この作品は、アニメ化される前からCMで作品紹介をされていることがあったので、名前は知っているものでした。ファンからすれば、待望のアニメ化ということでしょうし、私自身も気にはなっていた作品だったので、どんな作品なのか楽しみでなりません。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
これは、とあるいかれた世界の話。少女達が挑むのは、死と隣り合わせのゲームで、勝ち残れば賞金がもらえるものの、万全を尽くしても死が待っている非情なものだった。
主人公は、その死と隣り合わせのゲームで勝ち残っている女性。この日は、洋館の中にメイド服姿で閉じ込められた。一緒にいるのは自身を含め6人で、主人公以外の女性は、このゲームの初心者ないしは少しの経験しかない者だった。主人公は、仲間になった5人と共に、この洋館を抜けだすことができるのか。
というふう。
初回は1時間スペシャルとなっていて、ゴーストハウスと呼ばれる洋館からの脱出劇を描いたものになっているのですが、序盤は、やや抽象的過ぎるというのか、盛り上がりに欠けていて、話の筋を追い掛けるのが難しい作品だなと思いましたね。引き絵の時に顔が省略されるのが、仕方ないのか手抜きなのか正直わからないまま、そっちの方が気になって仕方なく、話を追い掛ける妨げになったのが残念です。
ただ、話が進んでいくと、このゲームの凄惨(せいさん)さが包み隠さず現れて、もうスッパスッパ切っていく(苦笑)。もう人間をモノ扱いしてやってくれるから、こっちの精神もやられそうです。実は、このゲームに出る人間は、凄惨な状況になっても防腐処理が施されるので、そう見えないように配慮されているとのことですけど、そのことをわかっていても、スプラッタさは消えないのよね・・・。
そして、クライマックス。生きろと声を掛けていた仲間を殺さないとクリアできないという痛烈な皮肉。しかも、その時に流れるのは、♪Whatever Will Be, Will Be (Que Sera, Sera)というドリス・デイの名曲。さらに、この曲はアルフレッド・ヒッチコックの映画である「知りすぎた男」の主題歌なんですね。まさに主人公は(このゲームの全てを)知りすぎていたというメッセージの込められたものなんじゃないかと思うと、終盤の怒涛の展開が恐ろしく感じてしまうほど。曲のメロディーと内容がある種爽やかなために、キッツいコントラストをも感じてしまうほどに・・・。
序盤の過程が冗長というのか上手く表現できていないというのか、ともかく残念な部分はあるものの、ゲームが進むと一気に緊迫感と皮肉が入り混じったものになっているので、ベースの作品は面白いのかなと思います。今後次第かな。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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