2015年11月27日

NOTTV終了のお知らせ

ドコモが全面的に押していたスマートフォン向けマルチメディア放送「NOTTV」が2016年6月末で終了することになりました。ジャパン・モバイルキャスティングが運営する「モバキャス」(V-High放送)も同じ日に終了することになり、該当周波数は国(総務省)に返還されるそうです。


「NOTTV」はドコモがアナログテレビ終了後に空いた周波数を利用して行ったスマートフォン向けマルチメディア放送で、400円/月(税抜)で基本料金が見られ、かつ追加料金を支払えば、ペイ・パー・ビュー方式の有料番組(プレミアム番組)も見られるというふうになっていました。この頃、「オールナイトニッポン0(ZERO)」がNOTTVで見られることでも話題になっていましたね。
しかし、目標1000万(後に600万に修正)を掲げていた会員数は超低空飛行状態で推移し、ピーク時は175万がやっとNOTTVを運営する会社もいろいろ策を講じた(無料放送の開始→1年持たずに終了、CS・BS放送の開始)ものの、ジリ貧状態にまでなってしまい、結局は今回のような事態になったわけです。
原因としては、ドコモでしか見られないことによって生じた対応機種の問題、放送エリアの問題などが挙げられます。


まぁね、わかっちゃいたけどね(苦笑)。
だからこそ最初は利益度外視で見られるようにすべきだったわね。特にスマートフォンでしか見られないという制約を受けている以上、無料で見られるくらいの覚悟を最初から仕掛けておいて、低レベルの機種でも見られる配慮も欲しかったですね。
放送エリアの問題も、格安で建てられるアンテナ設備を用意すべきだったと思います。少なくとも放送開始当初には全国の県庁所在地で見られるような体制にしておけば、ちょっとは変わったのではないのかなと思います。


しかし、この収益を当てにしていた名古屋のテレビ塔はどうなっちゃうんだろう。またテレビの電波塔ではないのにテレビ塔に戻っちゃったよ・・・。そしてまた存廃問題がクローズアップされるのね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月04日

春の新機種2012 ドコモ編

今回、春の新機種ともいえるラインナップがちょこちょこ出てきているので、今回ここでまとめて紹介していこうかと思います。各キャリア特徴的なものを搭載していると思うので、そのあたりを上手くピックアップできればと。


今回はドコモの機種紹介。
ドコモに関しては、ドコモが取得したマルチメディア放送(モバキャス)の「NOTTV」に対応した機種が登場したということでしょうか。
「NOTTV」とは、ドコモが主導して取得した電波を利用したマルチメディア放送で、スマートフォンでのみ対応するとされています。平たく言えば、地上デジタル放送のデータ放送とニコニコ動画的な要素を足して2で割ったものと見ていますが、正直電波余りともいえる状況で、どこまで訴求できるのかというのと、有料という媒体でどこまで食い込めるか、さらに、この過程で敗れたau(mediaFLO方式というアメリカのクアルコム社が提示したもの)が乗るのかというのが最大の懸念材料でしょう。持って3年と私自身は思っていますが・・・。


閑話休題、それでは新機種を見ていきましょう。


①AQUOS PHONE SH-06D
4.5インチのNewモバイルASV液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。ドコモが展開しているNEXTシリーズの一つ。OSはAndroid2.3。
IPX5/7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を搭載している他、ドコモが主体となって進めているマルチメディア放送「NOTTV」の視聴が可能になっている。
なお、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」とのコラボモデルも発売予定になっている。

個人的感想
全体的にマットな仕上がりになっており、大人向けな機種になっている。ワンセグやNOTTVなどを見やすくするためか、節電機能や大型モニターを搭載しているので、映像を見る機会の多い人にはオススメの機種かもしれない。


②MEDIAS TAB N-06D
7インチのWXGA TFT液晶を搭載したストレートタイプのタブレット端末。ドコモが展開しているドコモタブレットシリーズの一つ。OSはAndroid2.3(将来的にAndroid4.0への移行予定)。今回の機種はNECから発売される。
IPX5/7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を搭載している他、ドコモが主体となって進めているマルチメディア放送「NOTTV」の視聴が可能になっている。その他、ドコモの次世代高速通信Xiにも対応している

個人的感想
従来のタブレット端末と違う点は、通話ができる点とおサイフケータイに対応している点
通話機能があることで、少々使いにくいものの、ハンズフリーにして使えば問題ないし、何よりSkype・LINEといった通話を導入しないで手軽に話せるのがいい。おサイフケータイが付いていれば、移動中に買い物をする時に便利ではあると思う。
大きいケータイと捉えると割り切れるのではないかなとも。


③GALAXY Note SC-05D
韓国サムスン電子から発売されるストレートタイプのスマートフォン。ドコモが展開しているNEXTシリーズの一つ。OSはAndroid2.3(将来的にAndroid4.0への移行予定)。
5.3インチのHD Super AMOLED液晶を搭載しており、そこに手書きでメモを書くことやイラストが描くことを可能にする付属のスライタスペンが用意されている。その他、ドコモの次世代高速通信Xiにも対応している

個人的感想
一番目を見張るのが大きさと思われる。スマートフォンとしては大きすぎるものの、タブレット端末にしては小型という位置付け。ともすれば中途半端ともいえるが、薄さが9.7mmと扱いやすいふうに設定されているので、先述のような違和感を持つ人は少ないと考えられる。
海外メーカーながらワンセグに対応しているものの、現在ドコモが力を入れようとしている「NOTTV」に対応していないのは、吉と出るのか凶と出るのか・・・。


次回はソフトバンクの機種紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)