2012年10月21日

秋の新機種2012 ソフトバンク編 前編

秋の新機種、今回はソフトバンク編です。


ソフトバンクに関して、まず最初に挙げられるトピックはイーモバイル率いるイー・アクセスとの合併。詳細はこちらに譲りますが、未だに解せない・・・。これに伴って、次のサービスに関する話が出てくるわけで。
それがiPhone5の発売とそれに伴うSoftBank 4G(以下4G)の本格的開始(iPhone5のみ4G LTE)
4Gの本格的な開始に伴って、当初は行う予定のなかったデザリングを急遽提供することになりました。理由はイー・アクセスとの合併で強気に出られることから来るんですが、ホントにauがやるから・・・という対抗策という面が強いですね。なお、デザリングサービスは2年間無料提供とのこと。
その他、Yahoo!との連携強化がなされ、ソフトバンクのケータイ番号をYahoo!のIDとして利用できる他、490円/月で映画や音楽のプロモVなどが見られる「UULA」、同じく490円/月とテレビに繋ぐドングルを使用するだけで、HD画質の映像を楽しめる「SMART TV スマテレ」などがあります。


では機種の紹介をしていきましょう。今回は年内発売予定の機種を紹介していきます。来年以降の機種は2013年の春モデルとして紹介していく予定です。


①iPhone5
アメリカのアップルから発売されるストレートタイプのスマートフォン。4インチのIPS液晶を搭載している。OSはiOS 6。
以前の機種よりディスプレイが大きくなり、かつ軽く(112g)コンパクト(薄さ7.6mm)になっている。CPUはA6という以前のものより2倍という処理速度の速いものを採用している。
機種はこれまで同様16・32・64GBの容量モデルが販売される。

個人的感想
後述することになるau版との差はあまりなく、通信方式の違いくらい(auはCDMA EV-DO Rev.AおよびRev.B、ソフトバンクは3G)。そうなると好みの問題になってくるが、基本的には繋がるエリアの多いところで決めるといいのかもしれない。
処理速度の速さには目を見張るものがあり、ボタンを押したら即反応というのは他のスマホではなかなか見られない特徴といってもいいだろう。


②RAZR M 201M
アメリカのモトローラ・モビリティから発売されるストレートタイプのスマートフォン。4.3インチのQHD有機EL液晶を搭載している。OSはAndroid4.0(後日4.1にバージョンアップ予定)
ディスプレイにはゴリラガラス2、背面にはケブラー繊維という耐性強化が図られている。

個人的感想
ソフトバンクのモトローラ機種は、実に8年ぶり。ボーダフォン時代に出た問題のひどさに伝説的になったともいえるモデル702MO / 702sMO以来となる。
この機種は海外展開しているDROID RAZR Mをベースにしたもので、ホワイトのみ日本オリジナル展開のものになっている。
前述の点と耐性の強化が図られている以外はそれほど大きな特徴のない機種。それでもモトローラフリークにはうれしいお知らせだと思う・・・ただ既にauで出てはいるが(苦笑)。


③STREAM 201HW
中国のメーカーHuawei(華為技術)から発売しているストレートタイプのスマートフォン。4.3インチのQHD有機EL液晶を搭載している。OSはAndroid4.0(後日4.1にバージョンアップ予定)
高速起動をウリにしている。

個人的感想
この機種は海外展開しているAscendをベースにしたもので、ドコモで発売するAscend HW-01Eとは兄弟機種になる。
電源を押して立ち上がるのに約5秒(電池を抜いてから挿し込んだ後の起動時除く)と高速起動をウリにしている以外は大きな特徴のない機種。ドコモの機種では搭載されているワンセグ・おサイフケータイ・赤外線通信・防水機能を搭載していないのも痛い。


④PANTONE 6 200SH
4.5インチのHD・NewモバイルASV液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.0(後日4.1にバージョンアップ予定)。
25色のカラーリングだけでなく、1900mAhの大容量バッテリー、NFCが搭載されている。

個人的感想
この機種は通算7代目のPANTONEケータイスマートフォンになってから2代目ということもあって、こ慣れた印象もある。ただ、他の機種が色々盛り込んでくる中、まだまだ目立つのがカラーリングでは情けないものがある。
ちなみに、今回200SHになっているのは、次の番号にあたる201SHがプリペイドケータイで発売していたため。そのため、来年発売のシャープの機種は202SHとなる。


次回はディズニーモバイルの新機種紹介です。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:12Comments(0)TrackBack(0)

2012年09月25日

本当にソフトバンクは詰めが甘い

「iPhone5購入を予定している方には、現在持っているiPhoneを最大2万円で下取りします」。
これはソフトバンクモバイルが打った大バクチiPhone5発売日から11/30まで行われているキャンペーンで、現在は下取り対象機種がiPhone以外のケータイでも一部対象になっているとのこと(詳細は公式サイトで確認下さい)。

このキャンペーン、確かに一定の効果を揚げる結果になったものの、ソフトバンクモバイルサイドで買い取り可能か否かを判断するという点と機種に応じて引き取り額が違うという点が古物営業法に違反するとのことで、警察から指導を受ける結果にもなりました。
今回古物営業法違反で問われたことというのは、いわゆるゲームソフトやDVDなどの中古買い取り基準と同じような感覚になるのではないかと思います。


まぁ、毎度のことというのか、ソフトバンクモバイルは詰めが甘い0円販売の時にはドコモやauでも同じようなことをやって行政指導を受けていましたけど、口火になったのはソフトバンクモバイル。そこから芋づる式に他社に至ったという経緯があります。
それ以外にも、MNP(番号ポータビリティ)でシステムダウンを引き起こしたり、個人情報が漏えいしたり、振り込め詐欺対策が未だなされていなかったり本当に携帯電話会社としての体がなっていない。ドコモもauも時に酷いなと思うけど、ソフトバンクモバイルのひどさは目に余るものがあります一時のセガのようとも思ったのですが、それを例えに出すのも申し訳ないとさえ思えるほど


なお、今回のキャンペーンは古物商の免許を持つソフトバンクの関連会社ソフトバンクテレコムが引き継いで行うとのこと。そのため、これまでショップ引き取りになっていたと思われる端末が郵送扱いになります。しかし、この方法は煩雑になりがちなのと、送ってからしか判断されない(要はこれまでショップのチェックが入ったことでOKかNGかの判断ができた)ので、買った後でダメだから割引なし・・・なんてことになった場合、買った店とのトラブルになりかねないぞと。
今後この手のトラブルが増えると(過去ソフトバンクショップで働いていた経緯を踏まえても)私は確信しています。こんなことは言いたくないですが、ソフトバンクを買う人は正直かなりナーバスな人が多いので、この手のトラブルを引き起こしやすいと感じているからです。
詰めが甘いで終わればいいですが、パンドラの箱を開いちゃったとなると火消しが大変になるからなぁ・・・。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:17Comments(0)TrackBack(0)

2012年09月21日

そのiPhone、盗むのアンポーン

バカだよねぇ・・・の一言、それが結論。


今日発売のiPhone5。アップルストア・auショップ・ソフトバンクの販売店などで大小問わない規模の販売セレモニーが全国各所で行われておりました。いわば1億総祭り状態と言ってもよかったでしょう。数日前から並んで待つほどの熱狂ぶりは相変わらずなばかりか、予約の段階で前作のiPhone4Sの倍の数が入っているということでさらに熱狂的になっているのが今回の特徴でもあるわけで。


しかし、その熱狂が違うベクトルに向かって、冷や水になったんじゃないかと思えるのが今回の事件
発売前日の入荷日から発売当日までの間のわずかな時間(販売当日の深夜1時~4時半頃の間ではないかと推測されている)を狙って、窃盗団グループと思われる一団が根こそぎiPhone5を奪って行ったとのこと。犯行場所は関西圏で、大阪府内で191台、兵庫県で約30台、滋賀県で5台の計約220台。大阪での盗難は詳細がわかっており、au版が2店舗で75台、ソフトバンク版が1店舗で116台とのこと(いずれもキャリアショップと言われる携帯電話会社が運営ないしは携帯電話会社が代理店に委託して運営してもらっている専売店)


言いたいことは色々あるのですが、代理店ないしは運営サイド、そしてiPhone5を盗んだ窃盗団に対しての2つの視点から見て行こうかなと。


まず、代理店の警備がザルすぎ
普通警備会社に頼んでるとは思うのですが、どうしてここまで緩いの?それとも盗まれやすい場所にiPhone5を置いていたとしか思えない。貴重な商品を扱っているという認識が全くなかったんだろうなぁ・・・。

こういう場合、入口のそばに置かない・わかりやすいところに置かない・何かしらのバリケードを作って時間稼ぎをできるようにしておくなどの対策を練っておかんといかんのになぁ・・・。私自身ここまで熱狂的な商品を売ったことはないんですけど、これくらいの対策は練られますよ。
代理店の本部も、代理店の本部に一旦一括入荷させて、販売当日に店長に分配するとかの自衛策を練ってほしかったですね。タイムロスはありますが、早朝出勤とかの対応で十分やれる確実なセキュリティだと思いますよ。
恐らく、入念な下調べの上でザルだと見抜かれているのだと思うので、警備面での猛省は避けられないと思います。今後二度とこういったことが起こらぬよう見直しを計って下さいと言いたいです。
運営サイドも上記の点や今回のような不測の事態を練られていなかったことを反省してもらいたいです。早急に盗難品対策を始めてほしいと願っております。


そして、窃盗団よ、そんなiPhone5盗んでどうすんの?
はっきり言って、カネにしたかったんだと思いますが、「バカじゃね?」の一言で一蹴ですよ。

ご存知の通り、iPhoneをはじめケータイには製造番号やIMEI(製造識別番号)があり、そこからその商品の所有者がわかる仕組みになっています。そのため、今回盗んだ製造機種はすぐに特定され、仮に持ち込まれた場合、すぐに足が付いてしまうという算段オークションで流した場合もそこから足が付く可能性があるので、盗んだことが全く無意味なわけです。
そして、iPhoneシリーズのSIMカード(以下SIM)は他のSIMとは違い特殊なものになっているので、スマートフォンや一般的なケータイで使っているSIMを挿し込むことができません。それだけでなく、これまでのiPhoneシリーズとも違いiPhone5はnanoSIMと呼ばれるmicroSIMよりさらに小さい物を採用しているので、過去のiPhoneシリーズとも互換性がありません
あまつさえ、日本で販売しているiPhone5はau版・ソフトバンク版と分かれているように、SIMロックが掛けられています裏技でハックする(破る)ことができるとは言うものの、かなり高度な知識が必要とされ、そんな苦労をするくらいなら、アメリカや香港で売ってるSIMフリー版を盗んだ方が合理的だったりします。


以上のことから、日本でiPhoneをはじめとしてケータイを盗んでも旨味がないと言えるわけです。


窃盗団、早く自首すれば罪は軽いぞ。逃げ遂せようとか早まったことはするんじゃない。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:32Comments(0)TrackBack(0)

2012年09月17日

MNP割でいいんじゃね?

もうすぐiPhone5の発売が始まるわけで、現在au・ソフトバンクともども熾烈な顧客獲得合戦を繰り広げておりますが、この陰に隠れて、auはこっそりと始めるサービスがあります

それが他社ではXi(ドコモ)・SoftBank 4G / SoftBank 4G LTE(ソフトバンク)・EMOBILE LTE(イーモバイル)と呼ばれているLTEサービスauではLTE 4Gという名称で始められます。
いわゆる第3.9世代携帯電話の通信規格で、平たく言えば、より高速・大容量な通信ができる規格でもあります。
そのLTE普及を図ろうと画策して、起爆剤に据えたのがiPhone 5だったのではないかと思っています。


さて、そのサービス実施を記念して、乗り換えを促進しようと打った施策が割引キャンペーンだったわけですが、その名称が「男性割 / 女性割」というもの
・・・あまりに直球すぎて笑ったわ(苦笑)。

このサービスは、既に実施されている乗り換えキャンペーンとかぶるもので、MNP(番号ポータビリティ)によるスマートフォンの新規契約の際、誰でも割またはスマイルハート割引に加入し、かつ「LTEフラット」か「ISフラット」、もしくは「プランF (IS) シンプル」に加入することが条件のもの。これに加え、乗り換えキャンペーンのサービス(スマートフォンの利用料金から最大24カ月間、毎月980円を割り引き)が乗っかります。

しかし、これだけストレートな名前になったのは、前に「のりかえ割」という名称をソフトバンクが使っている関係で使えないことから来た苦肉の策なんだろうな・・・。それならMNP割とか引越割とかの名称でやったほうがいいんじゃないかと、マツコ・デラックスさんとかの新宿2丁目界隈の方々から意見が上がっております(ニヤニヤ)。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月22日

ドコモ涙目・・・いやソフトバンクも涙目

9/26に控えたauの新機種発表会を前に、大きなニュースが飛び込んできました。
auからアップルのスマートフォンiPhoneが発売される可能性があると日本経済新聞を始め一部の新聞の夕刊で報道されました(うちの地元の夕刊でも載っていました)。


これまでは、輸入品を除きソフトバンクモバイル(ソフトバンク)の事実上の独占契約だったことはご存知の通り。この事実上の独占契約のおかげで、ソフトバンクは通話料の安さと購入価格の安さで一気に独走し、ボーダフォン時代には「MNP(ナンバーポータビリティ)が始まれば『草刈り場』になる」とまで言われたほどだったのが、現在はauに猛追するほどの勢いになっています(純増契約数NO.1を確か2年以上続けていたような)。


このiPhone販売権をauが契約できたことで、これまで劣勢だったスマートフォンに対して優位に立てるばかりか、選択肢が大きく広がるので、これまで純増数がほとんど10万以下だった状況も打破できるようになるかと思います。

そして最も優位に立てるのが電波に対して
ソフトバンクは急激に契約者数を伸ばしたものの、インフラである電波はあまり改善されていないとされています。確かに一部地域では孫社長の一言で改善されたとはされ、コミケなどイベントでは移動電波車を派遣してよくしたりと必死のイメージアップを図っています。ただ、それでも地方を中心にまだ追いついていないのが現状です。さらに、ここに来て問題になっているスマートフォンが引き起こすトラフィック(通信がひっ迫した状態)。これがソフトバンクユーザーの不満点としてMNPへの着火点(不安要素)として挙げられるでしょう。
今回iPhone5からauは販売を開始するとしていますが、これが現実のものとなると、初代iPhoneやiPhone 3GSのようなケータイを持っている(つまりは『満期』を迎える、または『満期』を越えた)ソフトバンクユーザーが電波の悪さを嫌ってauへ映る可能性も考えられます。この数は少数かもしれないですが、iPhone6・7・・・と進むに従って、auへの加速度的な流出は止まらなくなる可能性も考えられます。それだけ、iPhoneへの期待と快適さは繋がってくるのです。


ところで、なぜアップルがここまで態度を軟化させたのでしょう。
推測ですが、ジョブズCEO(当時)が退任したからだと考えられます。これまではジョブズCEOが徹底的に秘密主義を貫いたばかりでなく、アップルのビジネスモデルを重視してきたことが考えられますドコモがアップルとの契約に頓挫したのも、iモードが積めなかったからとされています。
またジョブズCEOと孫社長とのホットラインがあったから契約がスムーズに進んだとも言われています

で、今回auと契約を結んだのも、新作発表会の前にリークされたのも、ジョブズCEOの『重荷』が取れたからと考えられます現在集団指導体制を採っているアップルは、業績を盤石なものにするために、1社独占を辞め、かねてから進めていたauとの契約を結んだのでしょう。この情報が漏れたのも、ソフトバンクやドコモへのけん制の可能性も考えられます。


今は詳細な契約内容が出ていないだけに、憶測でしか書けないわけですけれども、恐らくauがアップルと契約してよい大きな要素があったからに違いありません(一番考えられるのはEZweb絡みの可能性)
本当に9/26の新作発表会が気になるところです。さて、どう出るのでしょうか。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:22Comments(0)TrackBack(0)