パソコンがダイナミックに変わったとされるWindows95。マウスを使ってアイコンをクリックするという現代パソコンの原型とも言えるこのスタイルに驚いた方もいたことでしょう。逆に、そんなの昔からあったわい・・・とほぞを噛んでいたのは、マックことMacintosh(マッキントッシュ)ユーザーなんでしょうね(実は現代パソコンの原型を築いたのはマックで、Windowsは、それを模倣したというのが、マックユーザーの主張)。
そんなWindows95には、不思議なスクリーンセーバー(いわゆる画面焼けを防ぐための措置)が展開されていました。正式名称は「3D Maze(3D迷路)」というのですが、正式名称はほとんど知られていなかったので、「例の迷路」とか「あの迷路」などと呼ばれることが多かったようです。よく家電量販店のパソコンコーナーで見掛けたという人も多かったのではないのでしょうか。
その「3D Maze」とは、いきなり迷路に放り込まれたプレイヤーが、色々なオブジェクトに遭遇しながらゴールを目指し進んでいくというものです。
初登場から約四半世紀、技術というのは進んでいると実感しましたよ。この「3D Maze」をソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」というツールで再現したどころか、歩けるようにしてしまったのだよ!
元々スクリーンセーバーなので、操作することはできなかったですから、ただ操作することができるだけでもおおってなるところで、よもや仮想現実空間の中に入り込んでしまえるなんて・・・となってしまうでしょうね。
しかし、今見るとかなりチープな作りなのね(ニヤニヤ)。それでも当時は素晴らしいと思えたのですから、技術の進化を実感するいい機会なのかもしれませんね。