2015年07月16日

2年縛り、緩和されるか?

現状ケータイ・スマホ・タブレット・モバイルWi-Fiルータなど携帯電話・通信端末と称されるものに対しては、「2年縛り」というルールが存在しております。この2年縛りというルール、各携帯電話会社(以下キャリア)が苦肉の策で作ったものとも言えます。

このきっかけとなったのは今は亡きツーカー、ツーカーセルラー東京・ツーカーセルラー東海・ツーカーホン関西の3社からなるキャリアが行った施策に端を発します。2002年頃でしょうか。
当時ユーザーの囲い込みを促すために、利用料金を2800円/月(無料通信料2000円分。通話料20円/30秒)にする代わりに、2年契約を行うという施策「BEST」という契約サービスを開始しました。これが思いのほかヒットし、契約者数減少に歯止めを掛けたかったボーダフォン(現ソフトバンク)が「ハッピーボーナス」という割引サービス(年間契約割引の一種)として展開開始。そして、ソフトバンクに変わる2005年頃に端末料金の償還に組み込まれていた通話料金を安くするという名目で2年縛りの料金プランを展開するというふうになり、以降他キャリアも追随するようになっていきました。

その結果2年縛りという料金プランが当たり前となり、端末料金もいわゆる0円ないしは1円というものが極めて減る結果(0円ないしは1円で購入できるようになっても、分割払い(月賦)で端末代金と共に支払う形)となり、キャリアはますます2年縛りの料金プランに依存するようになりました。


この2年縛りというのは、BESTの頃から指摘されてはいたのですが、更新期間というのが極めて短い。例えば4月に契約した場合、2年後の3月の1ヶ月間が更新月と言われる期間になるのですが、この告知というのは月々送られる紙の明細書(当時。現在はウェブ上の明細になっていることが多いと思われ)かキャリアショップでの案内以外では確認が取れないという代物でもあります。後に更新月は購入月から2年経過した前後2ヶ月間にはなっているものの、その間以外で解約やMNP(番号ポータビリティ)を行った場合、高い違約金を支払うことになります。


ここまで横柄なことができるのは、国がガイドラインを作成していなかったことが大きな要因とも言えます。つまりはキャリアの自主規制・自主対応に委ねていたわけで、これが事態を悪化させたとも言えます。
そこで、国がついに動き出すことを決めたわけです。理由は言わずもがな。更新月がわかりにくいのと、そもそも毎回利用者の同意も無く自動更新されること事態が問題、2年縛りのないプランもあるもののキャリアが積極的に紹介していないということも挙げられます。これらが「利用者の選択は実質的に機能していない」と判断したからでしょう。

国が提案した新しいプランは2年縛りという拘束そのものは残すものの、その2年経過して以降は好きな期間に他キャリアへの変更が可能になるというふうです。これ自身を採用するのか否かはキャリア側に向けられたわけです。


個人的には、0円ないしは1円で販売していた頃のプランにしても差し障りがないと思っています。料金プランは若干高めになりますけれども、端末代金が入っていることを勘案すれば、長いこと使った人には機種変更の際の特典を厚くすることで、不公平感が無くなるものと思います(実質機種変更で元々安いモデルは0円ないしは1円で機種変更できるというものもありましたし)。購入サイクルを早める点でもキャリアの繋ぎ止めの面でもメリットはあると思いますけどねぇ・・・。


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2013年10月13日

秋・冬の新機種2013 au編 後編

秋の新機種au編、後半は様々な機種の紹介になります。


まずは、海外メーカーの機種(スマートフォン)から。


⑤isai LGL22
韓国のメーカーLGエレクトロニクスから発売されるストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.2。5.2インチのフルHD・IPS液晶を搭載している。ベースはグローバルモデルのLG G2で、日本ではKDDI(au)との共同開発モデルになる。
IPX5/7相当の防水機能だけでなく、ホームを4つのカテゴリに分類して、上下のフリック操作によって時系列に情報を表示することで、個々のアプリを起動することなく、様々な最新の情報を入手できる「isaiスクリーン」、2回連続タップすると点灯ないしは消灯ができる「ノックオン」、着信が来た際に耳を傾けただけで通話できる「アンサーミー」、マルチタスク機能である「Qスライド」などといた独特の機能を搭載している。

個人的感想
基本的にはグローバルモデルがベースになっているものの、かゆいところに手が届くという言葉がぴったりな独特の機能を備えている。特に煩わしい操作なく電話に出られるのは忙しい人にはありがたいかも
さらに、日本仕様ということで防水(それに加え、おサイフケータイ(FeliCa・NFC)や赤外線通信)も付いているので、水仕事をしている主婦にも薦めやすい機種でもある。
ある種異彩(異なった趣を持つ)かつ偉才(優れた才能のある)な機種になれるポテンシャルは持っているかもしれない。


⑥GALAXY Note 3 SCL22
韓国のメーカーサムスン電子から発売されるストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.3。5.7インチのフルHD・有機EL液晶を搭載している。
付属のタッチペンで様々なアクションができる他、マルチウィンドウにも対応している。その他3200mAhの大型バッテリーを搭載しているだけでなく、腕時計型デバイス「Galaxy Gear」との連携も可能になっている。

個人的感想
やはりこの機種は「Galaxy Gear」ありきの物になってしまうだろう。「Galaxy Gear」は発信はできないものの、機種から掛かってきた電話やメールを受け取ることができるようになっている。1.63インチのタッチディスプレイになっており、視認性も悪くない模様。
新し物好きな人にはオススメの機種。もちろん「Galaxy Gear」込みになるのだが。


続いては一般的なケータイから。


⑦MARVERA(KYY08)
3.2インチのフルワイドVGA・IPS液晶を搭載した折りたたみ型のケータイ。
IPX5/8相当の防水・IP5X相当の防塵、MIL規格相当の耐衝撃機能を搭載した他、mamorinoシリーズの連携が可能になっている。

個人的感想
この機種は基本的にGRATINAとあまり変わっていない。ただデザインの違い・カラーリングの数の違いくらいとも。ここまで来ると好みの問題なので、いいなと思った方を選んでほしい。ただ、一言言えるのは、機能面では充実しているということだ。


3番目はタブレット・モバイルWi-Fiルータの新機種から。


⑧ARROWS Tab FJT21
10.1ワイドQXGA・TFT液晶を搭載したストレートタイプのタブレット端末。OSはAndroid4.2。
IPX5/8相当の防水・IP5X相当の防塵機能、特殊強ガラス・ウルトラタフガードを備えている。また急速充電・指紋認証機能・自宅のHDDレコーダーで録った番組を外で見られる機能・マルチコネクション・9600mAhの大型バッテリーを搭載している。

個人的感想
タブレット端末ながらも、機能は充実しており、ちょっとしたノートパソコンよりも充実しているかもしれない。通信もLTE・3G・Wi-Fiに対応しており、通信面での不安はあまりない。
ノートパソコンからの買い替えを検討している人は、勘考してもいいのかもしれない。


⑨Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14
2.4インチQVGA液晶のタッチパネルを搭載したモバイルWi-Fiルータ(データ通信端末)。
UQコミュニケーションズから提供される新規格であるWiMAX 2+に加え、WiMAX・800MHzの4G LTEバンドにも対応している。また3000mAhの大型バッテリー・おくだけ充電(Qi)を搭載している。


次回はドコモの新機種紹介です。


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2013年10月12日

秋・冬の新機種2013 au編 前編

秋・冬の新機種を紹介する前に、お詫びから。
以前、『1~3月発売の機種を春モデル、4~6月発売の機種を夏モデル、7~9月発売の機種を秋モデル、10~12月発売の機種を冬モデルという位置付けに変更していく予定』としていましたが、これまで通り『4~6月発売の機種を春モデル、7~9月発売の機種を夏モデル、10月~12月発売の機種を秋モデル、翌年の1~3月発売の機種を冬モデルというサイクル』に戻します。申し訳ありません。やはりこちらの方が自然でやりやすいと思います。


では、秋・冬の新機種紹介、今回からはau編です。ここでは同じKDDIの傘下に入っているUQコミュニケーションズ(以下UQ)の話題にも触れていきます。


au自身の特徴は、800MHzのプラチナバンドを備えたLTE基地局設置数NO.1という点これはiPhoneシリーズのことを踏まえてのことなのでしょうけど、4~5月に発生し、6月に発表された通信障害と人口カバー率の虚偽の後だけに、この発表が本当にその通りなのかということをきちんと精査してほしいものです。

そしてここで目立ったのが、UQの新サービス「WiMAX 2+」に関して。
既に9/30にUQ単独で発表され、10/31サービス開始ということなどもわかっていたのですが、今回WiMAX2+を搭載したモデルを販売するということで、改めて紹介していました
今回発表されたWiMAX 2+とは、下り最大110Mbps(将来的には最大220Mbpsまで高速化の予定)・上り最大10Mbpsを誇るものになっており、WiMAX 2+に関しては契約開始から25ヶ月に関しては通信量上限なし(それ以降は7GB/月の制限を付加する予定)となっています。
それでいて、WiMAXとの併用が可能なだけでなく、auの4G LTEとの併用も可能になっています(4G LTE併用の場合は1055円/月が後述する基本料にプラスされる)。料金(基本料)に関しては、3880円/月(25ヶ月契約の場合)の「UQ Flat ツープラス」のみになっています。
なお、WiMAX 2+からはSIMカード方式になるので、いわゆる機種変更(機器追加オプション)などは無くなるということです(簡単に言うと、3G以降の機種が行っている契約変更(買い増し)方式になって行くものと推察)
これにより、SIM対応機器ならいくつでも機種を利用できるものの、WiMAX内蔵型機種の場合はその恩恵にあずかれないため、強制的な変更を伴うことになります。また複数年契約を強いられることになり、長期契約を嫌う人には苦しいものになりそうです。
ただ、普段からauを使用しているユーザーには、「auスマートバリュー mine」というセット契約(auスマートフォンで「LTEフラット」・「ISフラット」・「プランF(IS)シンプル」のいずれかに加入し、かつ新発売されるWi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14で「WiMAX 2+ フラット for DATA」を、同一名義で2年契約もしくは4年契約するもの)で780円/月(2年契約)~980円/月(4年契約)割引されるというものもあるので、一気に普及が進む可能性もあります。


では、ここから新機種の紹介です。今回は国産メーカーの機種紹介です。


①Xperia Z1 SOL23
5インチのフルHDを搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.2。海外でも展開されている「Xperia Z1」がベースになっている。
2070万画素のCMOSカメラを搭載し、充実した撮影機能も備えている。またauの機種では初めてフルセグに対応している(既に搭載されているワンセグ同様、付属アンテナケーブルが必要)
なお、卓上ホルダが同梱されている他、IPX5/8相当の防水・IP5X相当の防塵機能を搭載する。

個人的感想
カメラ機能に関してはかなり充実しており、高性能レンズGレンズやソニーのCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、そして同社の独自の画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を使用することで、よりきれいな映像が撮影でき、撮影シーンを自動で判別してくれる「プレミアムおまかせオート」も組み合わせれば、自身の撮影能力よりもきれいな写真も気軽に撮ることができるので、カメラ機能を堪能したい人にオススメ。
またフルセグ機能も搭載されているので、家にいない時でもきれいな画像でテレビ番組を楽しむことができるものの、録画できないのは残念なところ


②AQUOS PHONE SERIE SHL23
4.8インチのフルHD・IGZO液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.2。
1630万画素のCMOSカメラ、3000mAhの大型バッテリー、IPX5/7相当の防水機能・IP5X相当の防塵機能、フルセグだけでなく、端末を握っただけで様々な操作(画面オフ→ロック画面への変更・着信音のボリュームダウン・バイブ機能のオンなど)ができる「グリップマジック」を備えている

個人的感想
液晶の大きさやカメラ機能はソニーの機種には劣るものの、機種としてのバランスは素晴らしいものになっている。
フルセグに関しては視聴だけでなく録画も可能で、卓上ホルダが同梱されるだけでなく正規品のACアダプタとの併用で最大60分で1日分以上の充電が可能になっている。
ちなみに、握っただけで様々な操作ができ、異常な画面回転を抑えられる「グリップマジック」はなかなか素晴らしいと思われ。


③ARROWS Z FJL22
5インチのフルHD・RAM搭載TFT液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.2。ARROWS Zになってからauでは第3弾になる。
IPX5/8相当の防水機能、卓上ホルダと純正のACアダプタとの併用で10分で充電できる急速充電機能の他、指紋認証機能、Wi-Fi・3G・LTEの3つの周波数帯を同時接続できるマルチコネクション機能を搭載している。

個人的感想
この機種に関しては、急速充電とマルチコネクションが光っているどちらも忙しい人にオススメしたい機種だし、繋がりにこだわる人であれば、特に後者は重要になってくると思われる。

④DIGNO M KYL22
5インチのフルHD・TFT液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.2。
IPX5/8相当の防水・IP5X相当の防塵機能、60分で約8割が珠で充電できる急速充電機能、スライドスクリーン機能を搭載している。

個人的感想
この機種に搭載されている片手が塞がっていてももう一方の片手で画面全体を下げることのできる機能は忙しい時にはぴったりの機能だと思う。これ以外にもキーボードサイズの調整など使いやすさを十二分に引き出している。それ以外は平均的とも。


次回はauの海外モデルなどの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:13Comments(0)TrackBack(0)

2012年12月27日

来ると言ったらあっという間に来た

先回、UQコミュニケーションズのキャンペーンを紹介したのですが、結局キュウベエの策略に乗ってしまいましたよ(ギャハ)。ええ、契約しちゃった(てへぺろ)。
なぜかクレジットの情報が読めない(残高の面とかは全く問題なかった)というおかしな事態が起こったものの、その件でサポートセンターに電話した(正確にはUQ側から掛かってきたので取りついでもらった)ら、何事もなく契約が遂行されやがった(爆)。そこから、PC上のトラブルじゃなかったのかというふうに思えるのですが、はてさて・・・。

そんなやり取りがクリスマス前の出来事だったのに、その翌々日くらいに来やがった。UQ仕事早すぎ(苦笑)。


ISW11F_20121226_224649559というわけで、今回通販で買ったのが、NECのAterm WM-3600R。今持っているAterm WM3500-Rの正統後継機種になります。シール貼りですが、Windows 8にも対応しています。



ISW11F_20121226_224724546今回はブラックにしました。
今回の赤にあたる機種がピンクだったということと、他の色にしたかったのと、今回は買わなかったもののクレードルを買うことになった際に黒なのを考えれば同じのにしておきたいということでこの色に。
以前のものより一回りほどコンパクトになり、以前は側面にあったスイッチ類が正面になって押しやすくなりました。
ちなみに、スイッチは凹みが付けられています



使い勝手の面は以前と全く変わらず。セッティングの面でもほとんど変わらず行えるので、最初少々手間を患ったものの、機械オンチとも言える私でもセットアップできました
でも、相変わらず電波が1個しか立ってないんだよ(泣)。なぜか家の住所で確実に調べられて、それが○になっているのにね(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)

2011年02月18日

気分でも悪いのかい(ニヤニヤ)?

現在、超高速通信WiMAXで全国に展開しているUQコミュニケーションズ(以下UQ)
この会社が打ち出すCMは実にインパクトがあり、ネコが箱の中に滑り込んだり、縄跳びを超高速で飛ぶ女子とかルービックキューブを瞬時に完成させる男子とか登場し大きな話題になったことがあります。


そんなUQが久しぶりに新しいCMを打つことになりました。
そのキャラクターに任命されたのは、ガチャピンとムック。
どちらもフジテレビ・BSフジ系のポンキッキシリーズのキャラで、ある意味同系列のイメージキャラの様相を呈しています。ちなみに、ガチャピンは恐竜の、ムックは雪男の子供
で、先程も言いましたけどCMに登場することになったのですが・・・。


真っ青。



・・・おい、どうした(爆)。
UQのマスコットに任命されたからか、(精神的に)ご病気になってしまいましたよ(ギャハ)。
・・・ある意味♪たべちゃうぞ以来の強烈さ(爆)。UQ、早く治してあげて(ニヤニヤ)!
なお、真っ青な2匹が大活躍のCMは関東・静岡・中部(東海)・関西・広島・福岡で見られるそうですそれ以外の地域の人達はUQの公式サイトでご確認下さい。


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