夏の新アニメ2024、15回目は講談社の月刊マンガ雑誌である別冊少年マガジンで連載中の「杖と剣のウィストリア」です。
原作を手掛けているのは、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」を手掛けた大森藤ノさん。通称「ダンまち」とは、また違った冒険譚になるのでしょうか。今期期待している作品の一つです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、魔法絶対主義の世界の中で、なぜか魔法を使うことができない少年。それなのに、魔法学院に通い、使えない魔法を会得しようとしていた。
彼が何としてでも魔導士になりたい理由、それは先に至高の五杖と呼ばれる高みに上り詰めた幼馴染みに追い付くため。そんな彼の思いを冷酷に見る者は多く、時に彼を退学に追い込もうとする者さえいた。
しかし、彼には誰にも負けないものがあった。それは、超人的な身体能力とそこから繰り出される剣技だった。彼はモンスターを狩ることで採れない単位を補っていたのだ。そして、彼を退学に追い込もうとしていた者を救うことにも・・・。
というふう。
この作品、アクションシーンに関しては、すごく素早く迫力あるものになっていました。ある意味丁寧ですね。もちろん、その丁寧さは、作品の世界観を描く部分でも出ていて、主人公が何者で、どんな境遇に置かれているのかがわかりやすかったです。そして、彼に少なくとも理解者がいるのもわかりました。数少ない理解者によって、彼は支えられているんだなという見せ方の上手さは、さすが「ダンまち」の作者さんだわと。
しかし、それに作画が追い付いていない。作画のクオリティが悪いのではなく、原作の絵が、個人的な部分もあるのでしょうけど、好み(上手)じゃない。だからこそ、絵がすごく足を引っ張ってしまっているように感じてしまうんですよ。
話は熱血感あふれる少年マンガらしいものになっているのに、作画で損してしまっていないか心配です。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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