そんなフロムイエロートゥオレンジから新作ゲームがリリースされるとのこと。何でも2009年にiOSで展開している「one-dot enemies」を基にした5種類のゲームを詰めた「ONE-DOT GAMES」を発表しました。
「one-dot enemies」は1ドットの敵をタップで潰すことを目的としたもので、広告などの宣伝なしに累計29万ダウンロードを達成し、EDGEというイギリスのゲーム雑誌の編集長であるトニー・モットさんが監修した「1001 Video Games You Must Play Before You Die(人生で必ずプレイすべき1001のビデオゲーム)」にも選出されています。
「ONE-DOT GAMES」は、そのゲームの続編とも新作とも言える位置付けになっており、開発には当時制作に携わったSTUDIO-KURAが行い、企画には立命館大学映像学部とその教授である飯田和敏さんが携わっています。
「ONE-DOT GAMES」は先述の通り5作品が収録されるのですけれども、どんな作品が収録されるのか、ここから紹介していきましょう。
1つ目は、「ONE-DOT ZERO」という立命館大学映像学部(通称ゲームゼミ)の学生が企画したもので、スマートフォンを傾けながら見えない1ドットを操作し、画面の黒いドットを削っていくというもの。削れば削るほど画面が白くなり、1ドットの行方が分からなくなるので、難易度が上がっていくというふうになっています。
2つ目は、「ONE-DOT Blink」という元ワープの開発者が企画したもので、プレイヤーが瞬きするたびにセルフカメラが起動してしまい、敵である1ドットが増殖してしまうというもの。そのため、瞬きをできるだけしないで敵を潰すことが目的となります。今回発表された5作品のうち、最も「one-dot enemies」に近いものなのだそうです。
3つ目は、「ONE-DOT Block Breaker」という開発に携わっているSTUDIO-KURAが企画したもので、1ドットをボール代わりにして迫ってくるブロックを崩すというものになっています。いわゆるブロック崩しの亜流なのですが、迫りくるブロックを避けることもできるのも特徴になっています。ただ、それに集中すると1ドットの行方が分からなくなるので、いかにブロックをかわしながらブロックを崩すかがポイントになってくるのでしょう。
4つ目は、「ONE-DOT GARDEN」という1つ目と同様に立命館大学映像学部が企画したもので、庭に咲いている花を害虫から守るものになっています。いかに長く咲かせ続けられるのかを念頭に置いているのだそうですけれども、そのために庭に置かれた石や花粉を集めに来たと思われるミツバチがポイントになるとのこと。
最後は、「ONE-DOT floaters」という「アクアノートの休日」や「太陽のしっぽ」などでお馴染みで、立命館大学映像学部の教授でもある飯田和敏さんが企画したもので、歳を取るとよく出るようになる飛蚊症をテーマに、実在はしないのに自分自身には見えてしまう飛蚊を敵に見立てて潰し、視界をクリアにしていくというものになっています。
「ONE-DOT GAMES」は、5/17にiOS / Androidで配信予定(配信開始時は3ゲームのみで、「ONE-DOT GARDEN」と「ONE-DOT floaters」は後日配信)となっております。また同作品のリリースを記念して、iOSのみだった「one-dot enemies」のAndroid版が5/21より配信されます。どちらも無料とのことなので、気になる人は落としてみてはいかがでしょうか。
ダウンロードする前に体験してみたいという人は、5/22~5/24に京都市左京区にあるみやこめっせ(京都市勧業館)で開催されるBitSummit PUNCHに出展予定とのこと。また「KENJI ENO 55 Memorial Live」という飯野さんの追悼ライブも開催するとのことだそうです。
なお、飯野さんが過去に企画したタイトルの復活や新作展開も視野に入れたシリーズ拡大も検討されている他、飯野さんが晩年に発起人となり立ち上げた「イルカ(ILCA)の学校」という若手育成プロジェクトをフロムイエロートゥオレンジの企業理念として盛り込むことも併せて発表されています。
イノケンの遺志は、今後どう化学変化を起こすのか、楽しみですね。