2024年10月13日

秋の新アニメ2024 その11 君は冥土様。

秋の新アニメ2024、11回目は小学館のウェブマンガ配信サイトであるサンデーうぇぶりで連載されている「君は冥土様。」です。
タイトルから見て、冥途の土産とかいうあの文字になっているので、もしかすると殺伐とした作品なんじゃないかとか思ったりもしてるんですけど、キャベツをナイフで切っているシーンとかあるから、そうじゃないよなぁ・・・とかわからないまま見ていくふうになりそうです。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、ごく普通の高校生。しかし、普段から両親は仕事で家を留守がちなので、一人でいることが多く、片付け下手なこともあり、家の中が散らかってしまっているほどの不精でもある。


そんなある日、一人のメイドが家にやって来た。いわく、私を雇ってほしい、と。興味本位で家に入れたものの、彼女の経歴を聞いてビックリ。前職は殺し屋だったのだ。そのため暗殺術には長けているらしい。
それを聞いたからなのか、雇うことを断った主人公だったのだが、彼女の忘れ物を届ける時、トラックに轢かれそうになったところを救ってくれたことをきっかけに、家に居候することになる。しかし、彼女のメイドスキルは散々なものだった・・・。



というふう。


外見は、確かにメイドの姿。しかし、少し怖いなぁと思う顔付きなのですけど、蓋を開けたら、とんでもないポンコツメイドじゃねーか(ギャハ)。もう掃除がまるでダメなので、主人公もお手伝いすることになったり、言葉の節々にツッコミどころ満載だったり、総菜屋のソースに異様な執着心を見せるなど、コミカルさ全開な女性じゃないか(ニヤニヤ)。こんな面白い人なら、少々メイドができなくとも、目をつぶってしまいそうです(笑)。

今回は、主人公とメイドだけなので、2人のやり取りが重要だったんですけど、掴みはOKでしたね。1話で一気に距離感が詰まって、2人の間の障壁みたいなのが無くなって、打ち解け合っているように思いました。


今後、2人の関係がぐっと縮まる出来事も起こることでしょう。まだ学校は夏休みなので、学校生活が始まると、主人公の周辺も明確になるでしょうから、そこで起こる化学反応も面白そうです。これは、初回でグッと来た。オススメです。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む

Posted by alexey_calvanov at 22:43Comments(0)

2024年07月19日

夏の新アニメ2024 その27 小市民シリーズ

夏の新アニメ2024、27回目は東京創元社のレーベルである創元推理文庫から刊行されている「小市民シリーズ」です。
原作では「〈小市民〉シリーズ」というふうになっていますが、アニメ化に際し「小市民シリーズ」となったようです。今回は春と夏を舞台にした作品がアニメ化となります(丁度コミカライズもこのあたりというのもある)。そして、作品の舞台は岐阜市(原作では木良市という名称)ということで、今年は岐阜県を舞台にした作品が立て続けに出てきたのと、愛知県と岐阜県を舞台にした作品が同時に楽しめるというなかなかもって贅沢な状況になっていますけど、残念なことに被ってるんだよなぁ(ギャハ)。どちらかをBSで見るというふうでお茶を濁しておきますか(ニヤニヤ)。

ちなみに、小市民というのは、資本家と労働者の人達の間を指し、小ブルジョアとも言われるそうな。一番わかりやすいのは、中産階級という単語でしょうな。資本家ほどカネは持っていないけど、労働者ほど搾取もされていない人達で、経済的にも政治的にも流動的になりやすく、時に保守反動的になるかと思ったら、時に左翼革命的になることもあるとされ、さながら現在の無党派層のような『風』で動く人達を指すとも言われています。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、高い推理力を持ち、自らを名探偵と気取っていたものの、その推理活動で苦い経験をしたため、高校に入ってからは小市民として過ごすことを決めていた丁度同じ志を持った女性と出会ったことで、2人は互恵関係というお互いを助け合う仲になっていった。

共に平穏な生活を送ろうと誓っていたものの、不可解な事件や災難が振り掛かってくる。そんな2人に小市民としての安穏とした日々がやって来るのだろうか。



というふう。


初回は、「春期限定いちごタルト事件」という原作をベースに描かれたものになっています。2人の関係性やその取り巻きと思しき人が招くトラブルにどう対処していくのかが描かれていましたね。
正直、なかなか小難しい作品なので、しっかり理解するのは大変だと思いますけど、ミステリーというジャンルの中では殺人のような重々しいものが無いので、スナック感覚で楽しめるのは、いいんじゃないかなと思います。まぁ、オチがちょっとキツかったけど(汗)。

この手の作品は、小市民を目指す2人の関係性が気になるところですね。恋愛関係というより、共通の志を持った同志という関係なので、何となく社会主義チックな関係のようにも。まぁ、そのあたりは変わりそうにないかな・・・。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 22:06Comments(0)

2024年01月08日

冬の新アニメ2024 その10 僕の心のヤバイやつ 第2期

冬の新アニメ2024、10回目は秋田書店から刊行している週刊マンガ雑誌である週刊少年チャンピオンで連載され、後に同社のウェブコミック配信サイトであるマンガクロス(移籍当初はチャンピオンクロス)に移籍して連載中の「僕の心のヤバイやつ」の第2期です。
前期は、ギャグマンガ家が繰り出す異色なラブコメ作品ということでインパクト絶大でしたけど、2期になったことで、安定に向かうのかありきたりなものに向かってしまうのか。そして、主人公とヒロインの関係がどうなるのか。気になることだらけですね。


あらすじは続きモノなので無し。ヒロインの相変わらずの天真爛漫さに振り回されている主人公が、腕を骨折していることから彼女に介助されることを先生に提案されたものの、断ったところから始まります。


2期目ということもあって、2人の立ち位置などのパーソナルな紹介は最小限になってしまいましたね。それでも彼女の一面は、しっかりと出ていますから、実にかわいいなと思えるんですよ。主人公は相変わらずの奥手で斜に構えた部分はあるものの、彼女への思いで徐々に正直な部分が垣間見えるようになってきていたのかなと。その部分が今回も伝わってきました。


2人の距離感は、たぶん縮まってきていると思うのですけど、まだまだ押しが足りない状況。今後、また2人の距離が縮むエピソードが散りばめられるのでしょうか。そして、その時に主人公は奇をてらわずに想いを伝えられるのでしょうかねぇ・・・(ニヤニヤ)。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 22:54Comments(0)

2023年10月17日

秋の新アニメ2023 その23 僕らの雨いろプロトコル

秋の新アニメ2023、23回目はオリジナル作品の「僕らの雨いろプロトコル」です。
こちらはテレビ朝日系のNUMAnimationで放送されていますけど、基本的に当たりの作品が多いんですね。今作品は、この枠内では久しぶりのオリジナル作品になるようなので、どんなふうになるのでしょうか。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、オンラインゲームに熱中していた高校生だったものの、父親が亡くなり、妹が歩けなくなった事故をきっかけに、家計を助けるため、オンラインゲームから身を引き、eスポーツを行っているカフェでアルバイトをしていた

しかし、働いていたカフェに借金があったことが発覚し、そこに所属していたeスポーツチームが空中分解を起こしてしまった
借金返済のためには、eスポーツで得た賞金をあてにするしかないため、主人公とその友人、そして主人公の幼馴染みで店長の娘と3人で、eスポーツチームを結成することになった。そう、図らずともオンラインゲームに復帰することになったのだった。



というふう。


・・・はっきり言って、この作品は酷いなぁ。
作品のヤマがないだけじゃなく、あまりに淡々と進み過ぎて、キャラの心理描写が薄いんですね。主人公の性格から来ているものかもしれないですけど、あまりに希薄過ぎるんですわ。事故が原因でオンラインゲームから遠ざかっていたのはわかるんですけど、妹が抱く主人公への複雑な感情は、初回ではなかなかわかりにくかったし、主人公がバイト先に選んだのがeスポーツカフェになった経緯もわかりにくい
中でも一番酷いのが、主人公達が扱っているゲームのグラフィック一体いつの時代のパソコンのスペックなのかと言いたくなるくらいに酷いグラフィックなんですよ。これをゲーム画面として見せられるのかと思うと、eスポーツが作品のキモになることを考えると、辛いわい。
あとは、主人公のバイト先の店長が残念な性格をしているなど作品の印象と正比例しそうなところを見せており、今後もっと酷くなるんじゃないかなと思えてなりません。うーむ。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)

2023年07月04日

夏の新アニメ2023 その2 うちの会社の小さい先輩の話

夏の新アニメ2023、2回目は竹書房のウェブコミック配信サイトであるストーリアダッシュで連載中の「うちの会社の小さい先輩の話」です。
いわゆる会社の先輩・後輩モノというのは、大概先輩が男性で後輩が女性という関係なことが多いのですけど、この作品に関しては逆の位置付けになっているようです。
ちなみに、この作品はテレビ朝日単独製作ではなく、メ~テレとの共同製作なのだそうです。この組み合わせも実に約23年ぶりとのこと。>
>

あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。>
>

主人公は、キャラクター企業で働く新入社員。入社してからしばらく経ち、まだまだ不慣れなところはあるものの、先輩女子社員のおかげで仕事に勤しむ日々を送っている。>

彼女は後輩想いの褒め上手なだけでなく、何かといつも気遣ってくれる。それゆえに、普段から距離感が近いので、何かと意識してしまっているのだが・・・。
>
>

というふう。>
>

そんな初回は、主人公とヒロインの『主従関係』が描かれておりまして先輩社員は、無意識のうちに主人公を意識させてしまう行動を取っていることが、ことさらに強調されており、主人公は彼女のことを意識してしまうんですよね。じゃあ、彼女の方は主人公をどう思っているのかというと、推測の領域ではありますが、まんざらでもない様子。>

先述の通り、先輩が男子・後輩が女子という今までの関係と違い、逆の立ち位置になっているので、結構新鮮に見ております。しかしながら、この手の展開は、どう見てもイチャラブなんですよね(ニヤニヤ)。彼らは無意識にイチャラブをオフィス内で振り撒いているのです。これが、いつ両想いになってくるのかが楽しみになってきますね。それでもイチャラブと言うのでしょうけど(ニヤニヤ)。>
>

放送局・放送時間の紹介は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2023年04月13日

春の新アニメ2023 その16 僕の心のヤバイやつ

春の新アニメ2023、16回目は秋田書店から刊行している週刊マンガ雑誌である週刊少年チャンピオンで連載され、後に同社のウェブコミック配信サイトであるマンガクロス(移籍当初はチャンピオンクロス)に移籍して連載中の「僕の心のヤバイやつ」です。
この作品の作者、「みつどもえ」でお馴染みの桜井のりおさん。今まで、「みつどもえ」もそうだったんですが、ギャグマンガを描いていた人だったんですけど、今回の作品はラブコメなんですね。でも、「ごく普通のラブコメなんて描けると思った?残念でした!」とか言いたげな展開になるようで(ニヤニヤ)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、普段猟奇本が愛読書であり、暇さえあればクラスメイトを猟奇的に殺すことばかり考えている重度の中二病罹患者(中学生)。

ある日、自分を見下していると思っている、殺したい(という妄想に駆られる)女子が、図書室で大きなおにぎりを食している姿を見掛けるその後も意外性あふれる行動を取り続ける彼女の姿を見て、彼の中で何かが変わっていくのだが・・・。



というふう。


初回は、ヒロインの奇抜な行動(図書室でおにぎりやビッグサイズのポテチを食らう・新聞紙の切り抜きをしたいものの、切るものが無く、手で割こうとする・図書室に何かいると称し、猫の鳴き声をするなど)に翻弄され、ヒロインのもう一つの姿を見て驚き、ヒロインがナンパされてると思い動揺する主人公が見られるのですけど、ヤバい妄想を繰り広げながら日々を送っているからか、彼女に対してアクションを起こす時も素っ頓狂なものになっていましたよ。極めつけが、ヒロインがナンパされているんじゃないかと思って、話し掛けている男を引き離そうと自分の乗っている自転車を投げ込む(滑り落とすとも)あたりともすれば危険な行動でもあり、タイトルをほぼ回収する行動(『僕の心のヤバイやつ』じゃなくて、『僕はヤバイやつ』だった(爆))でもあったなと(汗)。しかし、そんな素っ頓狂な行動(だんだん酷くなって、最終的に自転車をぶん投げる(爆))のレベルが、実は主人公の彼女に対する好意の強さを表しているのではないかと。すると、あれは彼女へのプロポーズ的な行動だったんだと。これはヤバい(ギャハ)。


今後、彼女のことが好きだと感じ取ってしまった主人公が、ヒロインに対してどう行動に移すのか楽しみですね(既に自転車投げてる時点で行動に出しているのだろうけど、わかりやすい表現でアプローチしてあげないと(ニヤニヤ))。それにヒロインがどう応えるのか。彼のことをどう思うのか。気になる部分が多くて、この作品、ただのラブコメじゃなかった(汗)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:24Comments(0)

2020年04月16日

春の新アニメ2020 その14 イエスタデイをうたって

春の新アニメ2020、14回目は集英社の各月刊誌である「ビジネスジャンプ」と「グランドジャンプ」で連載されていたマンガが原作の「イエスタデイをうたって」です。
この作品は不定期で連載されていたようで、足掛け18年という長期にわたっていました。
また、今回放送されるテレビ朝日は、深夜アニメに関わるのは随分久しぶりになり、今回の深夜アニメ放送開始にあたって、「NUMAnimation(ヌマアニメーション)」という枠を設置しました。なお、BS朝日も「アニメA」という枠が設置され、こちらは前後半30分の計1時間となっています(この作品は後半に設定)。こちらも深夜アニメを置くのはずいぶん久しぶりなはず。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、就職活動をせずに大学を卒業し、コンビニでバイトをするフリーターになっていた。
将来への展望を描けず焦燥感を抱いていたある日、コンビニの残飯をカラスにあげていると、肩にカラスを乗せた一人の少女がやって来る。彼女の破天荒な振る舞いに、彼は慌てふためく。
そして、別の日。同窓会の知らせが来たことで出会ったかつての同期から、かつての同期で主人公が秘かに想っていた女性が金沢から帰ってきたことを知る。

主人公を想う謎の少女、主人公が想うかつての同期の女性との間で、物語は大きく交錯していく。



というふう。


この作品を見て思ったのは、自然で地味な作品ながらも、力強さは感じられるというふうですね。その中で主人公が好きな謎の少女、かつての同期の女性が好きな主人公との少しいびつで奇妙な三角関係が出来上がってしまったわい。あと感じたのは、1990年代のドラマを見ているような雰囲気です。ただ、それがアニメとしては落ち着いていて、見ていて飽きが来ずに引き込まれるんだなと思っています。

この先も複雑でいくつかの秘密が暴かれることになるでしょう。個人的には、このノリが好きなので、楽しみではあります。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)