2024年10月12日

秋の新アニメ2024 その10 魔法使いになれなかった女の子の話

秋の新アニメ2024、10回目は投稿小説サイトである「エブリスタ」で連載されていた「魔法使いになれなかった女の子の話」です。
元々のタイトルは、最後に句点(。)が付いていたんですけど、アニメ化に伴い、それを取ってしまったようです。この作品は、前述の通り、投稿小説サイトである「エブリスタ」ですけれども、文化放送・DeNA・創通・毎日放送の共同企画によるオリジナルアニメ制作プロジェクト「Project ANIMA」の第2弾「異世界・ファンタジー部門」にて大賞を受賞している作品でもあるのです。ただ、「Project ANIMA」って、あの「サクガン」を大賞に据えたところだよなぁ・・・。作品のクオリティは大丈夫なのかしら・・・。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、子供の頃に魔法使いに出会い、華麗な魔法を見たことで魔法使いにあこがれを持ち、魔法使いになるために猛勉強をした女の子。
模試では塾に通っている子達よりも優秀な成績を上げて、一躍注目を浴びたものの、魔法学院の試験の結果は、魔法学科では不合格となり、普通科での入学となった。

普通科入学は魔法使いになれないという意味でもあったので、絶望に打ちひしがれた主人公だったが、自分のクラスの担任は国家魔法師。しかも、このクラスにいる子達を魔法使いにすると宣言して・・・。



というふう。


子供の頃のシーンでは特に感じられたのですけど、まるで絵本のような世界になっていましたね。何とも温かみのある作品なのかなと思ったら、主人公がやや百面相気味やんけ(爆)!魔法学科に落ちて、もうダメぽみたいなことを言ったら、クラスメイトに普通科に受かるのだって相当苦労するのに、そんなこと言うのかとたしなめられる有様。それにクラスメイトでありルームメイトでもある子に、ウジウジするのは入学式までとまで言われ、気持ちを切り替えていくふうになったところで起こった、歓迎式典でのトラブルそれを防ごうとした主人公の前に現れたのが、担任になる子供の姿の先生だった、と。かなりの使い手なのがわかりましたね。そして、犬に化けた魔法学科の子が、主人公のことを付け狙うのではないかと思わせるシーンもあり、初回ながら見どころが多かったですね。


意外にも、登場人物が多かったのに、端的なふうだったからか、ディティールはわからなくとも、何となくこんな子がいるんだねレベルで理解できるようになっていたのが、いいところかな。今後はクラスの中で様々な出来事が起こると思うので、それをちびっこ担任と共にどう乗り越えていくのか、そして主人公は魔法使いになれるのか、主人公を快く思わない謎の人物は何者なのかなど、気になるところがいっぱいですな。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 21:54Comments(0)

2021年10月14日

秋の新アニメ2021 その15 サクガン

秋の新アニメ2021、15回目はサテライトが手掛けるオリジナル作品の「サクガン」です。
この作品は、文化放送・DeNA・創通・毎日放送の共同企画によるオリジナルアニメ制作プロジェクト「Project ANIMA」の第1弾「SF・ロボットアニメ部門」で準大賞を獲った作品がベースになっているようです。その後、色々変遷して今のタイトルになったとのこと。キービジュアルを見る限りでは、冒険譚のようなふうにも見えますが、はてさて。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


極彩色のネオンに光化学スモッグ漂う岩盤に囲まれたコロニーと呼ばれる街に住む一人の親子。9歳ながら大学を卒業し、ワーカー(鉱員)として働いている女の子とシングルファーザーで同じく鉱員の父親は、未開地帯の地図作りをしたい女の子とそれを強硬に反対する父親との『激しい』親子喧嘩を繰り返しながらも平穏な日々を過ごしていた

ある日、未開世界から親子の友人が帰ってきた外の世界に羨望している女の子は、親子の友人の話に目を輝かせる。そんな時、彼女が夢で見た世界と同じ世界の写った写真と地図ではないかと思しき謎の石を手に入れる親子の友人と共に、その世界に向かいたいと父親を説得していた時、外から異生物が侵入し・・・。



というふう。


初回は、基本的に親子のコメディタッチな展開がメインで、この『激しい』やり取りが、親子の関係を十分に理解させてくれるものになっています彼女の自立に心配を抱くあたりは、まさしく子煩悩(いや親バカか(苦笑))な父親ですわ。それでいて女の子は9歳ながら大学卒で、父親の採掘の手伝いをこなしているあたり、もう父親の面倒を見る母親代わりになっている(笑)。だからこそ大人になった気分になっていて、地図作りをすることでさらなる自立を図りたいのかなと。そこに女の子とつるんでいる親子の友人が現れて、ますます面白くなるかなと思ったら、異生物が現れて、その親子の友人が突如ドロップアウト・・・(泣)。その結末に至るシーンで、女の子に自身は子供なのだから父親の中にいろというつるんでいた親子の友人の娘のシーンが、グッときましたね。あれはなかなか言えないし、その後のシーンに繋がってしまうと泣けてきましたよ・・・。


今後は初回のようなコメディタッチは控えめになって、シリアス路線がメインになってくるのだと思いますが、その過程で少女は本当に大人の階段を父親の手助けを借りて昇っていくのだと思いますわ。女の子1人だけなら誤って落ちてしまいかねない大人の階段を。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)