だったFC神楽しまねのJFL退会(後に解散)したことにより、必ず1チームが休みというふうになったため、現在16試合ないし15試合終わっています。入っているチームによっては、J3下位が救われるかもしれない。

左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差で、HFCはHonda FC、仙台はソニー仙台FC、大分はヴェルスパ大分、武蔵野は東京武蔵野ユナイテッドFC、MMFはミネベアミツミFC(旧ホンダロックSC)になります。また、◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、△は参入申請のあるチーム(いわゆるライセンス待ち)、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります。


01位 HFC(30)+16
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 仙 台(26)+7
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 新 宿(26)+1 〇
04位 岡 崎(24)+4
05位 青 森(24)+4 ◎
06位 滋 賀(24)+2 △
07位 三 重(22)+6 ◎
08位 枚 方(22) -2 △
09位 大 分(22) -2 ◎
10位 浦 安(20) -3
11位 鈴 鹿(20) -5 △
12位 武蔵野(19) -5
13位 高 知(18)+1 ◎
14位 MMF(18) -5
=== JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 沖 縄(09) -19 〇


J3と同様に団子レースになっていますけど、Honda FCが頭一個抜け出したかなと。少し前までは下から数えた方が早い順位だったのに(苦笑)。そして、14位までの勝ち点差が8になっているのも大きな特徴団子の中の団子なので、先述のHonda FCが上位にジャンプアップという事態や下位に急降下という事態も発生しています。
こうなると、2位(つまりはJ3チームとの入れ替え戦)狙いになると思いますけど、そこにも企業チームの影が・・・。ソニー仙台FCががっちりガードしており、簡単には破れなさそうです。

その中で打破を狙っているチームが、クリアソン新宿とレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)。特に昨年地域リーグ降格寸前だった滋賀が大健闘を見せており、今年の台風の目ないしはJ参入トップ候補になりそうな時期もありました。実際新宿と激しいつばぜり合いをしているので、今後の動向次第になるでしょう。つまり、J3ライセンスが認められるか否かです。
現状、百年構想クラブを持っている新宿が有利ですけど、設備面の不備をどこまで埋められたかによるでしょう。国立競技場での開催実績もあり、動員(無料券配布)無しで1万人集められるのも大きなアドバンテージになるかもしれません。
一方で、長年百年構想クラブさえも認められなかった滋賀ですけど、彦根市とホームタウン協定を結んだことでJリーグ入りの支援を受けられることになり、併せて現状では天皇杯でしか利用しなかった平和堂HATOスタジアムをホームに据えられるようになる可能性が高いこともあって、J3ライセンスが一気に認められるかもしれません

そこに追随するのが、ラインメール青森・ヴィアティン三重・ヴェルスパ大分でしょう。ただ、J3ライセンスがあるとはいえ、青森・V大分は観客動員を含めた運営面の問題、三重はスタジアムの問題が絡んでくるでしょうね・・・。成績以外の参入基準は、まま緩められたので、大丈夫とは思いますが・・・。

下位にいる鈴鹿ポイントゲッターズと高知ユナイテッドSCは、団子レースとはいえ、少々厳しいかも。鈴鹿は昨年の不祥事が後を引いているようですし、高知は天皇杯は健闘しているものの、リーグ戦では決定力不足でやや不調気味らしい。

で、唯一蚊帳の外になっているのが、沖縄SV上位14チームの負の側面を一手に引き受けているかのようにぶっちぎりの最下位になっています。このまま行くと、間違いなく地域リーグとの入れ替え戦に突入します(強制降格にならなかっただけ運がいいとも)。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位のチームとの入れ替え戦になると思いますけど、まだどこが来るのか読めませんなぁ・・・。
ただ、最下位と13位・14位の勝ち点差は9なので、まだ巻き返せるチャンスはあります。逆に言えば、ミネベアミツミと高知は、いつ入れ替え戦行きになるかわからないとも言えるわけです。


ということで、現状J3最下位のSC相模原とその上にいるギラヴァンツ北九州は、まだ安心できるかなと思ってるんじゃないかな(汗)。ただ、現状どうなるかわからないので、Honda FCとソニー仙台にお祈りしておきましょう(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)

2023年05月30日

【2023】J3とJFLの順位を見てみよう【入れ替え】

丁度J3は全日程(全38試合)の1/4ほど、JFLは同じく(全28試合)1/3が過ぎました。一度、順位を見てみましょう。とはいっても、どちらも団子レースなので、順位を書き出すとエライことになりますから、かいつまんで・・・(括弧書きのプラス・マイナスは、得失点差)


まずJ3の上位陣は、トップが鹿児島ユナイテッドFCで勝ち点21(+7)、2位がAC長野パルセイロで同じく20(+7)、3位がカターレ富山で同じく20(+6)になっています。
昇格本命とされていた松本山雅FCは9位で勝ち点15(+1)と不振にあえいでいます。直近5試合でわずか1勝しかしておらず、やはり信州ダービーの敗戦が響いているのかなと。いわてグルージャ盛岡も11位で勝ち点14(+2)と振るわず、苦戦しているようです。

一方で、残留争いは現状3チームが目立つ格好になり、18位がFC琉球で勝ち点11(-5)、19位がSC相模原で同じく9(-3)、最下位がギラヴァンツ北九州で同じく6(-7)となっています。
琉球に関しては、監督交代が施されたものの、まだ上昇のきっかけを掴めない状況ですが、上位との勝ち点は1なので、一つ勝てば上向きになる可能性は十分あります。むしろ一つ勝っても上向けないのが相模原と北九州で、共に新監督を迎えたチームでもあります。
相模原に関しては、監督経験が乏しく(アマチュア(大学)チームの監督を1年務めたのみ)、コーチ陣もヘッドコーチ以外は恐らく実戦をまだ積んでいないのかなと思えるので、暗中模索といった感じでしょうか。
北九州に関しては、百戦錬磨の田坂和昭監督・北九州でコーチ経験もある長島裕明ヘッドコーチが勤めてるにもかかわらず、直近5試合1分4敗と惨憺(さんたん)たる成績。どうしてもうなった・・・。もしや、レトルトカレーの呪い(汗)?それとも、船頭多くして船山に上るなのか。もしかすると監督交代があるかもしれないなぁ・・・。
とりあえず、最下位のみが強制入れ替え、19位が入れ替え戦を行う格好になる(JFLのチーム1位・2位が参入資格を有する場合)ので、とにかく最下位にならないように戦い抜くしかないのよね・・・。


JFLに関しても団子レースとなっており、1位がレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)で勝ち点17(+6)、2位がソニー仙台FCで勝ち点15(+3)となっています。現状共にJリーグライセンスを所有していませんが、ソニー仙台は企業チームなので、Jリーグ参入の可能性は無いでしょう。問題は滋賀で、10年以上前から百年構想クラブへの申請を行い、受理されていない状況が続いています。今年チーム名を変えたので、改めてライセンス申請を行うことになるのでしょうけど、今年国体が行われるということで新規に作られた平和堂HATOスタジアムで申請することになると思います。このスタジアムはJリーグのライセンスを取得できる条件を満たしているとされるので、残り財務状況や観客動員などで問題無ければ、一気にJリーグ参入となるでしょう。
なお、J3ライセンス取得チームの状況はというと、ラインメール青森が3位で勝ち点14(+3)、ヴェルスパ大分が4位で勝ち点14(-1)、高知ユナイテッドSCが7位で勝ち点12(+3)、ヴィアティン三重が12位で勝ち点10(+5)となっています。

一方の残留争いは、13位がFCマルヤス岡崎で勝ち点9(-4)、14位が沖縄SVで勝ち点7(-6)、最下位がブリオベッカ浦安で勝ち点3(-9)となっています。先述の通り団子レースなので、まだ何とも言えないのですが、浦安だけ危機的状況になっているのはJ3と同じかも。岡崎と沖縄はまだ踏ん張れる状況かなと思いますね。引きずられないことを祈るのみです。なお、こちらは基本的には最下位は全国地域チャンピオンズリーグ2位との入れ替え戦に進みます(状況により変わる場合アリ)


まだ半分も試合が進んでいないので、大きく変わる可能性も十分あります。とにかく今はひとつでも多く勝ち点を積み上げる時期だと思いますけど、早く膿を出さないといけないチームは、素早い処置が必要となってくるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)

2023年01月20日

2023年のJ3は、かなり大変なことになるみたいだ

先日、J3とJFLとの入れ替えの件が決まりました。決まったらすぐにでも話すとか言っておきながら、この時期になってやっと話してるよ(苦笑)。


今年(2023年)のJ3、20チームになったので、昇格以外にJFLとの入れ替え戦が行われることになりました。


昇格に関しては、これまでと同じく2チームのみ。プレーオフで昇格枠が2.5チームになるのは、2024年になってからです。
そして、今回注目の入れ替え枠19位と20位になったチームが対象で、基本的には、20位が強制入れ替え、19位が入れ替え戦となります。
そして、JFLの方でもJリーグの参入枠が大きく変わることになりました。
これまでは、『Jリーグライセンス(百年構想クラブ)を持っているチームで、上位4位以内に入った2チーム』でしたが、今年から『Jリーグライセンス(百年構想クラブ)を持っているチームで、上位2位以内に入ったチーム』となったのです。これまでのJリーグの昇格枠と同じ扱いになったんですね。
しかし、これによりかなり狭き門になったとも言え、上位2チームが企業チームないしはライセンスを持たないクラブが上位に入ったら、ことしのJリーグ参入は無くなり、J3からJFLへの入れ替えも無しになります。

これが、1チームのみ対象になった場合、事情が変わってきます
JFLでライセンス取得チームが1位の場合、J3の19位のチームは残留、同じく20位のチームが強制入れ替えになります。
JFLでライセンス取得チームが2位の場合、J3の19位のチームは残留、同じく20位のチームが入れ替え戦に回ることになります。このあたりは、J1やJ2のライセンスが無い時と同じ事態になるわけですね。

そして、2チームが対象になった場合、1位のチームが自動でJリーグ参入となり、2位のチームがJ3で19位になったチームとの入れ替え戦(ホーム&アウェイの計2試合で、引き分けの場合、最終的にはPK戦)になります。このあたりは昔やっていたJ2とJFLの入れ替え戦(実際には開催されることは無かったですけど)やJ2とJ3の入れ替え戦とほぼ同じルールになりそうです。

なお、このルール変更に併せて、JFLと地域リーグとの入れ替えも変わり、これまでは全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(全国地域CL)の優勝・準優勝の2チームが自動昇格(逆にJFL16位チームが自動降格)でしたが、今年からは全国地域CLに優勝したチームのみが自動昇格、準優勝チームはJFL15位との入れ替え戦(JFL側が指定した会場での一発勝負の予定)に挑むことになります。


改めて、今年のJ3は厳しいぞ。下手に負けたら、JFL行きが目に見えるようになってしまう。だから、全ての試合に死を賭して戦わんと誓ってほしいその覚悟の無いチームが、アマチュア行きになってしまうのだと。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2022年11月27日

かなり遅い2022年のJFL総括とかなり気の早い2023年のJFL展望

前回Jリーグの総括と展望を行いましたが、今回はJFLで行っていきます


まず、来年のJFLは以下のようになります。順番は今年の順位順(カッコ内は所属していた地域リーグ)+全国地域サッカーチャンピオンズリーグ優勝・準優勝チームになります。なお、★はJリーグ百年構想クラブ所持クラブになります。


  • Honda FC(東海)

  • ラインメール青森(東北)★

  • FCマルヤス岡崎(東海)

  • 東京武蔵野ユナイテッドFC(関東)

  • ヴィアティン三重(東海)★

  • ヴェルスパ大分(九州)★

  • 鈴鹿ポイントゲッターズ(東海)

  • ホンダロックSC(九州)※

  • FC神楽しまね(中国)

  • 高知ユナイテッドSC(四国)★

  • FCティアモ枚方(関西)

  • ソニー仙台FC(東北)

  • クリアソン新宿(関東)★

  • MIOびわこ滋賀(関西)

  • ブリオベッカ浦安(関東)

  • 沖縄SV(九州)★

※ホンダロックは親会社がミネベアミツミの完全子会社化になるため、チーム名の変更が行われる予定。


今年は奈良が強く、FC大阪も奮闘したため、Honda FCも相当苦戦したものと思われ。それでも3位に食い込む当たり、Jリーグの門番を最後まで果たそうと立派に戦ったのかなと。ゆえに、来年もHonda FCを軸に優勝争いとJ参入争いを繰り広げるのではないかと思われます。
その優勝争い、今年は企業チームが躍進した感が。一方で同じソニーがどうしちゃったのかと思うことになりましたけど、岡崎の躍進は来年の台風の目に繋がると思います。それを破れそうなのは、V大分と三重かなと。青森は隔年で発動する格好なので、来年が心配です(汗)。
で、最も動向がわからないのが鈴鹿百年構想クラブの資格をはく奪され、三浦泰年GM兼監督のパワハラも発覚し、お先真っ暗な感が・・・。来年に百年構想クラブに戻れるか不透明になりましたからね。カズが残れば、ワンチャンあるかもしれませんけど・・・。

一方で残留争いは、新宿・滋賀・しまねと復帰してきた浦安、先述の状況次第では鈴鹿も巻き込まれるでしょう。浦安は戻って来ても、今の戦力じゃ歯が立つのかも心配。あとは沖縄も心配ですけど、スポンサーがいるので、何とかなるかなとも。


さて、今回行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ、沖縄が劇的勝利で2位に、浦安が同じ関東リーグに所属する栃木シティFCとの激戦に勝ち、優勝しました。上手くいけば、関東リーグ2チームが『談合』の上で同時昇格も夢見れたんでしょうけど、試合時間の妙と組み合わせの妙で阻まれた格好になりましたねぇ。
しかし、FC刈谷は下手したらマイナスからのスタートだったのに、ここまで挽回したのはすごかったなぁ。残念ながら上がれなかったけど、来年の東海1部はカオスになりそうだ・・・。同じ刈谷のwyvern(ワイバーン)がFC岐阜SECONDと共に上がってくるのですけど、wyvernは無敗で1部に向かうんだよねぇ・・・。


それはさておき、このまますんなり終わるかというと、一つ気になることがありまして。それは、しまねの経営問題7月に給与未払問題が発覚し、クラウドファンディングを行っても低調。さらに選手は給与未払いに加え、アルバイトに勤しみながらサッカーを続けなければならないという有様で、経営状況は全く改善されていないのではないかという状況に。12/6にクラブが出した改善策の結果(沙汰)が出るのですけど、甘々で行くなら、クラブ存続になるでしょうね・・・。ただ、ここで一喝されることになれば、状況次第ではしまねのクラブ解散にまで追い込まれることになるかもしれません。
個人的には、しまねが解散になるなら、隣県のガイナーレ鳥取のエリアにして、Jリーグ史上初の越境を認めてもいいんじゃないかと。元々商圏が小さく、放送局でも島根・鳥取と1県2波で行っている、政治の面でも参議院選挙では合区を組まれるところなので、妥当ではないかなと思います。ただ、前者に傾けば、相乗効果で鳥取の運営にプラスになるでしょうけど、後者に傾けば、非難轟々で鳥取の運営にピンチになりかねませんが・・・。
そうなると、3位になった栃木FCにも昇格のチャンスが巡ってくるため、まだわからないのよね・・・。先述の通り、甘々裁定になることが予想されるためしまねは、降格でもしない限り、解散なり何なりしないことでしょう。


来年はJリーグもJFLもかなりドラスティックなことになると思われます。Jリーグ・JFLの入れ替え戦が行われることになれば、久しぶりの展開(ただし入れ替え戦そのものは初)になり、双方の歴史に大きな跡を残すことになるでしょう。過去にFC町田ゼルビアがJFLに強制入れ替えとなりましたけど、その時よりも大きな跡になるでしょうね・・・。


来年のJリーグ・JFLに幸あらんことを。


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Posted by alexey_calvanov at 21:34Comments(0)

2022年08月08日

まだわからないJ参入争いと残留争い

今までJリーグの昇格・残留争いを見てきましたが、今回はJFLの状況を見て行きましょう。


JFLはアマチュアの全国リーグになり、ここで上位4位以内に入ることが最低条件になります。しかし、さらに百年構想クラブを所有しているクラブが最大4チームになった場合、上位2チームがJ参入ができるようになります。もちろん、これ以外にも財務状況・スタジアム状況・観客動員数など様々な条件が絡んできますこれらの条件もクリアしないとJ参入はできないのです。去年までは観客動員数に関しては大目に見られてきましたが、今年は観客動員数は条件の中に加えられます。ゆえに、普段から観客の入っていないチームは、上位に入っても厳しいということになりそうです。東京武蔵野ユナイテッドFCの悲劇がまた起こらなければいいのですが・・・。


ということで、J参入争いから見て行きましょう。左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合となります(この中の大阪はFC大阪、HFCはHonda FC、大分はヴェルスパ大分。◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム、☆はJ参入決定チームになります)。


1位 大 阪(33) +9 ⑫ ◎
2位 HFC(32) +14 ⑬
3位 奈 良(31) +10 ⑬ ◎
4位 三 重(28) +8 ⑫ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 青 森(27) +6 ⑫ ◎
6位 武蔵野(27) +5 ⑫
7位 岡 崎(27) +5 ⑬
8位 大 分(25) +1 ⑭ ○


現在フル消化しているチームは、8月下旬まで約1ヶ月サマーブレイクになるのですけど、新型コロナウイルスの感染などで試合が延期になったチームは、8月に試合を組み込む場合があるため、表のように試合差が出るわけです。なので、純粋な順位ではないものの、まぁ現在の状況を反映しているのかなとも。

やはりHonda FCは強い。しかしながら圧倒的ではなさそうで、FC大阪・奈良クラブ・ヴィアティン三重などに揉まれる格好になっていますね。特にいわきFCがいなくなったことで、ほぼ均等化が図られ、どこがJ参入するのか難しくなりました。そんな中で安定しているFC大阪や三重が参入候補になってくるのかなと思います。
奈良に関しては、ホームでもう少し勝ちを得られないと、今後厳しくなってくるかもしれません。現状観客動員で優勢な点が生かせなくなる可能性もあるので、是が非でも取ってほしいです。
ラインメール青森とヴェルスパ大分は、下位から上がってきている上り調子のチームなので、今後参入に向けてさらに上向きになると怖いチームになりそうです。ただ、大分はJ3ライセンスが取れないと失速要因になりかねないので、運営に頑張ってほしいですね。
ライセンス無しチームの中では、先述のHonda FC以外にも同じ企業チームのFCマルヤス岡崎と百年構想クラブから脱退中の武蔵野の3チーム。武蔵野は安定している強さを持っているから、観客動員数とスタジアム案件が整えば、いつでもJ参入ができるのに、非常にもったいないなぁ・・・。
岡崎は序盤に十分な台風の目となってくれました。やや好不調の波があるかなと思える面はあるものの、今まで下から数えた方が早いチームだったことを思うと、大健闘だと思います。再開後は岡崎に勝てるチームがJ参入のカギになるでしょう。


さて、一方の残留争いも恐ろしいことになっています。見て行きましょう。


11位 枚 方(19) -2 ⑬
12位 仙 台(19) -7 ⑬
13位 しまね(19) -10 ⑫
14位 HSC(18) +3 ⑭
=== 降 格 ラ イ ン ===
15位 滋 賀(15) -22 ⑫
16位 新 宿(12) -15 ⑫


こちらも混戦模様。しかし、頭一個抜けてしまったのが新宿序盤なかなか勝てずに進んだ結果、この順位になってしまったのかなと。同じくブービーにいるMIOびわこ滋賀も補強が上手く行ってないのか、新宿との差が勝ち点3(1勝)分になっています。降格ラインより上にいるチームもその差が3ないしは4にいるので、いつ巻き込まれてもおかしくない状況になっています。今後上位陣に勝つだけでなく、残留争いの相手に負けないことも重要になりますね。
なお、今シーズンの降格ラインは、J3参入が無い場合は現状のままですが、J3参入チームの数次第では、降格は1チームのみないしは降格無しとなります。


こちらも佳境のJFL、試合再開は、8/27ないしは8/28になります。混戦模様のJFLからどこが抜け出し、どこが脱落するのか、じっくり見て行きましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)

2022年01月11日

【横浜から】カズの去就が決まった【あの球団】

サッカーJ2の横浜FCに所属している三浦知良選手。昨年は1試合しか出場していないこともあり、出場機会を求めて横浜FCから去るのではないかとも言われていました。そんなこともあってか、かつてない争奪戦が繰り広げられ、Jリーグから地域リーグ、果ては海外まで幾数多の球団が名乗りを挙げたのです。
プロ・アマ・海外と慰留を願い出ているとされた横浜FCも含めて10球団、Jリーグからは先述の横浜FC以外にFC琉球・SC相模原・Y.S.C.C.横浜、JFLからは鈴鹿ポイントゲッターズ・F.C.大阪・高知ユナイテッドSC、地域リーグからは関東1部の南葛SCと関西1部のおこしやす京都、海外からはシンガポールにあるアルビレックス新潟シンガポールとなりました。いやはや、カズは大人気やね(苦笑)。


そんな激しい争奪戦に勝ち抜いたのは、鈴鹿だった。どのような経緯で鈴鹿に至ったのかはわからないのですけど、一つ言えるのは、この球団にはカズの兄にあたる三浦泰年さんがいるということ。現在鈴鹿の監督とGMを兼任しているとのことなので、このあたりはかなり有利に働いたはず。しかし、もっと驚いたのは、横浜FCからの期限付き移籍という点。やはりカズという『金のなる木』は、そうやすやすと手放したくないのか・・・。
以上のことから、三浦知良選手を同カテないしはJリーグに手渡すと完全移籍でないと同意できなかった可能性があります。そうなるとさらに下のアマチュアなら・・・と思っていたものの、完全移籍を相手ももくろんでいたのか、思った以上に高いので期限付き移籍でも厳しかったのか(期限付き移籍の場合は、ケースによっては移籍元が年俸を全額払うそうですけど、そのあたりはよくわからないので何とも)、手を引いたとも。で、残ったのが兄のいる鈴鹿だったのかなと。

鈴鹿としても『金のなる木』の部分以外にも話のタネになるという点で獲得に前のめりだったでしょうし、鈴鹿の抱える事情もあって、何としても・・・となったのではないのでしょうか。
実は、鈴鹿は八百長問題と持続化給付金の不正受給問題が横たわっており、前者に関しては告発者に対し『口止め料』を払ってしまったとのこと。これらの問題は、まだ解決しておらず、今後の展開によってはJ3参入の大きな足かせになるだけでなく、チーム存亡の危機に陥る可能性もあるのです。そんな中で三浦知良選手の獲得は渡りに船少しでも嫌な話題に目を逸らしてもらいたいフロント(実質三浦泰年さん)の意図もあるのではないのかとも勘繰りたくなるのです。


正直様々な面でやりにくいんじゃないかなと思うところもあるのですけど、三浦知良選手のことです、我関せずで粛々と練習することでしょう。ここで芽が出なければ、もう彼は自身で身を引く決断を下さないといけないでしょう。最悪兄がその決断を促すかもしれません。とはいえ、レジェンドと言われる選手は、1試合も出ていなくとも数年間在籍できたりするんだよねぇ(ニヤニヤ)。


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2021年11月29日

【JFL】上も下も決まった感のあるアマチュアリーグ【地域CL】

アマチュアリーグは終盤戦を迎えています。


アマチュアリーグトップのJFLは次の節で最終戦になります。J参入戦に関しては、いわきFCが既に決め、参入レースに残っていたF.C.大阪は前々節の試合でヴェルスパ大分が勝ったことで3位以内を確定させたため、今年のJ参入が無くなりました。なお、いわきはJFL優勝も果たし、史上初の優勝チームのJ参入という偉業を成し遂げています門番Honda FCには一度も勝てなかったものの、その門番を押しのけて優勝したことは大いに価値のあるものになるでしょう。


さて、入れ替え戦はどうなったのでしょうか。早速見てみましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差。この中のHSCはホンダロックSC。★は入れ替え戦に回ることが確定。残り試合は全て1)。


15位 武蔵野(29) -17
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 HSC(27) -21
17位 刈 谷(18) -27 ★


前節までで、14位のFCマルヤス岡崎までの残留とFC刈谷の入れ替え戦行きが決まりました。そのため最終節まで入れ替え戦争いに残ったのは、東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCだけとなりました。両方共アウェイで対戦することとなり、武蔵野が松江シティFC、ホンダロックはMIOびわこ滋賀となります。どちらもホームで戦った時は引き分けに終わっているだけに、全く読めません。
なお、ホンダロックが入れ替え戦に進んだ場合、2度目の降格が掛かることになります。


さて、JFLに上がるための戦いになる全国地域サッカーチャンピオンズリーグも結果が出ました
既に予選で、FC.ISE-SHIMA(東海)・おこしやす京都AC(関西)・クリアソン新宿(関東)・FC徳島(四国)が決勝進出を果たしています。
初戦はISE-SHIMAが徳島にウノゼロ勝ちし、Bグループで戦った京都ACと新宿は新宿がリベンジを果たしました
2戦目は京都ACが徳島に勝利し、ISE-SHIMAと新宿はスコアレスドローとなりました。
最終戦は徳島が新宿と戦い、徳島が先制したものの、新宿が逆転勝ちを収めました。もう一試合になるISE-SHIMAが京都ACと戦い、スコアレスドローになりました。
この結果、新宿が勝ち点7で優勝し、ISE-SHIMAが勝ち点5で2位となりました。ISE-SHIMAは輪番枠からの大逆転となりました。
そして、12月に行われる予定の入れ替え戦は、ホンダロックか武蔵野のどちらかとISE-SHIMA・刈谷と新宿とが戦います。ホームはJFLチーム側で決められるとのことなので、それぞれのホームグラウンドでの対戦になるでしょうね。見に行けたら見に行こうと思いますけど、まだ概要も発表されていないし、そもそも12月というのも確定ではないのですよね。恐らくという意味で私が予見して書いているものです(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2021年11月16日

【JFL】アマチュアリーグもアツくなってきた【地域CL】

J3も熱を帯びてきましたけど、アマチュアリーグの行方も気になってくるところです。
まずはJFLのJ参入争い。既にいわきFCのJ参入が決まっています。残るは2チーム目が参入できるかどうかになります。では、見て行きましょう(この中のHFCはHonda FC、大分はヴェルスパ大分、仙台はソニー仙台FC。◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム、☆はJ参入決定チームになります)。
1位 いわき(64) +31 ③ ◎☆
2位 HFC(61) +40 ③
3位 大 分(53) +17 ③ ○
4位 大 阪(47) +6 ③ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 仙 台(45) +15 ③
6位 枚 方(45)  -2 ②
7位 鈴 鹿(44) +2 ③ ◎


ここには鈴鹿ポイントゲッターズも記載していますけど、正直3試合で全勝と得失点差の15点差を埋めるのは、かなり厳しいと思っています。ということで、鈴鹿は事実上の脱落でしょう。誠に残念でなりません。
となると、現在4位に付けているF.C.大阪のみがJ3ライセンスを取得している唯一のチームと言えます。こちらは勝ち点6の差なのですが、諸条件により上にいるヴェルスパ大分を越す順位でないとJリーグに上がれない。しかも得失点差の11点差を埋めるのは、かなり難しい。ゆえに全勝で勝ち抜かないといけないわけです。それでも大分が勝った時点で終戦。本当に苦しいですな・・・。


一方で残留争い。こちらは、いわきがJ参入になったため、自動降格が無くなり、入れ替え戦枠2つとなりました。どうなっているか見ていきましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合。この中のHSCはホンダロックSC)。


12位 滋 賀(34) -13 ②
13位 高 知(32) -14 ③
14位 岡 崎(30) -15 ③
15位 武蔵野(26) -15 ③
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 HSC(26) -19 ③
17位 刈 谷(18) -25 ③


最下位のFC刈谷が入れ替え戦ラインから脱出するためには、全試合勝たないといけないのですけど、引き分けがやっとの状況を見ると、かなり苦しいのかな・・・。それ以外のチームは連敗さえしなければ何とかなるというふうですね。特に12位のMIOびわこ滋賀は2試合しかないので、連敗は回避すべき案件です。勝ち点的には大丈夫な位置にいるんですけどね。
とりあえず東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCが残り1枠の中に入りかねない。つまり、どちらかが必ず入れ替え戦に進まないといけないのですけど、どちらも上位にいる大分(ホンダロックが対戦)・Honda FC(武蔵野が対戦)と戦わないといけないのか・・・。刈谷の試合を残している武蔵野が若干有利なのかな、失礼ながら。


そして、JFLに入るための世界で一番苛酷な戦いともいえる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)は、先日全国3ヶ所で予選が行われ、FC.ISE-SHIMA(東海1部)・おこしやす京都AC(関西1部)・クリアソン新宿(関東1部)・FC徳島(四国)が勝ち残りました
こちらは、元Jリーガーが多く在籍している新宿とその新宿を破ってB組全勝で勝ち抜けてきた京都が軸になるのかな。ISE-SHIMAと徳島がその2チームに対し、どこまでやれるか注目しましょう。


次回はJ2を見ていきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)

2021年10月29日

J参入次第で降格ラインの変わる2021年のJFL

前回J参入争いを書いていきましたが、今回は残留争いを書いていきますちょっとJFLの残留争いはややこしいので、今回分けて書く事態になったわけです(苦笑)。


まずは、どこがヤバいか見ていきましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合。この中のHSCはホンダロックSC)。


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 降 格 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


純粋に考えると、降格の可能性が最も高いのが、FC刈谷で、1年で昇格したチームが落ちてしまうのは、2017年のコバルトーレ女川以来になるのか。一度降格すると再昇格を果たすのが非常に困難なのは、落ちて行ったチームの顛末を見るとわかります。
そう思うと、再昇格を果たしたホンダロックはすごいのですが、今回は残留争いの真っただ中2度目の降格の窮地に陥っています。
さらにJ参入に近付いていたはずの東京武蔵野ユナイテッドFCも降格争いの窮地に。2019年で決めきれなかったのが本当に悔やまれる結果になっていますね・・・。
新スタジアムが完成したFCマルヤス岡崎も厳しい。ホンダロックよりかは少し上になっているものの、刈谷と同じくらい負けの込んでいる展開を見ているので、最後まで残留で苦しめられそうです。
状況次第とはいえ、何とか安心できそうなのは、MIOびわこ滋賀と高知ユナイテッドSC。ただ、この先で取りこぼしがあると、一気に窮地になるでしょう。


さて、今の順位表には降格ラインまでしか書いていません。実は15位の上には入れ替え戦ラインが引かれるのですけど、この入れ替え戦ラインが下がる可能性があるのです。今年のルールを見てみましょう(以下ほぼ原文ママ)。


①J入会チームが無い場合、17位チームは自動降格、16位チームは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(以下全国地域CL)2021の1位チームと、15位チームは、全国地域CL2021の2位との入れ替え戦を行う。
②J3へ1チーム入会した場合、17位チームは、全国地域CL2021の1位チームと、16位チームは、全国地域CL2021の2位との入れ替え戦を行う。
③J3へ2チーム入会した場合、17位チームは、全国地域(以下全国地域CL)2021の2位チーム入れ替え戦を行う。全国地域CL2021の1位チームは自動昇格とする。


というわけで、J参入チーム次第で下の動向が大きく変わってくるんです。これまた①・②・③の順番で見ていきましょう。



12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 降 格 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


以上の観点から、現状のままだと、①ならば、武蔵野は全国地域CL1位のチーム・ホンダロックは全国地域CL2位のチームと、②ならば、刈谷は全国地域CL1位のチームと、武蔵野は全国地域CL2位のチームと、③ならば、刈谷は全国地域CL2位のチームと入れ替え戦を行います。ゆえに、14位までが最低目標、16位までには絶対残らないと自動降格に巻き込まれるでしょうね・・・。ただ、いわきFCが頑張っているので、①のケースは万一になるのかなとも思っています。


先述の通り、一度下に落ちるとなかなか上に戻れない仕組みのため、各チーム必死になり、必然的に残留争いが白熱することになるでしょう。巻き込まれた身にとってはキッついですけど、傍から見ていれば、実に面白いサッカーの醍醐味である残留争い、アマチュアだからと言って侮るなかれ。白熱した展開はプロのそれと全く同じ、いやそれ以上だと思いますので、ここ数年はYouTubeで配信されていますから、よろしければ見て頂きたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:50Comments(0)

2チーム目が決まるかがポイントの2021年のJFL

前回はJ2の昇格・残留争い、前々回はJ1の残留争いを書いてきましたが、普通ならJ3・・・といきたいところですけど、今回はアマチュアリーグのJFLの状況を見ていきましょう。ええ、J3に関しては、来週以降、第25節以降に話しますから(ニヤニヤ)。


今年のJFLは、新型コロナウイルスの影響で17チームに増えての開催になりました(ここ5年は16チームでの開催)。その中でJ参入枠は上位4位(Jリーグ百年構想に加入しているクラブより上の成績)の中から2つが条件になっているのは変わっていないものの、地域リーグ降格枠に加え入れ替え枠が復活2006年以来の入れ替え戦が行われるようになる運びとなりました(この時の入れ替え戦は、地域リーグ所属だったFC岐阜とJFL所属のホンダロックSCとの争いになった)。ただし、自動降格に関しては、展開次第では行われない可能性もあります。


では、見ていきましょう。最初はJ参入争いです。この参入チームが1つか2つかで来年以降のJ3の争いに混沌さが増すだけでなく、『地獄の窯』(JFLへの降格)が開く可能性も早まるからです。なおJリーグチームは、2021年現在57あります。
以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合になります。JFLもJ3同様奇数でのリーグになっています(この中のHFCはHonda FC、大分はヴェルスパ大分、仙台はソニー仙台FC。◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります)。


1位 HFC(52) +32 ⑥
2位 いわき(52) +22 ⑦ ◎
3位 大 分(44) +14 ⑦ ○
4位 仙 台(42) +16 ⑥
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 枚 方(42) +4 ⑥
6位 青 森(38) +3 ⑦ ◎
7位 鈴 鹿(38) ±0 ⑦ ◎


一応7位までで区切ってますけど、さらにこの下にいるヴィアティン三重(8位・勝ち点36)、F.C.大阪(9位・勝ち点35)、松江シティFC(10位・勝ち点35)にもワンチャン残っているんです。ただ、7位まででもまぁまぁ厳しいですからねぇ・・・。だからこそ、この下位3チームもJ参入争いに絡んでくると、相当なカオスになるんだなと。


さて、現状の順位で見れば、いわきFCが確実なのは変わらず本当はHonda FCより上に立って優勝も狙いたいところなんでしょうけど、ここに来てHonda FCが本気を出してきましたなぁ。アマチュア主体になったとはいえ、地力はあるチームなので、来年以降も門番になってしまうのだろうなぁ・・・。
そう考えると、仙台にも注意が必要ですね。2011年の優勝チームなので、実力はやはり高い。

ここまで見て、気になるのが2つ目のJ参入が果たせるかどうかその資格があるのは、この表の中では、ラインメール青森と鈴鹿ポイントゲッターズ。そこに先述の三重・F.C.大阪が絡むかどうかになります。ただ、この2チーム目がかなり厳しい道のりになりそうで、4位までに入らなければならないことはさることながら、仙台とV大分との争いにも勝たないといけないからです。
仙台は企業チームなのでわかります。なぜV大分にも勝たないといけないのかというと、これまた先述した百年構想チームよりも上に立たないといけないという条件が絡んでいるからです。ということは、現状なら3位までに、V大分と仙台が落ちれば3位ないし4位に入ることが絶対条件になります。J3ライセンス同士が3位4位の争いになれば、上位に付いた方が参入となるので、結果的には3位が目標となるでしょう。
なお、V大分は百年構想は取得できたものの、J3ライセンスは諸条件がクリアできなかったため、取得できなかったようです。実力があるチームなだけに惜しいですよね・・・。


実は、今年のJ参入は観客動員数を考慮しなくてもいい状況になっているので、観客動員数が少ないチームでもチャンスではあります。青森は既にJチームが存在している、鈴鹿・三重はJ参入の戦いの最中、つまり1県に複数のチームが存在するので、観客が割れる傾向にあります。ここで地力を付ければ、手堅い観客動員ができると思うので、観客動員の制限は正直加えるべきだと思いますが、新型コロナウイルスの影響で観客動員に制限を掛けられている今は仕方ないと思います。
ただ、これが適用されるのは、今年いっぱいなんじゃないかなと推測しています。来年コロナ禍の状況が打破されれば、観客制限は緩和・撤廃され、観客動員数の条件は完全ではないとはいえ復活することになるでしょう。そうなると、常に2000人以上入っていないチームは厳しいだろうなぁ(それこそ、最終盤にその条件で涙を飲んだ2019年の東京武蔵野ユナイテッドFCのように。コロナ禍の時であれば、間違いなくJ参入になっていたと思われる)。


あ、1回で書き終えようと思ってたJFLの参入・降格争いがまとめられそうになくなった(ギャハ)。ということで、一回ここで終わって、次回に降格争いを書いていきます。


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Posted by alexey_calvanov at 22:10Comments(0)

2021年09月29日

いよいよあのチームのJ参入が現実味を帯びて来たぞ

9/28、Jリーグはクラブライセンス判定を発表しました。J3ライセンスは、かねてからJ参入を表明していたいわきFCをはじめ、ラインメール青森・ヴィアティン三重・鈴鹿ポイントゲッターズ・奈良クラブ・F.C.大阪に新たに交付されました。


ここで現在のJFLの順位を見てみましょう(左からチーム名・勝ち点・得失点差になります)。なお、◎がJ3ライセンス取得、○は百年構想クラブです。


1位 いわき(48) +20 ◎
2位 HFC(44) +24
3位 枚 方(38) +7
4位 ソニー(36) +16
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 大 分(34) +11 ○
6位 青 森(33) +2 ◎
7位 鈴 鹿(32) -2 ◎
8位 大 阪(31) ±0 ◎


現状いわきが頭一つ抜け出した状態で、あのHonda FCをかわしてるあたりでその強さを見せています2位のHonda FCと4位のソニー仙台は企業チームなのでJ参入の意思は無い。すると次の枠は3位になってくるのですが、残念ながらティアモ枚方は今年のライセンス取得は見送ったようです。今5位に付けているヴェルスパ大分といい、いい成績を収めているだけに少々残念ではあります。
そうなると、下位に付けているチームの状況が気になりますね。J参入の可能性があるチームは、6位の青森、7位の鈴鹿、8位のF.C.大阪になってくるでしょう。ただ、残りは10ないしは11試合なので、まだまだ流動的ではあります。

いわき参入が決定となると、J3にいる福島ユナイテッドFCとのダービーマッチが実現します(ただし福島は現在J2に上がる可能性を残している)。天皇杯での成績はいわきの方がいいため、実現した場合は結構苦しめられるのではないかと思われます。もちろん、他のJチームもこれまで以上に翻弄される可能性を秘めており、下手をすると1年でJ3通過なんて可能性もあります。
青森と鈴鹿に関しては悲願のJ参入になります。
青森はスタジアムで難儀した経緯があり、最近になってやっと解消されました。その間に南部地方にあるヴァンラーレ八戸に追い越されたこともあり、八戸にはJFL時代以来のダービーマッチ実現のために終盤巻き返しを図ってくることでしょう。
鈴鹿は三重県初のJチームという悲願があります。これまで三重に昇格争いで追い越されていただけに、何としてもJ参入だけは先んじたいと思っていることでしょう。何より今年7月に退任されたミラグロス・マルティネス・ドミンゲスさんに喜びの報告をしたいところでしょう。私自身も個人的に一番上がってほしいのは、鈴鹿かなと思っていますし。
そしてF.C.大阪は、大阪府で3番目のJ参入チームになるために、ここ数年大きく強化を図っていましたし、ホームとなる東大阪市との連携を深め、ラグビーで有名な花園ラグビー場第2グラウンドにホームグラウンドを確保しました。


・・・そういえば、J2から来るチーム次第、J2に上がるチーム次第になるんでしょうけど、来年のJ3は同じ地域間の対決がテーマになるのかもしれないのか。実現しそうな順に、福島・愛媛・長野・青森となりそうですけど、最大4地域でバチバチになるのか。特に追い付かれた身になるかもしれない愛媛FCと追い付いたFC今治、過去に激しいダービーマッチを繰り広げた経緯のある松本山雅FCとAC長野パルセイロおよび先述の青森と八戸は、実現したら濃いマッチになるだろうなぁ・・・。
クライマックスを迎えつつあるJ3とJFLに目が離せなくなってきました。特にJFLは地域リーグとの入れ替え戦も控えている(状況によっては入れ替え戦の数が2つになる)ので、ますます目が離せなくなりますね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)

2021年08月30日

【J3から】いよいよ地獄の窯が開く?【JFLへ】

2017年の記事にて、村井満チェアマンの私見として、JリーグのJ3は数年後には降格制度を検討したいと述べています。しかし、この私見は2014年の時点でJ1・J2・J3は計60と定めていたことを基にしたものだったようです。しかしながら、この60という定めが、いよいよ現実味を帯びてきたようです。


9月下旬に予定しているJリーグの理事会で、先述の60という定数を公式として定め、これ以上増えた場合は、JFLとの入れ替え戦を行うことを諮ることになるそうです。
2021年現在、J1が18、J2が22、J3が15となっています。昨年J3に所属していたU-23の3チームが解散となったため、かつJ2への降格組がコロナ禍の特例で無かったため、一時的に15となっていますが、来年は4チーム降格となることから、昇格組の2との差し引きで2の増、そしてJFLから2チーム参入となれば、19と膨れ上がって計59となり、60の定数に近付くことになります。さらに再来年J参入チームが1つでも現れれば、定数の60ないしはそれを越えることが確実となり、今後どうするかが議論されることとなります。つまり急になって困るよりかは、あらかじめどうするかを決めておこうということを、今回の理事会で語ることになるのでしょう。

なお、Jリーグ百年構想クラブに認定されたクラブは2021年現在11あり、最もJ参入に近いJFLに所属しているクラブでは7つになります(残りは地域リーグ所属で、関東1部が3、東京都1部が1)。このうち、今年上がる可能性があるのは、いわきFCではないかと思われます。その次にヴェルスパ大分・ラインメール青森・F.C.大阪・鈴鹿ポイントゲッターズの中のいずれかとなるでしょう(ただしJ3ライセンス取得ができるかで大きく変わる可能性はある)。まだ後半戦が始まったばかりゆえに、事情は大きく変わる可能性があるので、正直この予測も当たらないと思ってます(苦笑)。


いずれにしても、9月下旬のJリーグの理事会で何かが決まるということでしょう。この入れ替え戦の話は、Jリーグだけでは決められない事項なので、JFLと日本サッカー協会とのすり合わせが必要になってくるでしょうね。この1ヶ月でどうなるか注視すべきでしょう。
そして、もしJFLとの入れ替えが始まると、2012年にJFLとの入れ替えに陥ったFC町田ゼルビア以来となります。J3の争いが熾烈になるのと同時に、アマチュア落ちに伴って経営基盤が揺らぐ(下手すれば解散に追い込まれる)チームも出てくるのではないかと心配ではあります。そのあたりの救済措置もJリーグは考えるべきだと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)

2021年05月01日

FC岐阜観戦記2021 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 阿部正紀&青木翼 その2

SHV47_1129今日、豊田市運動公園陸上競技場で行われたFCマルヤス岡崎×F.C.大阪の試合(JFL第7節)に行ってきました

岡崎というチームは岡崎市を本拠にしながらホームグラウンドを持ってない、いわゆるノマド(ジプシー)球団で、以前紹介した名古屋港サッカー場もその一つです。というのも、岡崎市に本拠地となるJFLの基準を満たした天然芝のスタジアムが無いためだからなんですね。そのため、ここにも年に数試合開催しています。実は、もう一つあるのですが、それは後程。ただ、このノマドももうすぐ終わるらしい。それはまたいずれ。



SHV47_1126このスタジアムは、陸上レーン(8列)と走り幅跳びなどフィールド競技が行えるようになっています。
席に関しては、メイン席は長椅子席で、屋根はセンター部分(ロイヤルボックスが設置されている周辺)のみバックと側面は芝生席で屋根が無い状態になっています。一応5000人が収容できるので、改良を施せばJ3規格には対応できるかもしれませんが、かなりの経費を落とさないといけないでしょうね。
なお、照明も無いので、J3規格にする時に難儀しそうです。それ以前に豊田スタジアムという立派な箱がありますから、もう必要ないか・・・。



SHV47_1127このスタジアムには電光掲示板もあるのですが、今回も使わず。お金が掛かるんでしょうね・・・。
その代わりに手動の掲示板が投入!遂にアナログに手を出したか(汗)!名古屋港サッカー場の時はあったっけ?



SHV47_1131今回もBig Buns Burgerがやって来た。
今回は「唐揚げ(大)」にしてみた。それだけにしたのは、食料調達に難儀する可能性を考え、猿投駅から少し歩いたところにあるファミリーマートで食料調達したんですわ。
なお、この陸上競技場には自動販売機が2台ありましたそのうち1台はIC決済のできる最新機だった(汗)。



SHV47_1130この日の試合には、元FC岐阜の青木翼選手に加え、名古屋港サッカー場では会場の雑用を行っていた同じく元岐阜の阿部正紀選手がスタメンで出場していました。その前から登場していたので、いよいよチームに馴染んだんだなとうれしい限りです。



試合の内容に入る前に、ここまでの両チームの状況紹介をば。


まず岡崎もF.C.大阪も無敗でこの試合を迎えています。しかし、F.C.大阪は6試合全てを消化して4勝2分なのに対し、岡崎は2勝2分と4試合しか消化していない状況です。その原因は新型コロナウイルスで、最初の試合(4/21に開催済)は岡崎の選手から陽性反応が検出されたわけだったのですけど、未消化になっている2試合は対戦相手(東京武蔵野ユナイテッドFC・ラインメール青森)の選手から陽性反応が検出されたからできなかったというふう。今後平日開催で行われる予定なんでしょうけど、その未消化の試合のせいで調整不足や試合勘の面で心配という指摘もありました。


SHV47_1132しかし蓋を開けてみたら、入りの時はほぼ互角だったかなと思っていた両チームは、前半15分にF.C.大阪の選手が先制点を決めたことで、F.C.大阪に大きく流れが傾くことになりました。
前半35分にF.C.大阪は追加点を挙げるのですが、どちらもセットプレー(コーナーキック)から阿部選手をはじめとしてよく守っていたとは思うのですが、少し隙を突かれたのかなと。2点目なんて相手の動きが止まってからの失点劇。早い段階で動いておくべきだったかなと思います。そういえば、青木選手のボールコントロールが上手くなってたなぁ・・・。

後半に入って、F.C.大阪は後半4(49)分に、さらに追加点を上げました。キーパーが弾いたボールをねじ込むという、これぞサッカーというプレーでした。
後半6(51)分に多々良敦斗選手が1点返したものの、それがやっと。1-3でF.C.大阪の優勢勝ちというふうでした。


F.C.大阪は、ホームグラウンドの東大阪市ではない場所の祭りですけど、岸和田市のだんじり祭りのような、攻めて攻めて攻め込むという非常に攻撃的なチームですね。守備に割くことも無くはないでしょうけど、あくまで攻撃は最大の防御とばかりに攻めに転じるチーム作りかなと思いました。コイツは強いぞ。J3に参入してきたら怖いチームになりそうです。



SHV47_1134試合の帰り、運動公園のバス停に向かう途中で行きたかったところに行ってきた
それが、元三河御船駅。今は御船駅跡ふれあい広場になっています。



SHV47_1135ここには、当時の三河線の路線が描かれた地図があります。
名鉄三河線は現在は猿投駅~碧南駅の区間ですが、かつては西中金駅~吉良吉田駅までの区間まで運行していました。
このうち、西中金駅~猿投駅と碧南駅~吉良吉田駅までの区間が2004年に廃止されました。そう、今回行ってきた元三河御船駅は西中金駅方面の廃駅だったのです。しかも今も残っている猿投駅の次の駅でもあります。



SHV47_1136それなのに、廃線から15年ほど経っているにもかかわらず、駅のホームと屋根は保存されており、レールもしっかり敷かれています途中のレールもほとんど残っており、その気になれば運行再開できるんじゃないかと思わせるほどです。
個人的には、運動公園までの路線は復活させてもいいんじゃないのかなと。周りには住宅地が広がっていますし、何より運動公園への最寄り駅だった経緯もあり、使い勝手も悪くない単線のホームなので、運行面で大変なのはわかっているのですけど、今のホームでなくとも少し前のところに新設でもいいんじゃないかなと。まぁ客足が遠のいてるから廃線になったんだろうけどさぁ、猿投駅から歩いて15分、しかもわかりにくい案内表示で倍以上の時間掛かってんだよ、こちとら(泣)。



SHV47_1137帰りは運動公園のバス停からとよたおいでんバスに乗って猿投駅まで行き、そこから名鉄三河線で豊田市駅まで。さらにそこから名鉄バスで赤池駅に向かいました。素直に豊田線に乗り換えればいいのに・・・と思ったでしょうけど、途中和合西口のバス停で降りて、ららぽーと愛知東郷に行くためですわ。パンダエクスプレスで軽めの食事を済ませてきました。今回はボールで注文して、「フライドライス」+「マーポードウフ」でマーポー丼に。
このららぽーと愛知東郷に向かう途中から雨脚が強くなってきて、雷まで鳴る有様。試合の時は晴れることもあったのに・・・。



この試合で、F.C.大阪は2位をキープ。1位は1分の差で、『アマチュア主体』になったHonda FCですよ。アンタらやっぱり強いじゃん(ギャハ)!<怖いよ天皇杯!
一方岡崎は今シーズン初黒星。2試合の未消化がありながらも8位に付けています。昨年最下位だったことを考えたら、まだマシなのかな。


岡崎の次の試合は5/5に行われる鈴鹿ポイントゲッターズとのアウェイ。ホーム試合は5/15に行われるいわきFCとの一戦になります。このホームでの戦いの会場は豊橋市にある豊橋市岩田総合球技場という岩田運動公園の中にあるんですよ。えらいところまで行くのか・・・(汗)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2021年03月27日

FC岐阜観戦記2021 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 阿部正紀&青木翼

今日、名古屋港サッカー場にて行われたFCマルヤス岡崎×ホンダロックSCの試合を見に行きました
どちらも企業チーム同士の争いになり、もらったマッチデープログラムによれば、どちらもリニア開発の舞台になったそうなのでリニアダービーとしたいそうです(笑)。


今年のJFLは、かなり過酷な展開になりそうで、上位4位が決まらないと、降格枠も決まらない(下手をしたら、地域リーグの意思次第でも決まってくる)という嫌らしいものになってるんですわ。そのあたりは以前に書いたと思うので置いておいて。

この日の試合が第3節になります。既に2試合消化しているという意味になるのですけれども、岡崎は開幕戦になった第1節(ティアモ枚方戦)で新型コロナウイルス感染者が発生したため中止・順延となりました(代替日は4/21)。そのため、岡崎は今節で2試合目ですが、初のホームになるのは変わらずアウェイでヴィアティン三重に勝っているので、連勝といきたいところ。
一方でホンダロックは1分1敗と勝ち星がありません岡崎の試合は何としても落としたくないと思っていることでしょう。


そして、この試合に来た理由。
既に岡崎には元FC岐阜の選手が3名(地主園秀美選手・青木翼選手・常澤聡選手兼ゴールキーパーコーチ)所属していますけれども、今年エリース東京という都道府県リーグから一人の選手がやって来ました。その選手は、阿部正紀。そう、岐阜で6年間プレーした、岐阜の顔とも言えたあの阿部正紀選手です。彼はJ3に降格した2019年に引退したのです。
その経緯をとあるところで読んだのですが、いわゆる燃え尽き症候群に罹っていたようなのです。もういいかなと思って現役を辞め、とある会社で働いていたそうですけど、エリース東京で練習している選手達を見て、現役復帰を考えるようになり、2020年8月にエリース東京に入団することで現役復帰を図ったのだそうです。そして、オフシーズンに岡崎に移籍となったとのこと。阿部選手が入団したことで、元岐阜所属の選手は4人。活躍時期は違えど、ファン・サポーターからすれば思うところは色々ありますわ。


SHV47_1003入場の際にもらった除菌ティッシュ。JFLのロゴが入っています。
今回それをくれたのが、他ならぬ阿部選手だったのです。そうか、この試合もメンバー外なのね。仕方ない。元Jリーガーとはいえ、半年のブランクがあり、都道府県リーグ上がりの選手。実力面ではまだまだの選手と一緒だものね。
ここで腐らずに選手とサポーターとの距離を縮めてほしいものです。プロの頃はメンバー外ならほとんどすることが無かったと思う。でも、アマチュアなら雑用としてもぎりからチケット・グッズ販売などを行わないといけないその苦労を知ることで、プロの何たるかとプロの意味を改めて噛みしめてほしいです。



SHV47_1001古屋港サッカー場は、スタメシに関しては絶望的に何もない・・・と思ってたら、やっぱりケータリングが1台だけだった(泣)。
それでも、Big Buns Burgerの「牛肉わさび」は美味かったよ。写真には収めてないけど、唐揚げもよかった。
そういえば、「牛肉わさび」はハンバーガーなのに、なぜか箸が付いてきた(爆)。これを見て、なるほどと思った(笑)。



ハンバーガーよりも肉の量が多い(爆)。ハンバーガーは100gらしいんだけど、牛肉は100g以下だったとしても、薄切りなので、多く見えるのよね。
こんな肉×肉なので、肉々しいのかと思ったら、わさびのおかげなのかさっぱりとしていました。あとは、パンに脂を吸わせているおかげなのかもしれない(ニヤニヤ)。


ということで、阿部選手・地主園選手はメンバー外だった試合は、常澤選手と青木選手はベンチで迎えて始まりました
総じて試合は膠着状態ではあったものの、風上に立ってたホンダロックがいい動きをしているように見えました。ただ、岡崎の好守備で何とかしのいだ格好でしたね。岡崎もホンダロックの守備が破れなかったのと風下になっていてボールコントロールが上手くいかず、数少ないチャンスも決めきれないのが痛かった前半10分のキーパーがいなくなった、ディフェンダー陣だけのゴールマウスに決められなかったのとか、前半26分のシュートとか。

で、後半6(51)分に青木選手が入場登場シーンは少なかったものの、その少ないシーンで大きな貢献を果たしていましたね。要所要所でホンダロックの攻撃を潰していたし、身体を張ってるところも垣間見えたので、次回以降はスタメンを狙えるんじゃないかと思っています。


試合はスコアレスドロー。岡崎は勝ち点を積み上げる格好になりましたが、ホンダロックは勝ちをまたしても得られませんでした。まだまだ序盤とはいえ、ここで勝ち点を1しか積み上げられなかったことが後々響かなければいいですけれども・・・。


次は5月に見に行く予定ですが、初旬だとゴールデンウィークなので他のスケジュール次第になりそうです。その頃までには阿部選手は仕上がっているものと思いますので、是非とも彼の激しいチェックシーンを見てみたいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)

2020年11月29日

2021年にJ3へやってくるのは、1チームか2チームか

Jリーグの昇格争いが白熱してきた中、JFLではJリーグ参入争いが最終局面を迎えました今日でJFLは全ての日程を終えるからです。今年は新型コロナウイルスの影響で、半分の試合を中止にして行った特別な展開の中で、何とかリーグ戦を終えることができたのです。それだけでもよかったと思えてなりません。
既にテゲバジャーロ宮崎がJ参入を決めた中で、残っている候補は3つ6位のいわきFC、7位のヴィアティン三重、8位のFC大阪です。いわきは宮崎と、三重は高知ユナイテッドSCと、大阪は優勝したヴェルスパ大分とそれぞれ戦いました。
そして、この3チームのJ参入を阻むのが、門番といえるHonda FCHonda FCはマルヤス岡崎FCと戦いました。


全て同じ時間でキックオフとなった最終節、門番となっていたHonda FCは岡崎に逆転負けという波乱が起きました。実は岡崎は今までHonda FCに勝ったことが無く、今年行われた天皇杯3回戦でも勝てなかったのです。まさかこんな重要な試合で番狂わせが起こったとは・・・。これで2つ目のチームは決まってくれるよな・・・。
と思ってたら、FC大阪といわきはヴェルスパ大分と宮崎にそれぞれ完敗し、三重も高知に芸術的なループシュートを決められて、参入の望みを絶たれてしまいました。番狂わせのチャンスをモノにできなかったのか・・・。


これに伴い、2021年のJ3は宮崎のみとなり、U-23のチームがなくなるということになれば、15チームでの戦いになることが確定となります。一方で、JFLはFCティアモ枚方とFC刈谷が昇格することが決定したので、17チームでの戦いになります。どちらも奇数チームとなり、1チームお休みとなる事態が発生することになるんですね。しかもJ3は2回戦総当たりになるか3回戦総当たりになるかで状況は大きく変わるだろうし・・・。


ともあれ、JFLは無事終わりましたJリーグももう少しで終わりというところまで来ました。現在、新型コロナウイルスの第3波が来ているという状況下に入っているようですが、何とかしてリーグ戦を完遂させてほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 19:58Comments(0)

2020年11月05日

【参入】コロナ禍でも何とか試合が成立しそうな中で(JFL編)【争い】

前回前々回とJリーグの昇格争いを見ていきましたが、アマチュアリーグにも昇格争いはあるのです。中でも、アマチュアリーグ最高峰のJFLは、Jリーグ参入という戦いを行っており、今年はコロナ禍で条件が緩和(特に最大のネックとされるホーム戦平均観客動員数2000人が削除されている)されていることから、ライセンスさえあれば参入可能というワンチャン狙いができる最初で最後のシーズンになるかもしれないからです(来年がどうなるかわからないものの、敢えて最初で最後と記載)。
そして、今年のJFLは全30試合のうち、第15節までを中止にし、第16節から最終節までという展開になっています(一部ホーム&アウェイを公平にするために相手のホームとアウェイを切り替えている)。半分ごっそり削るのは、結構勇気がいるわね。


それらのことを踏まえ、順位を見ていきましょう。☆がJ3ライセンスを取得しているクラブです。


1位 仙 台(22) +6
2位 大 分(22) +6
3位 宮 崎(21) +5 ☆
4位 HFC(20) +10
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 滋 賀(17) +4
6位 鈴 鹿(17) +3
7位 松 江(16) - 4


今年、J3ライセンスを取得しているクラブは、ラインメール青森・いわきFC・ヴィアティン三重・奈良クラブ・FC大阪・テゲバジャーロ宮崎の6クラブですが、唯一J参入ラインに入っているのは、宮崎のみになりました。2位に付けているヴェルスパ大分もJ参入を希望しているクラブですが、条件で折り合わず、今年もライセンスは公布されていませんでした。同様に5位のMIOびわこ滋賀、6位の鈴鹿ポイントゲッターズ、7位の松江シティFCも公布されていません

1位に就いているソニー仙台FCとHonda FCは、いわゆる企業チームなので、J参入の意思は無いとされています。そのため、『門番』と言われています。
優勝で見れば、上位4チームでしょうが、経験の面で見れば、Honda FCが最も硬いと思います。ただ、不特定要素と不測の事態が重なった今年、同じ企業チームのソニー仙台が、過去に優勝の経験をしている点から対抗馬として挙げられるでしょう。
そして、J参入で見ると、宮崎が最も最有力でしょう。ただ、まだ4試合残っているため、気が抜けないのも事実優勝には難しいですが、同じ勝ち点14で並んでいるいわき・三重・奈良・大阪も十分に参入のチャンスが掴めそうです。個人的には、フィジカルを徹底的に鍛えているいわきが上がってくると面白いかなと思っていますが、はてさて。


正直、アマチュアサッカーをしっかり見ていないので、詳細は語れませんけど、過去の状況を聞くにつれ、Honda FCが硬いものの、他のチームにもまだチャンスはありそうです。もしかすると勢いで大分が・・・というのもあるでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2020年08月28日

アマチュアリーグも過酷な状況に

Jリーグと同じく、アマチュアリーグも新型コロナウイルスの影響で延期になったり中止になったりと様々な影響を受けております。今回はその中でアマチュアリーグの最高峰であるJFLのげんじょうをば。


JFLは3月から開幕予定だったものの、先述の通り新型コロナウイルスの影響で度重なる延期を繰り返し、遂には全30試合のうち、半分の試合を放棄する事態にまでなりました。これに伴い、ホーム&アウェイの原則が崩れ、ホームないしはアウェイで15試合を戦うことになりました。つまり、ホーム7 : アウェイ8ないしはホーム8 : アウェイ7での試合展開になるわけですね。これはチームによって有利不利が出かねない事態ですけど、新型コロナウイルスの影響で四の五の言えない事情もあるようです。
まず、アマチュアリーグ全体に言えるのですが、クラブは基本的にアマチュア契約の選手で構成されています(一部はプロ契約を結んでいる人もいる)。そのため、普段は企業クラブなら仕事をしながら、それ以外のクラブは派遣・請負・アルバイトや別の会社の正社員の仕事をこなしながらプレーしているわけです。そうなると、過密日程は仕事に支障が出るのでできない。かといって日程変更も同様の理由で多くはできない。つまりは現行の日程をできる限りシュリンクや改変をしてプレイヤーの影響を最小限に食い止めないと試合が成立しないわけです。それゆえに、一部ホームとアウェイの入れ替えや日程変更が行われる事態はあったものの、同じ日取りで開催できるようになりました
それでもクラブ内で新型コロナウイルス感染者が発生し、試合が中止になることもあります。その場合結果的には引き分けにするのか、勝ち負けを付けるのか、はたまた中止としておいて後日日程を調整するのか、まだよくわからない事態になっています。私が知らないだけかもしれませんが・・・。


そんな中で、JFL15試合の中で順位を決めるわけですが、今年はJ3に最も行きやすいボーナスチャンスなシーズンとなりました。何と、J3の条件の一つだった観客動員の基準(1試合平均2000人以上)が撤廃されており、J3ライセンスを取得しいていてかつ成績・運営面・スタジアムで問題が無ければ、J3に行ける可能性があるのです。
同時に降格は無いので、地域リーグで苦労する事態も無くなりました。今年は思い切った戦術でプレーできるのは、Jリーグと同じですね。なお、JFLへの昇格は、これまで通り全国から2チームなので、来年は18チームでの運営になるわけです。

なお、J3に行けるチャンスのあるチームですけれども、8/28現在でラインメール青森と奈良クラブ(6月に刺客解除が解けたため)がJ3ライセンスを取得しており、最も近い位置にいます。そこにいわきFC・ヴィアティン三重・FC大阪・テゲバジャーロ宮崎が百年構想クラブで続き、条件が整えば、いつでもJ3ライセンスが取得できる状態です。なお、東京武蔵野シティFCは、諸条件をクリアできないということから百年構想クラブを脱退しており、今後2年間は再取得ができなくなります


まだ1~3試合レベルなので、まだまだ決定というわけではないものの、大阪が調子いいですね。Honda FCはまだ本調子ではないものの、今後牙をむいてくることでしょう。個人的に注目のいわきは6位とこれからの順位。J参入候補の奈良を破ったのは大きいけど、リーグ戦では東北以外で初のアウェイになるヴェルスパ大分にボロ負けと、まだまだ波に乗り切れていないなぁ・・・。今後の試合が楽しみで、一度見て見たいんだけど、日程的に厳しいなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)