2013年05月29日

PS Vitaでradikoキター

SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)から発売されているPlayStation Vita(PS Vita)。携帯ゲーム機としては非常に高いポテンシャルを持っており、かつ美しい液晶でのゲーム、背面タッチパネルのような独特の操作体系、マップ機能・AR(拡張現実)・音楽プレイヤー・ブラウジングなど多彩なエンタメ機能が備わっています


そんなPS Vitaに新しい機能が搭載されるようになりました。それがradikoです。
radikoはIPサイマルラジオと言われるもので、高層ビル群の多くなってきた都市や電波の通じる地下街の中、そして外国放送や他の地域の放送との混信で悩まされていた地域などでクリアに聞こえるようになり、大きく威力を発揮します。
radikoの仕組みは、IPを利用してエリアを特定し、その地域のラジオを聞けるようにするというものです。たいていはプロバイダーのある会社・利用者の住んでいる地域・放送地域が合致して問題なく聞けるようになっています(例えば、名古屋で聞く場合、プロバイダー契約会社(サーバーが名古屋にある)やケータイの電波塔が名古屋市内にあれば、たいていの場合、名古屋の放送局が聞けるようになります)。

そのradikoは現在北海道から沖縄まで全国37都道府県66局でサービスが行われています(全国放送のラジオNIKKEI・放送大学は全国47都道府県で聴取可能)。先述の通り、外国放送や他地域の混信・高層建築物による遮蔽がないクリアな音を楽しむことができます。


今回PS Vitaで聞けるようになったことで、スマートフォンのようなタッチパネルでの操作ができるようになった他、バックグラウンド再生、最大5局まで表示できる番組表が備えられています(ちなみに、PC画面上では6局、スマートフォン上・PCアイコンから起動した場合は1局のみ)。もちろん、PS VitaはツイッターやEメールにも対応しているので、生ワイド番組のテーマ投稿にももってこいです。それに3G対応であれば、外に出ている時にも送れるので、思い立ったらすぐ投稿・すぐリクエストもできるようになりますよ。


このradikoは無料でダウンロード可能なので、いつでもどこでも楽しめるだけでなく、容量も少なめなので、ダウンロードもそれほど時間が掛からないと思いますから、お試しで入れておいてもいいのかもしれないですね。


PlayStation Vita (プレイステーション ヴィータ) 3G/Wi-Fiモデル クリスタル・ブラック 限定版 (PCH-1100AB01)PlayStation Vita クリスタル・ブラック 3G/Wi-Fiモデル



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Posted by alexey_calvanov at 22:34Comments(0)TrackBack(0)

2011年06月10日

2011年のE3で次世代機の発表キター 後編

E3では任天堂以外にもソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)も発表を行いました。このハードもかねてから言われていたプレイステーション・ポータブルの後継機で、名前が決まる前はNGP(Next Generation Portable)と呼ばれていた新世代機です。
そのハードがいよいよベールを脱いだのです。


正式な名前はPS VitaVitaはラテン語で、英語でLife、日本語に直すと生涯・生命や生活の意味合いを持ちます。
5インチのタッチパネル付有機EL液晶だけでなく、裏面にもタッチ認証を持ったパッドを持ち、PSPやPSシリーズのようなアナログコントローラーを2つ、十字キー相当のコントローラーを1つ、6軸モーションセンサー・3軸の電子コンパス、デュアルカメラ・GPSを備えています。さらに無線LANだけでなく3G(第3世代)の通信規格を持っています。なお、通信規格は不明なものの、アメリカでは通信会社大手のAT&Tと組んでいることを考えると、通信規格はW-CDMAになるのではないかと思います。そうなるとドコモの通信網を使うのはほぼ決定ではないかとも考えています(AT&Tがドコモとの関係を持っているため)

機能としては、複数の不特定多数とチャットを楽しめる「Party」、今自分のいる近郊の相手を検索できる「near」という機能が搭載されています。
欧米も含めたロンチタイトルは「みんなのゴルフ Next」・「アンチャーデッド」・「ワイプアウト」など。

それでいて価格はWi-Fiモデルが約24,980円、3G/Wi-Fiモデルが29,980円と欧米レートながら実質25,000円ないしは30,000円を切っています


これだけの機能を搭載してそれだけの価格を切れるのは、正直大英断だし、『打倒任天堂』を公然と掲げてきたわけです。
現在ニンテンドーDSのような燦然とした輝きかつ人をあっと驚かせるような仕様はなりを潜め、3DSになってからは、これまでと変わらない失望感と3Dを徹底的に追及してしまったという『バーチャルボーイから学んだ失敗学』が生かされていない絶望感とが相まって、SCEへの待望感が増しているのではないかと思います。それほど驚くようではない携帯ゲーム機であっても。
ただ、何かしらの変革を求めたうえで動いたのならば、評価しなければならないでしょう。また詰め込んだ機能はこれまで据え置き機でしかできないとされていたものばかりです。何かしらの新しいエモーションを巻き起こすものと期待しています。


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Posted by alexey_calvanov at 22:52Comments(0)TrackBack(0)