2021年04月30日

春の新アニメ2021 ベスト

春の新アニメ2021、今回はベスト作品の紹介です。
今期もいい作品が揃っていて、実に迷った。冬もいいって言ったけど、春もなかなか。見ている作品数は少し減ったけど、いい作品は多い気がしてならんのです。そんなハイクオリティな争いになっている今期、また悩みながら決めていこうかと思います。


今期のベストは、「Vivy -Fluorite Eye's Song-」にしようかと思います。今期も滅茶苦茶迷って、この作品に至ったからね。
オープニングの衝撃的な展開、前後編的な話の流れなのに、尺が短いとは思わせない見事な詰め込み具合、(絵的な面も話の面も含め)1話1話のディティールのよさ・深さがにじみ出てくるあたり、かなり練り込んでいると思います。昨今のオリジナル作品では当たりの中の当たりになりそうな予感。今後の展開も気になって仕方ありません。あとは主人公と未来から来たAIとのやり取りが1980年代のアメリカ映画のノリっぽくて、また滑稽なのよね(苦笑)。あの時期の作品が好きな人なら、オススメです。

2位は、「スーパーカブ」でしょう。「Vivy -Fluorite Eye's Song-」とは僅差なのよね。
絵の描写の上手さ(モノクローム的な絵の色で主人公の夢の無い世界を描いているのですが、バイクを持ってからはフルカラー化され、色とりどりの世界になる)もそうなんですけど、バイク一つで世界がこんなに広がっていく・変わっていくんだというのが、登場人物の表情や行動からもにじみ出るあたりでわかるという、これまた表現面での秀逸さが光っております。正直ここまですごい作品だと思いませんでした。今後はバイク仲間とのフレンドシップが画かれていって、より一層深い色合いを出してくれるでしょう。

3位は、「灼熱カバディ」
もうむさ苦しいほどのスポ根(笑)。でもカバディを通じて徐々に心を開いていく主人公の成長を描いた作品でもあるんですよ。あとは仲間の個性(アク)の強さに感服(爆)。それだけじゃなく、カバディというスポーツを深く知ることのできるいい作品でもあります。随分先の話ではありますが、2026年には愛知・名古屋でアジア競技大会が開催されます。そこでカバディは大会種目として登場するので、そのあたりで再放送して下されば(ニヤニヤ)。なお愛知・名古屋の前、2022年に中国の杭州で開催されるので、そこで見返そう(ギャハ)。

次点は、「ゾンビランドサガ リベンジ」
「やくならマグカップも」・「聖女の魔力は万能です」、そしてこちらも2期になる「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」もよかったんだけど、やはりこの作品が上になるわ。
もっと上でも正直いいんですよ。相変わらず無茶苦茶やってるけど、ちゃんとまとまってて面白い仲間の友情のアツさとマネージャーのアツい展開が今回もきっちり描かれているので、文句は無いんです。でも、上に挙げた3つは、アツい部分や表現力という特徴を上回ってるので、敢えてこの作品を次点にした次第です。


次回はワースト作品の紹介です。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 22:36Comments(0)

2021年04月07日

春の新アニメ2021 その2 Vivy -Fluorite Eye's Song-

春の新アニメ2021、2回目はオリジナル作品の「Vivy -Fluorite Eye's Song-」です。
構想そのものは5年前に始まり、その後企画・脚本家の選定を経て、今回放送となったようです。その際、原作に関わるのが、「Re:ゼロから始める異世界生活」の長月達平さんということから、原作小説をたたき台にして作品を作り上げる形を採っているので、大きなアレンジも加えられたとのことです。この形で上手くいくかどうかが気掛かりではありますけど、元々実力のある方々なので、問題ないと思いたいですね・・・。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


AIが働く夢と希望の複合テーマパークでキャストとして働く主人公は、歌で皆を幸せにするためにステージに立つのだが、評判は芳しくない

そんなある日、100年後の世界からやって来たAIと出会う。いわく、100年後にはAIの暴走により人類との間に戦争が起こって多くの死者が出るという事態になり、唯一AIの暴走に巻き込まれなかった彼女に望みを託したとのこと。
何を言っているのかわからず、バグがウイルスか何かと思っていた彼女だったが、次々と彼の『予言』が当たっていく様を見て、徐々にではあるが彼の言うことを信じ、未来を変える100年の旅に出ることとなる。



というふう。


しかし、いきなりものの5分も経たないうちに、100年後の未来を見せられて、あまつさえ虐殺ショーだなんて序盤だけで見るのを背けそうな展開なのは、正直どうなのとは思ったのですけど、これを見せることで物語の結末を変えねばならないという伏線だったのだとしたら、致し方ないのかなぁとも。
内容そのものは、未来を変えることを前提にして動いているので、話としては分かりやすいし、もどかしい部分はあるものの、彼女の葛藤もしっかり描かれているので、見ていて感情移入しやすいですね。
一方で、未来を変えるためにやって来たAIがやたら胡散臭い(苦笑)。ともすればアメリカ映画に出てきそうな陽気ながらも口の悪いキャラに仕上がっていて、日本人好みなのかというと、うーむなキャラですな。このキャラの性格が好きになれるか否で、この作品が好きになれるかでしょう。個人的には、2話連続放送だったんですけど、結構引き込まれていきましたね。


『血生臭いドラえもん』というような作品になっているかなというのが、個人的な感想ですけど、先述の通り、ぐいぐい引き込まれる作品だと思うので、是非見てほしいですわ。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)