2022年02月17日

遂にテレビ東京が全国放送に

いやいや、既に全国放送やってるじゃん・・・とツッコまれそうですけど、規模が違う相当なインパクトですよ。


全国のテレビ番組が配信で見られるTVer。大手民放5局(いわゆる五大ネットワーク)のうち、日本テレビ(NNN・NNS)系列がゴールデンタイムなどの一部時間帯で同時配信を開始しています。それ以外の局では、今回紹介するテレビ東京(TXN)系列が昨年12月、フジテレビ(FNN・FNS)系列が今年1月から配信開始予定だったのですけど、技術的問題で延期されていました。しかし、今日になってテレビ東京系列が4月から同時配信を開始することを発表し、その中で局関係者の話にはなりますが、他の民放3局(フジテレビ・テレビ朝日・TBSテレビ)も同時に行う予定であることを明かしています


以前にも書いたかもしれませんが、テレビ東京系列は他の局と比べて圧倒的にネット局が少ないのです。地域で見れば、北海道、関東圏、愛知、大阪、岡山・香川、福岡の6局のみとなり、協力局とも言える独立局を入れても12局のみ(濃淡はあるものの、岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・和歌山の6局になる)になります。それ以外の地域は、番組販売で提供される遅れネット的な扱いだったのに、それが一気に全国的に同時に見られるようになるのです。配信とはいえ、これは大きな飛躍です。
ましてや、TXNのネット局の中でも独立性の高い編成がなされているので、見たい番組がローカル編成で見られなくなるという事態(例えば、火曜日の放送はローカル編成を行いやすい時間帯)が起こったり、逆に見たい番組がローカル局扱いで見られないという事態(最も有名なのは、「土曜スペシャル」で放送される「隅田川花火大会」で、テレビ東京のみでの放送になることが多い)も起こります。TVerでの配信がなされることが決まれば、地元局ではローカル編成になっていても、TVerで見られるようになります。丁度NHKで放送されている「チコちゃんに叱られる」が地域局の特別編成で見られないので、NHKプラスの同時配信で見る・・・という感じになるのでしょうか。


地方ではゴールデンタイムのみではあるもののネット局と同じ恩恵を受けられるようになる、既にネットされている地域ではテレビ東京と同じ編成で見られる・・・とメリットの大きい配信になるのではないのでしょうか。個人的には結構ありがたい話だと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)

2019年08月24日

NHK、TVer参入へ

NHKが民放在京5局(日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)が運営するポータルサイト「TVer」に参入することを決めたようです。8/26より配信を開始するとのこと。
現在は在京5局と在阪5局(読売テレビ・MBSテレビ(毎日放送)・カンテレ(関西テレビ)・ABCテレビ(朝日放送)・テレビ大阪)との連携で行っており、200ほどの番組が配信されているとのこと。名古屋発で放送されている一部の番組が配信していますね。また、ワイド番組のコーナー部分だけを配信というふうにしているところもあります。

NHKの配信対象になっているのは、今回は8番組のみ。配信時にもCMは流れることがないのは公共放送であるがためにCMの制限されているNHKならでは。ただ尺の関係上、公共放送への理解を求める情報が挿入されるそうです。
で、配信される8番組がすごいものなんじゃないかと期待している方もいらっしゃるかもしれないですけど、おおっと思ったのは、「ダーウィンが来た」くらいかな。他は「きょうの健康」とか「きょうの料理ビギナーズ」といったEテレの教養系番組だし、「チコちゃんに叱られる! チコッとだけスペシャル」・「Nスペ5min.」のようなミニ番組(若干CM要素の入ったもの)なんですわ。まだまだ本気じゃないな。


というよりも、NHKが民放の配信番組サイトに参入するとは思ってもみなかったわ。ここを踏み台にして、色々な番組を配信していくと思うんですけど、気になることはいくつもある。

その最たるものとして、「NHKオンデマンド」をどうするのか有料でNHKの番組が見られるものですが、今回その中に入っているものを「TVer」で見られるようになるわけですから、番組いかんでは反発が起こりかねんぞ・・・。
そして、これを見ることで受信料を取られるんじゃないかという疑惑。一応公式サイトでは、同サイトで配信されるNHKの番組は、NHKの放送を受信することのできる受信設備ではないとして、NHKの受信契約の対象にはならないとのこと。ただ、視聴の際にデータを抜かれていて、そのデータをベースに今後行われるであろうネット同時配信での受信料徴収に繋がるのではという懸念はぬぐえないですけどね・・・。


まぁ、見られるのはいいと思う。ただ、そこからNHKの受信料を払う足掛かりにされないかだけが心配です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2015年07月16日

遂に民放が動いた

かねてから言われていた、番組を見逃した時のアフターフォローとも言える配信がついに実現しそうです。


民放キー5局(日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)はドガッチを運営するプレゼントキャスト運営の下で、見逃した番組を広告付無料動画で配信するキャッチアップサービス「TVer(ティーバー)」を立ち上げると発表しました。
対象となるのは、キー局が放送するドラマ・バラエティなどで、配信期間は放送終了後から次回放送までの1週間ほどになるとのこと。今年の10月から開始予定で、スタート時には10番組が配信される予定とのことだそうです(つまり、可能性として各局2番組ほど)。これを多いと見るのかまだまだと見るのかで、この配信サービスの評価が分かれるところですね。


放送終了後から次回放送までの1週間ほどとはいえ、PC・スマホ・タブレット関係なく観賞可能になっているので、いつでもどこでも見られるのは大きいと思っています。何より、地域格差が無くなるというメリットがあり、特にテレビ東京の番組が全国で見られることになるので、これまで遅れネットや放送されなかった人気番組もすぐに見られるようになります。
今のところ在京キー局の番組のみになりそうですけど、これが将来的に在阪・在名など地方局をキー局にする番組にも対象が広がってくればと思っております。配信期間もニコニコチャンネルのように、放送終了後から次回放送までの1週間ほどは無料、それ以外で見たい場合は有料というふうでも十分採算は取れるのではないかと思います。違法動画の撲滅のためにも、各局が素早い対応をできるようにしてほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)