2022年06月24日

アホですわ

兵庫県尼崎市の人は、出身地がどこかと聞かれると、決まって「尼ですわ」と答えるらしい。しかし、今回の一件、今回の事件どこであったのと言われたら、皮肉交じりにこう答えるでしょう「アホですわ」と。


兵庫県尼崎市で市内全員の人口にあたる46万人分の個人情報などの入ったUSBメモリを紛失したという話が6/23に入ってきました。紛失したのは、尼崎市が委託していた大阪府大阪市の会社で、尼崎市の新型コロナウイルス臨時特別給付金の支給事務全般を担っていたとのこと。

時系列はというと、6/21に大阪府吹田市のコールセンターで市民の問い合わせに対応するために必要だった個人情報を関係する別会社の40代男性社員にUSBメモリを使って尼崎市からデータを持ち出し、吹田市のコールセンターで入力する移管作業を行うよう大阪市の会社が依頼しました。そのため、40代男性社員は尼崎市の許可がないと持ち出し不可のはずの個人情報を抜き取り、吹田市まで持って行ったのです。兵庫県と大阪府の境を越えるとはいえ、街としては隣同士なので数十分というふうでしょう。
その後、作業を終えた40代男性社員は、大阪市の会社の社員3名に飲みに誘われ、午後7時半から3時間居酒屋で飲酒を共にしているのです。
恐らく酩酊状態になった中で帰宅の途に就いたのでしょうけど、その際に路上で寝てしまい、翌(6/22)朝未明に目が覚めるとUSBメモリの入ったカバンを紛失していたことが発覚警察と大阪市の会社に事の仔細を連絡、そして大阪市の会社が尼崎市に事の仔細を連絡したとのことです。
当然ながら警察と社員(30人ほど)による捜索が行われるのですが、今日になってUSBメモリの入ったカバンが発見されたとのこと。しかも発見された場所が、40代男性社員の住んでいるところではないマンションだったというのですから、性質の悪い話で呆れるばかり・・・。しかもスマホの位置情報でわかったのですから、オマエスマホも忘れてるのかとますます呆れるばかり・・・。
そのかばんは、中身を荒らされる様子もなかったとのことで、USBメモリもいじられた様子がないとのことですけど、もしかすると闇サイトに・・・ということもあるので、引き続き監視をすることになっているらしい。何でそこまでピリピリしているのかというと、ネット上の話ではあるものの、あまりに不自然だという点緊急会見を行った際に尼崎市の担当者がパスワードを類推されるような発言(パスワードの桁数を言ってしまったらしい)をしているからでしょう。もう業者も業者なら、クライアントもクライアントだなとますます呆れるばかり。


まず40代男性社員に厳しい沙汰を下すべきだと思います。46万人の個人情報を晒してしまいそうになったのですから、厳しく見ないといけないのは当然です。そして大阪市の会社・吹田市のコールセンターにも厳しい処分を願いたいです。相手が派遣社員だからとかではなく、モラルハザードに対する対策を練らないといかんのです。
そして尼崎市も被害者面をせずに大いに反省してほしいです。USBメモリは市の許可がないとUSBメモリに抜き出せないし、仮に行ってもその後にUSBメモリから速やかに消去するルールも順守されていない点に対して、尼崎市の認識の甘さを自己追及するべきではないかと。最悪尼崎市長の責任問題になるものと思われます。辞職しろとまでは言いませんが、それなりの責務を負うべきだとは思います。


ともかく、こんなアホな話、二度と起こさないでくれよと思う次第


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)