千葉ロッテマリーンズの本拠地である千葉マリンスタジアム。最近までQVCマリンフィールドと呼ばれていました(権利は11月末まで)。
元々千葉市の所有だった千葉マリンスタジアムは、球場の修繕費などに充てようと思って命名権を売ることを決めました。そして2010年、複数の企業の中から同じ幕張にある通販会社QVCが取得して、2011年より10年契約でQVCマリンフィールドとなりました。その後、命名権で得たお金を基にQVCマリンフィールドは修繕と大規模な改修を行い、今や大型ビジョンが3つもある見やすい球場になりました。
ところが、2016年夏にQVCが突如契約解除を千葉市に要請。ゴタゴタの末、千葉市も同意し、QVCは違約金(契約解除料。契約途中での解除だったため)を払って契約解除を進めることになりました。
さぁ困ったのは千葉市。大急ぎで後任業者の選定に取り掛かりました。すると、ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN」を持つ同じ幕張にあるスタートトゥデイが取得。スタジアム名は12月からZOZOマリンスタジアムとなるそうです。
実はスタートトゥデイは2010年の時にも名乗りを上げていたものの、QVCに敗れた経緯があります。いやぁ、QVCがこうなることを知ってたら、最初からスタートトゥデイでもよかったんじゃないのとか思ったり思わなかったり(苦笑)。
なお、スタートトゥデイは地域貢献が盛んな会社で、千葉ロッテマリーンズ以外にもサッカーJ2のジェフユナイテッド市原・千葉、バスケットB1の千葉ジェッツに支援をしているそうです。変わったところでは、サッカー日本代表の本田圭佑選手の所属事務所(マネジメント契約によるもの)が運営するサッカースクールの命名権を購入することもあったそうです。
今回の命名権は2026年までの10年間で、3億1000万円/年だそうな。確かQVCと契約を結んだ時も、この価格だったはず。すごいなぁ。
しかしロッテは恵まれてる。地元、しかも幕張で2社も引き受け手がいるんですから。こうなるとイオンあたりにも頼んでみるか(ニヤニヤ)。<幕張にあるからって無理だろうが。