2019年04月26日

春の新アニメ2019 ベスト

春の新アニメのベストを見ていこうと思います。
始まる前は不作の中の不作という最悪の状況になるんじゃないかなと不安視していましたが、蓋を開けてみれば、思っていた以上にいい作品の揃った時期になりました。
特に当初ノーマークだった作品のデキのよさがきらりと光っておりました。もちろん前評判の高い作品もなかなかで。選ぶのに苦労した、しかも想定外の苦労ですわ。


今期の1位は、「キャロル&チューズデイ」
まだ第3話が始まっていませんが、2話見ただけで非常によくできた作品になりそうですわ。
主人公の2人とライバルになるであろうモデルとの対比が如実に出ており、どちらも順風満帆ではないものの、モデルの方はすぐにでもデビューしそうな勢いでやっておりますなぁ。何より、1970年代・1980年代のポップスが好きな人にはたまらない作りになるのではないかなと。いい音楽が聞けそうです。作品もこれから深みを増しそうです。

2位は、「RobiHachi」
これも現代の滑稽本的な作りがにじみ出ていた点、特に『巨大な権力』(笑)に物怖じしないあたり、「銀魂」を見ているような錯覚も(ニヤニヤ)。もちろん、原典である「東海道中膝栗毛」へのオマージュも感じられる部分があり、これも知っている人ならニヤリとできる
ただ、これを海外で売り出そうとすると、そのあたりの造詣が深くないと厳しいかもねぇ・・・。少なくとも日本では大丈夫なんだろうけど。

3位は、「八十亀ちゃんかんさつにっき」
まぁ、地元ですからね(ニヤニヤ)。
いわゆる名古屋あるあるなわけですよ。たった5分の中に感じられる名古屋のエッセンス。名古屋の人間ならほぼうなずける内容。そして愛知・岐阜・三重のキャラの濃さ(爆)。中でも愛知のキャラは濃厚過ぎて名古屋の人以外はお腹壊しそうですわ(ギャハ)。
ちなみに、テレビ愛知で見ている人は、一迅社の後のスポットCMまで名古屋仕様(名古屋ではよく知られたCM)になっていて、お腹いっぱいのところにまだ詰め込ませようとしているんだよ(爆)。

次点は、「ひとりぼっちの○○生活」
「川柳少女」・「みだらな青ちゃんは勉強ができない」・「なんでここに先生が!?」とかがあった中で、この作品をば。
主人公が友人ができない中で一生懸命友人作りをしていく健気さとその心意気を買ってくれた友人になった子の懐の深さが素晴らしい。特に副生徒会長の人格の変わりように笑わされた。ちょっと心がほっこりするコメディですね。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)

2019年04月15日

春の新アニメ2019 その9 RobiHachi

春の新アニメ2019、9回目はオリジナル作品の「RobiHachi」です。
オリジナル作品というのもあってか、事前情報が全く無い。パッと見た印象では、「TIGER&BUNNY」や「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」のようなバディものかなと思ったり。ホントにどんな作品かわからないまま見ることになりました(苦笑)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、何をやっても上手くいかない残念なアラサー。自称ルポライターだが、あらゆる事業に手を出しては手痛く失敗し、彼女にもフラれ、自称ルポライターの仕事も無くなり、最終的には借金地獄に陥ってしまうほど。
そんな彼が一発逆転を賭けた『事業』を行うための資金を奪われて、途方に暮れたところを1人の青年が救う。彼は超の付く天才(大学を飛び級で卒業するほど)だが、現在はフリーターの身曲がったことは大嫌いなものの、人生なんて想定外なことなんて起こらないと悲観的な見方をしていた。ともすれば主人公とは真逆な関係なものの、なぜかお互いにはわだかまりはない。お互いこれから頑張ろうという激励を掛けてその場を後にするのだった。

次の日、案の定というのか、『事業』に失敗する主人公借りたお金を返して下さいとやって来た借金取りは昨日助けてくれた青年。すったもんだの末にエアロックに閉じ込めたものの、今度は青年の雇い主達が借金取りにやって来た。万事休すと思った時、家として使っていた宇宙船を飛び立たせ、逃避行・・・そうだった、アイツを閉じ込めたままだった(苦笑)。
しかし、想定外なんてことは無いと思っていた彼の意識が大きく変わり、一緒に逃げるのを手伝ってくれることに。


かくして、2人は最近大きな話題になっている星、イセカンダルに向かって厄落としの旅という名の逃避行に出るのであった・・・。



というふう。


主人公の2人の名前を聞いてわかるかと思いますが、江戸時代の有名な俗文学(滑稽本)である「東海道中膝栗毛」から来ているもので、イセカンダルというのもお伊勢さん(伊勢神宮)にお参りに行く話から来ていると思われ。そこに、宇宙モノということで、その元祖とも言える「宇宙戦艦ヤマト」に出てくる目的の星であるイスカンダルをもじったものとも。
・・・これはこれで、結構すげぇなぁと思ったら、さらにもう一ひねり持ってきやがった。何と第1話の終盤に宇宙船から戦闘機が飛び出して、ロボットになりやがった(爆)。
相手の宇宙船も金鯱号かよとツッコみたくなる名古屋市民ですが(苦笑)、とにかくツッコミどころもままあり、それでいて2人の話の駆け引きが「東海道中膝栗毛」のそれを見ているようで滑稽な作り古典をはめ込みつつ、きちんと斬新な作品に仕上げている現代版の「東海道中膝栗毛」と言える作品になったのではと思います。面白いぞ。参った(汗)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)