この大量の垢BANは現在に始まったことではなく、3・4年くらい前にも起こっているのです。その時は、申し立てにかなり苦労する事態になっていて、英語以外にインド系の言葉じゃないと申し立てができないというトンデモ状況だったらしい。今回は、まだ立て直しが楽なようです(それでも大変なんだろうけどね)。
で、この垢BANの原因は、3・4年前の時と同じく「繰り返しの多いコンテンツ」に該当してしまったからが一番多いようなんですけど、今年の垢BANに関しては、それ以外にも理由があるようです。
近年はショート動画に力を入れていると思しきYouTubeの時流に伴い、配信者もショート動画作成に力を入れている人が多いのですけど、その過程で「信頼できないコンテンツ」・「量産型のコンテンツ」が増えてしまったようで、そのことを憂慮した運営が徹底的に取り締まるようになったようです。そして、「繰り返しの多いコンテンツ」も「量産型のコンテンツ」と規制対象を広げたことも相まって、ショート動画以外にもゆっくりボイスといった合成音声やAI音声(いわゆるロボットボイス)も規制の網に掛かってしまったようです。
このロボットボイスは、ショート動画以外にも通常動画で使っている人が多く、特に日本では主流になっていることから、大量の垢BANが発生しているのでしょう。
端的に言えば、運営はオリジナルかつ本物のコンテンツを求める傾向が強く、租雑乱造できるAI関係の動画は規制に入れるべき案件と判断しているのでしょう。その点は全くその通りだと思います。しかし、ロボットボイスをそれに当てはめるのは、ナンセンスじゃないかと思うのですよ。そのあたりは、運営が海外の人間なので、わかりにくいんでしょう。以前の垢BANでも思ったのですが、運営は『アップされる動画は生声と顔を出すことが是である』と思っているのでしょう。そのうち、日本では主流のロボットボイスやVTuberは規制の対象になるかもしれません。
というか、もうそこまでAI敵視の延長線上でロボットボイスも見ているなら、ロボットボイスを禁止にする規約でも設ければいいと思うのですが・・・。そうした方が、YouTubeの方針としてわかりやすいし、本来の動画配信として正常になるとも思えますわ。ただ、それを適用すれば、少なくとも日本ではYouTubeで配信しようと思う人達は激減するでしょうね。現在は往時の勢いがないニコニコ動画に戻ってくる機会が増えるのではないのでしょうか。そうなると世界の主流はYouTubeだけど、日本ではニコニコ動画が主流というケータイのようなガラパゴス化が進むかもしれません。ただ、ロボットボイスの文化を守るのなら、それがいいんじゃないでしょうか。


