2021年11月22日

FC岐阜観戦記2021 アウェイ編 その10 耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・

いきなりですが、日本人と欧米人の間で第2次世界大戦の終わった日が違うことは、歴史を学んだ方々ならご存じかもしれません。
日本人にとっての終戦は、8/15。日本がポツダム宣言を受け入れ、玉音放送の流れたこの日(の正午)とされています。今では終戦記念日としてこの日までに亡くなった御霊を癒す日となっています。ちなみに韓国では、この日を光復節として、北朝鮮では、同じく祖国解放日として休日になっています。
欧米人にとっての終戦は、9/2。日本がポツダム宣言を受け入れ、戦艦ミズーリで調印式を行ったこの日とされています。


SHV47_1830一体何が言いたいのかというと、結論を話すことになりますけど、11/21に青森県八戸市にあるプライフーズスタジアムで行われたヴァンラーレ八戸×FC岐阜の試合に負けたことで、終戦となりました。いや、その前に行われたテゲバジャーロ宮崎戦で、事実上の終戦になっていたのかもしれません。


さて、この試合までの状況をまとめましょう。
岐阜は、この日の試合に勝つ以外は終戦となりました。しかし、この試合に勝ったとしても、ロアッソ熊本×Y.S.C.C.横浜の試合で熊本が勝つないしは引き分けになれば、岐阜は終戦となったのです。つまり、岐阜は勝っても、『哀しい勝利』ともなっていた可能性もはらんでいたわけです。そう思うと、負けた方が潔かった・・・というのはネガティブ過ぎる考えなのでしょうか。


このスタジアムまでは、名古屋から東京までは夜行バス、東京から八戸までは新幹線で向かいました。
その後は八戸が出してくれているシャトルバスでスタジアムまで向かったのですが、コイツが曲者だった(汗)。
定員が22名までというのは仕方ないにしても、定刻(この時は11時出発)より10分も早く出るのは、さすがにマズいだろう・・・。『バスが時刻表より早く出発してしまうこと(早発)は「旅客自動車運送事業運輸規則」(道路運送法に基づいて定められた省令)で禁止』されているのだそう(国民生活センターの文章より引用)路線バスではないとはいえ、この規定に当てはまる可能性があると思って、慌てて戻ったんだろうなぁ・・・。
新幹線の接続に合わせて・・・といきたいところだけど、在来線で来る人達のことを考慮すると、始発がこの時間になるのかなぁ。それか仙台から行けばよかったかなと軽く後悔(もうちょっと速くなったはず)



SHV47_1817スタジアムに着くと、デカいトラックが。選手の写真の貼られたデカいトラックだ。<語彙力落ちてるぞ(ニヤニヤ)。



SHV47_1827中はこんなふう。着いたのがキックオフ約1時間前だったので、試合中のものに。
この時期にしては、まだ青々した状態を保っていました。ボコボコというふうではなかったようで。



SHV47_1818この日の試合は、八戸のホーム最終戦ということもあり、いつも以上にスタメシが豪勢になっていたようです。「ヴァン飯カップ」と称して、プライフーズの五穀味鶏という鶏を使った料理でNO.1を競うものになっていました。
写真のように、投票券付のチケットを買うと、一綴り800円で1000円分のチケットがもらえます
・・・欲張り過ぎて2000円分のチケット買っちゃった(ギャハ)。



SHV47_1820そんなわけで、今回は焼きそばとかの定番料理を買えないので、全て「ヴァン飯カップ」対象商品になりました。


最初は、橋向生活改善グループの「力餅入り鶏汁」。ちなみに右は、無料でもらったお通しのようなもので、「キャベツの酢漬け」。ええ、「ザワークラウト」ですな(ニヤニヤ)。



具材は結構多く、メインの鶏肉と餅、そしてきのこにねぎが入っておりました。汁は少し薄めだったけど、鶏肉など素材の旨味が十分に味わえたので、よしとしよう。味に深みを加えたい場合は、上の瓶に入っている辛味噌を入れるといいですね。辛味と味噌のコクが出て、もっと美味しくなります。
なお、酢漬けも美味しかったです。ほどよい酸味で汁がより美味しく感じられますね。


SHV47_1824こちらはタイ料理アピの「せんべい汁」。タイ料理屋なのに「せんべい汁」とは・・・。
説明不要の南部名物料理ですね。



南部せんべいが汁を思いっ切り吸って、少々重い。でも重いからお腹が膨れるというふうでもなく、パクパク食えるんですよね。中身のない団子を食べている感。もっと言うなら芯の少しある餅とも。
先程述べたように、汁を思い切り吸っているので、薄い味なのに、汁の濃厚さを感じられます素材の味わいを思い切り吸い取ってるんですよね(ニヤニヤ)。こちらも鶏肉・きのこ・野菜類・南部せんべいと具は豊富です。汁は薄味なので、飽きの来ないものに仕上がっているんですね。


SHV47_1826で、タイ料理アピでは、こんなものも買ってきた。
「唐揚げ」(左)と「グリーンカレー」(右)です。
「唐揚げ」は結構時間が掛かるようで、でき上がった時にはキックオフギリギリになっていましたよ(泣)。
なお、この店は「パイカ角煮」が有名です。おい、ここタイ料理の店だよな(苦笑)?



今回買った「唐揚げ」は、衣が甘いタイ料理って辛いのもすごいけど、甘いのもすごいのよね。何で唐揚げの衣が甘いのかわからないんですけど・・・。まぁ、パリパリの衣に柔らかジューシー鶏肉がとても美味しい一品でしたけどね。

「グリーンカレー」は、タイカレーの代名詞、辛い味わいが利いておりました。とはいっても、ヒーハー言う辛いふうではなく、日本人でも美味しく食べられる程よい辛さになっておりました。


SHV47_1825最後は、TMコーポレーションの「肉団子入り鶏汁」
つくねの入った団子汁・・・という形容詞化できないのが、何とも(苦笑)。蓋を開ければよかったと軽く後悔。



この団子汁、他の汁物とは違い、結構甘めの味付けになっていました。ただ、具は鶏肉と肉団子と野菜類とやや少なめ。それでも味がしっかりしているので、少なさを感じさせない作りになっていました。


SHV47_1829試合に関して言えば、この日の試合を落としてしまうと終戦になる岐阜は積極的に攻めるかな・・・と思ったら、動きが硬いというのか、何ともチグハグなものに。宮崎戦の時、甲斐健太郎選手のコメントにあった「行くか行かないか、行ってもついてきていない、行こうというタイミングで行けない」が、この試合でも抜け出せていなかったなと。
むしろ、この日の試合のメンツを見て、柏木陽介選手の名が無かった時点で、安間貴義監督は何を考えているのかわかりませんでしたよ・・・。宮崎戦は負けだったとはいえ、少なくともスタメンはそのままでよかったんじゃないのかと。本気で勝たないといけない試合と感じ取れなかったのは、私だけなのでしょうか?
そんなチグハグ感は前半の八戸の得点で露わになったとも。
敵に見事なまでに翻弄され、そこでできた隙に、これも見事なまでに放り込まれた1点目。攻め上がったのはよかったけど、そのためにゴールまでのラインがきれいに見えてしまっていて、それを相手に狙われた2点目。なるべくしてなった失点劇でした。もっとも前半21分に川西翔太選手のシュートがオフサイドになっていなければ、試合展開は変わっていたでしょうね・・・。もっとも、あのオフサイドは取られても仕方ないかもしれないですけど。

後半も八戸が安定の守備を見せたというよりも、岐阜が攻め切れないまま時間切れ。最終盤に富樫佑太選手が決めたものの、宮崎戦と同じく決めさせて自分達でボール保持した方がやりやすいという作戦によるものだと思うので、2-1とスコアはなっていますが、実質2-0でしょう。いずれにしても八戸にとってホーム最終戦になったこの試合、八戸が見事な試合運びで勝ったのでした。



ほぼ同じ時間帯に行われた熊本×Y.S.C.C.の試合は、熊本が勝ち切り、岐阜が勝っていても終戦になっていました。冒頭でも似たようなことを書きましたが、負けて終わってくれたおかげで、潔く最期を迎えられたと思いますわ。


これに伴い、岐阜の今年のJ2復帰は無くなりました。残ったチームがどうなるかは、別記事でお話していこうと思います。


残りは2試合、この2試合で来年どう戦うかをサポーターに見せなければと思います。来年はサバイバルレースになるのは必至。そこに生き残れるような試合をしてほしいと、次の藤枝MYFC戦、最終節になる熊本戦を見て行きたいと思います。


八戸に関する話題は、次回以降に話す予定。


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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)