FC岐阜、昨日はSC相模原と戦いました。
その昔放送されていた「クイズダービー」という番組の中で、司会の大橋巨泉さんが発した有名なセリフの中に、「一人を除いて皆同じ(答え)」というのがありました。「クイズダービー」は、5人の回答席があるという設定なっており、4人の答えは同じだけど、1人だけ違うという状況を指す言葉なんですね。これが4人正解を意味していないのがミソで、大橋さんの言葉運びの上手さを象徴していると思っていますね。ちなみに、1人だけ答えが違っていた場合、たいてい篠沢秀夫さんが「ガーン」と言って返すことがありました。お約束というヤツですね(ニヤニヤ)。
正にその状況が、今回の試合で起こってしまったんですよ・・・。この書き方で推測できるかと思いますが(苦笑)、そのあたりは試合の時にでも。
その前に、試合前の順位状況をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、大阪はFC大阪、横浜はY.S.C.C.横浜になります。
06位 金 沢(41)+3
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 福 島(39)+11
08位 琉 球(39) -2
09位 大 阪(38)+6
10位 松 本(38)+4
11位 相模原(37)+3
12位 八 戸(36)+1
13位 岐 阜(33) -3
14位 鳥 取(31)-14
15位 長 野(29) -7
16位 讃 岐(28) -2
17位 横 浜(27)-17
18位 奈 良(26)-13
=== 入 れ 替 え ラ イ ン ===
19位 宮 崎(25)-13
今回は、あくまで岐阜の置かれている状況を見せることを前提にしているので、プレーオフまでの順位とJFLとの入れ替え戦までの順位だけにしていますが、これより上も下もあるわけで。
さて、見て頂くとわかるように、プレーオフの差もJFLとの入れ替え戦の差も同じ8になっています。つまり、この先勝ち進めれば、上位にも食い込めるようになれるし、この先負け続ければ、危機的状況にまで真っ逆さまとなる状況に置かれているわけです。前節も書きましたけど、テゲバジャーロ宮崎やカマタマーレ讃岐という下位のチームが調子を上げ始めているだけに、この先一つの選択肢を間違えると、後者に陥る可能性が高まってしまうのです。
スタジアムに来てみると、芝生広場にやぐらが組まれていました。
どうやら盆踊りが催されるらしく、先日台風襲来した松本山雅FC戦で行う予定だった縁日を行ったとのこと。
こちらは、自衛隊ブースに置かれていた迷彩服姿のギッフィー。いよいよ自衛隊に入隊されるのですか(ニヤニヤ)。
・・・何か、パッと見、やすこさんを思い浮かべてしまった(苦笑)。
今回は下呂市のホームタウンデーということで、下呂市で育てられているブランド豚になる納豆喰豚(なっとくとん)を使った「納豆喰豚フランク」が売られていました。名前の通り、納豆を飼料の中に混ぜて食べさせている豚とのことです。
今回は、チョリソー味のものをチョイスしました。
これがすごく美味しい。ほどよく乗った脂のジューシーさにチョリソーのピリッとした食感が、たまらなくいい。それに加え、パリっとした食感も素晴らしいので、今回3連休だったこともあり、ビールを買っていたことから、つまみとして最高でしたね(ギャハ)。
あまりの美味しさに、通常のものも買ってしまった(爆)。レギュラーとジャンボとあったのですが、今回はジャンボに。見てもらうとわかりますが、ジャンボは1.5倍の大きさになっています。
こちらは、先程のチョリソー味よりもジューシーさが増したような食感になっており、かじったら肉汁がじゅわりと出てきて、ヤバいなぁと思いましたよ。それでいて程よい塩加減になっているので、ケチャップやマスタードは一切不要。肉の味だけで十分に戦える一品になっていました。
試合に関しては、双方気合いの入った、一進一退の攻防がふさわしいものとなっていました。その中で岐阜はよく攻め、よく守っていたと思います。ここで何とか勝たないとという気持ちが前面に出ていました。
その気合いが頂点に達したのが、前半36分。粟飯原尚平選手のフリーキックがゴール前の混戦地帯に飛び込み、その中にいたイ・ヨンジェ選手が滑り込むような形で放ったヘディングシュートがゴールマウス左側に吸い込まれました。このシュート、甲斐健太郎選手が触ったヤツじゃないかなとかVTRを見ると思えてならないのですが、今までゴールの入らなかったイ選手のシュートだとしておこう(ニヤニヤ)。
しかし、その数分後に、同点に追い付かれてしまいました。抜かれたというのもあるのだけど、岡崎慎選手が最後までボールに追い掛けたシーンを見て、この試合に賭けているものを感じることはできた。今までは、そこまでやる選手がいなかったからねぇ・・・。
ちなみに、写真のものは、クーリングブレイクというもの。飲水タイムの一種なんですけど、WBGT値(気温・湿度・日射・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数)が31°C以上に達した場合に発令されるものだそうです。ただ、夏季期間(7/12~9/1)のみの設定のものが、この時期に設定されたということは、かなり異例な事態だよなぁと。
思えば、去年のこの時期、相模原の試合がアウェイで行われ、その時のキックオフが、このくらいの時間だったんですね。あの時は、何でこの時期で・・・と恨み節でしたけど、今年は逆の立場に。向こう側も同じ思いだったことでしょう。そう思うと、今回ので痛み分けになってくれないかと思いましたよ。
後半に入り、岐阜の攻勢が強まり、よくなってきました。しかし何故かゴールマウスを割れない。枠を捉えたと思ったら、キーパーが弾いてしまったり、バーに嫌われたりと散々でした。何でここまで入らんのやろうなぁ・・・と思っていたら、最終盤に待っていたのは、奈落への招待状でした。
後半45(90)分、相模原の選手が放ったミドルシュートが中山開帆選手を襲う。そこでしっかりキャッチしていたら、試合の流れは少なくとも悪いふうには変わらなかったかもしれない。ところがパンチングのするクセのある選手は、とっさにボールを弾こうとしてしまったようです。その弾いてしまったボールは、あろうことかブラックホールのようになったゴールマウスの中に吸い込まれてしまい、この得点が決勝点となってしまいました。
その後、岐阜はキーパーもゴール前に出る超パワープレーで打開を図ろうとしたものの、パンチングするキーパーの下に球が飛んでくるのだから、運命というのはわからないし、そして頭で合わせた結果は出なかった。一人違う方向(答え)を出していた選手に合わせた時点で、運の尽きだったのかもしれません。それ以前から、運の無い状況が続いていたので、もう運さえも無かったのかもしれませんが・・・。
試合後のゴール裏も、今回のプレースタイルは納得していたようで、大きなブーイングなどもありませんでした。たまたまリスペクトデーだったからという点を差っ引いても、十分戦い抜いたと思っています。シンプルに運が悪い。それだけで負けたのです。ただ、それだけで負けた状況は、ちゃんと考えてほしいものです。もう中山選手を使い続けることがチームとしていい状況を与えるのかと。それだけじゃない。これ以上チームの中でいい流れを生み出せない選手がいるのならば、きっぱりと外すべきだ。人気とかは関係ない。それなら、活きのいい若手やくすぶっている選手にチャンスを与えた方が、同じ負けでも納得できる。今後は、入れ替え戦の恐怖に怯えながらも、着実に勝ち点を稼ぐためのメンツを揃えてほしいものです。
そうなると、次のアウェイになるギラヴァンツ北九州戦は、硬い守備を敷いた増本浩平監督の下で好調だったものの、ここ数試合はその守備を破られており、それが続いています。硬い守備はほぼ変わらないと思うので、まずはその硬い守備の対策を練って、少ないチャンスから点を取るということを練習を通じて磨いていってほしいです。そして、次のホームになるツエーゲン金沢戦で連勝を・・・となってほしいです。
残り試合は10。プレーオフ進出までの勝ち点差は8、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は6。