2021年03月20日

Evoがプレイステーションファミリーの一員に

この表題、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の公式ブログで付けられたものですけど、結構字面的にインパクトがあると思うの。それは後から書こうかと。


SIEはエンデバーグループの一つであるRTSと共同で「Evolution Championship Series(EVO)」の運営権を買収したと発表しました。
「EVO」は1995年に行われた「Battle by the Bay」という名称で行った40人規模の大会が起源となっており、2002年から「Evolution」という名称に切り替え、ラスベガスで開催しています。
現行の名称を用いたのは2003年からで、翌年からは筐体からコンシューマーの本体の利用に切り替えました2020年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催の予定でしたが、当時のCEOの性的犯罪の発覚に伴い更迭されたことがきっかけで、抗議の意思としてゲーム会社が参加を取りやめ、直前で中止になりました。
なお、日本でも「EVO Japan」として地区大会が2018年~2020年に開催されています。
この買収に伴い、創業者で先述の当時のCEO解任後にCEOに暫定的に就任したトニー・キャノンさんは、買収後もアドバイザーとして残ることになりました。


新しい「EVO」は今年も「EVO Online」として開催し、8/6~8/8および8/13~8/15まで参加費無料で北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ・アジアで行われます開催作品は、「鉄拳7」・「ストリートファイターⅤ チャンピオンエディション」・「モータルコンバット11 アルティメット」・「GUILTY GEAR -STRIVE-」などです。


ところで、今回合弁会社とはいえ、SIE色のあるところが運営に係ったら、SIEのハードから出ているゲームしかプレイできなくなるんじゃないのかという不安がつきまといます。実際その懸念は色々なところから出ていたようですが、「EVO」の運営スタッフであるマークマンことマーク・フリオさんは、全てのハードに開かれた大会にしていくことは変わらないと述べており、将来的に「EVO」の種目として加えたいNintendo Switchの「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」などスマブラシリーズを見据えた発言と見られています。


eスポーツとして見ると結構伝統ある大会なので、今後も継続するというのは朗報ですね。将来のオリンピック種目を見据えて、この合弁劇が、いい展開に持って来られるようになることを願っています。


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Posted by alexey_calvanov at 20:14Comments(0)